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庄原での「空き家問題」

空き家を活用できれば、家の寿命も延びる

空き家はそのままにしておくと、そのうち取り壊さなければならなくなります。
庄原にあるたくさんの古民家は、庄原ならではの建物で、今、同じものを作ることは難しいと思っています。

「庄原の財産」なんじゃないか?って思うのです。

そんな風に感じている私たちは、「空き家になっている」古民家を、どうにかして「人が住んでいる」古民家にしたいと考えました。
人が住むことによって、建物の寿命が延びていけば、庄原の里山の風景も、より価値が上がって行くのではないかと思うのです。

空き家なのに貸せない

庄原には、たくさんの空き家があります。
しかし、今、庄原で「古民家に住みたい」という移住者がいても、貸したり売ったりできる古民家がないのだそうです。
それを聞いたときは、とても驚きました。どうしてなんだろうと。

理由は、以下のようなことではないかと考えられています。
・仏壇がそのままになっている
・残置物が残ったままになっている
・金銭的に困っていない。もしくは、困っていると思われたくない

このような理由で、せっかく移住して来た人が、古民家に住むのを諦めてしまうのは勿体無いと感じました。

私たちの考える空き家を減らす方法

私たちは、次のようなことをすれば、少しは空き家が減っていくのではないかと考えました。

Step1

私たち「庄原10年PJ」が、空き家オーナーとお寺の住職を繋ぎます。
空き家オーナーに「仏壇供養」を勧め、住職により仏壇供養を行います。
その後、仏壇や残置物を「庄原10年PJ」が、廃棄・リメイク・販売等を行い、家の中を空っぽにして、貸せない理由を払拭します。

Step2

空き家オーナーにとっての問題が払拭されても、実際に住める状態でない物件も多くあります。
そこで、「より良く住む」ためのリノベーションを行います。
ビルダーと提携し、そのビルダーが「適切な断熱」と「リノベーション」を行い、スムーズに古民家を提供できる仕組みを作ります。

「住める古民家」が増えることによって、移住に迷っている人も、庄原への移住を決断しやすくなるのではないかと考えました。

人脈作りはこれから

この計画を行うには、現地での人脈作りが必要になってきそうです。
・建築(断熱・リノベーション)
・住職(仏壇供養)
・ガス屋(地域のライフライン情報を持っている)
・助っ人(残置物片付け・仕分け その他)

ひろしま里山ウェーブ」の里山体験がきっかけで、現地の人たちと繋がることができました。行政に携わる方もいらっしゃるので、どんなことなら補助対象になるか?また、人を紹介してくれないか?など、これから掘り下げて行きたいと思います。

次は、東京での試みをお伝えします!




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