見出し画像

サービスを押し付ける無駄な行為

 どうも、自転車屋の店主です。

 開業当時、集客の一環として空気入れ無料サービスを行っていました。

 来店された方全員の自転車に空気を入れて手間が大変でしたが、割と好評だったんですよね。

 とくにお年寄りの方などは自分で入れるのが大変なようで、 よくお礼を言われました。

 で、最終的には空気入れは完全セルフサービスになりました。

 空気入れ無料サービスを止めた理由は多々あって、上の記事で書いたような費用対効果的な側面もありますが、こちらが無料で空気を入れてあげる無料空気入れサービスが「無駄なサービスを押し付ける無駄な行為」と感じられたことも理由の一つです。

 「空気入れますよ」と声掛けすると、無視されたり、「自分でやります」と迷惑そうに言われたり、といったことが少なからずありました。

 店員に声をかけられたくない、コミュニケーションをとりたくない、自分のものを他人に触らせたくない、などお客さんなりに理由があったのだと思います。

 そういったお客さんにまで「空気を入れますよ」と声をかけることは、こちらが無駄な作業をして嫌がられるという誰も得をしない結果しか生みませんよね。(もちろん、空気を入れてもらったほうが嬉しいお客さんのほうが多数派だとは思いますが)


 お客さんに価値提供していこうという気持ちは尊いものだと思うのですが、うっすらlose‐loseな行為になっていることもあるので、気をつけていきたいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?