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立ち読み・試し読み

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本のまえがき・あとがき・ぬきがき、イベントレポートやインタビュー記事など、ちょっと立ち止まって読んでみてください。
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記事一覧

【さきよみ・あとがき】尾久守侑『倫理的なサイコパス――ある精神科医の思索』より「…

あとがき   いつの間にか精神科医になっていた。もちろん記憶がないわけではない。医学部を…

晶文社
2週間前
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【さきよみ・表題作】尾久守侑『倫理的なサイコパス――ある精神科医の思索』より「倫…

倫理的なサイコパス  特に暇というわけではないが、今やらなければいけないことに取り組む気…

晶文社
2週間前
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詳細目次『話が通じない相手と話をする方法』

第1章 会話が不可能に思えるとき  最低なやつとの会話   不可能な会話とは何か?   不…

晶文社
3か月前
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たちよみ『話が通じない相手と話をする方法』監訳者解題(by 藤井翔太)

はじめに本書は、Peter Boghossian & James Lindsay, How to Have Impossible Conversations:…

晶文社
4か月前
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たちよみ『もし友だちがロボットだったら?』訳者あとがき(by 永井玲衣)

大人たちは、子どもの「哲学的な問い」が大好きです。子どもたちがじっと考え込んでいる姿が大…

晶文社
6か月前
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コンテンツ飽和時代、人生を着実に退屈にする「効率重視のパラドックス」を乗り越える…

 初めに、いまから200年ほど時をさかのぼって、その時代の天才詩人ゲーテの代表作『ファウ…

晶文社
9か月前
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【目次】『教室を生きのびる政治学』(岡田憲治著)

序章 大前提:力を抜いて自分を守る――善・悪・社会 ◆教室のなかの安全保障 日々の悩みや不満から始める 「今日からあなたは主権者です」 ◆だれも立派な人にはなれません 自分の足元から考える 天気予報も出口調査もハズれる 頭と身体を動かすために 立派な人になるより切実なこと ◆友だちが100人も必要なワケがない ゆるくつながること 顔も知らない隣人たちの集まる「社会(ソサエティ)」 僕たちは一人残らず弱くて小さい ◆世界史に一度しか登場しない僕たち 一人の人間がいることの奇跡

【さきよみ】岡田憲治『教室を生きのびる政治学』より「はじめに」全文掲載!

はじめに   突然だが、こういうモヤモヤする経験はないだろうか?  とある学校行事に向け…

晶文社
1年前
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立ち読み『香川にモスクができるまで──在日ムスリム奮闘記』プロローグ

プロローグ 「香川県にモスクをつくろうとしているインドネシア人がいる。その男は、溶接工で…

晶文社
1年前
27

立ち読み『黒衣の外科医たち:恐ろしくも驚異的な手術の歴史』訳者あとがき

「外科医が書いた外科手術の歴史に関する本を訳していただけませんか」  晶文社の編集者、…

晶文社
1年前
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女性が痛いといっても信じてもらえない理由|10月12日発売『「女の痛み」はなぜ無視さ…

日本の読者へ バングラデシュで生まれ育ったアジア人女性として、長年続く家父長制的な(特に…

晶文社
1年前
130

障害とパートナーシップ会議 アーカイブ視聴リスト(第1回~最終回)

石田月美さん、鈴木大介さんによる「障害とパートナーシップ会議」のアーカイブ視聴が下記から…

晶文社
1年前
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勇気ある率直な女性たちの話|【8/29発売】『ママにはならないことにしました』プロロ…

プロローグ 40歳になったらこの話ができるかもしれないと思っていた。  40歳になったとたん…

晶文社
1年前
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ロシアのウクライナ侵攻を受けて、建築に何が可能か(『増補版 戦争と建築』)

大量の難民のための空間をどうするか 『サピエンス全史』(二〇一一年)で知られるユヴァル・ノア・ハラリは、人類の最悪の敵だった飢餓、疫病、戦争はもう克服しつつあると楽観的に論じていたが、残念ながら、世界はコロナ禍で覆い尽くされ、一人の政治家の暴走によって、ロシアの空域が閉鎖され、スポーツや芸術の世界から同国の選手が排除され、あっという間に冷戦下に戻ったかのような状況に突入した。アメリカによるイラク戦争のときもテレビの情報をいかに占拠するかは重要だったが、大きな違いは、現代はネ