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「まわりと話が合わない…」 天才が凡人に理解される日は永遠にこない。




こういうのって自分で言うとウザいと思われるだろうけど、
本当に思っているから隠さずに言うね。




ぶっちゃけ、僕は自分のことを天才だと思っている。


誰にもできない発想ができるし、それは価値がある。

そう思い込んでいる。


※注意
ここから先は僕が天才だという前提で話しが進んでいきます。



★天才の苦悩



僕は、自我が芽生えはじめた中学生の頃から
とにかく人と話が合わなかった。


高校や大学でもまわりの人とは話が合わないままだった。
むしろ、どんどん合わなくなっていった。

例えば、
僕が興味のあること、気づいたことなどを
一生懸命話をしても、ぜんぜん共感してもらえない。


僕は特段話すのがニガテというわけではなかった。

今はmcや人前で話すことなど、しゃべりの仕事をすることもあるが、
わかりやすいと評価をいただいている。
なので話をするスキル自体は高い。


しかし、話の途中で相手にポカーンとした顔をされたり
「何言ってるかよくわからない」
と言わることがよくあった。


他にも、僕と他人のおもしろいと感じるポイントがずれていた。

僕が面白いと思って話したことは共感を得られない。

逆に、"みんな"がおもしろいと感じている
ことのおもしろさが理解できなかった。



そもそも、彼らの話す会話のほとんどに興味が持てない。

「〇〇が酔っ払って…」みたいな身内のどうでもいい話、
流行りの歌手、ドラマ、芸能人が結婚しただのなんだの。

僕はその話に興味がないから、
彼らに混じって話を聞くのは苦痛だった。
もちろん、自分からそういった話をすることはなかった。
 


それから僕は一匹狼になった。
無理に集団に所属し、彼らに理解を求めることを諦めた。

そして自分がおもしろいと思うものを
誰にも話すことなく、ひとりで考え続けた。




転機が訪れたのは、それらをネットで発信してみてからだ。

あるとき勇気を振り絞って、SNSで僕のやりたい企画を公開してみた。

すると、それに対しておもしろいと言ってくれる人が現れた。

(ちなみに、当時は代々木公園を借りた本格的なファッションショーと、野宿チーズフォンデュという謎の企画をしていた)

ようやく共感してくれる人が現れた。
僕はすごく嬉しかった。

それから僕は、SNSのようなネット上だけに留まらず、
リアルの世界でもいろいろなイベントに行って人と話すようになった。

そして今は主にブログで発信している。



自分が何かを発信する側になると、関わる人間が一変した。

旅人、アイドル、タレント、怪談師、変な遊びを作ってる人、YouTuber、起業家、変わった農家。
 
彼らは、カタチこそ違えど同じスピリットを持っていた。

常に成長を求め、自分と向き合い続け、
"自分のやりたいこと"をはっきり持ち、
それに向かって行動している
つまり

"天才"

だった。

 

彼らの話はおもしろい。
そして、僕の話も興味を持って聞いてくれる。
自分を貫き通している"天才"たちの話は、問答無用でおもしろかった。



★僕は凡人とも関わりたかった。


こうして僕は、"天才"たちとは話せるようになった。

しかし、"天才"はどこにでもいるわけではない。

当たり前だけど
普段出会う人のほとんどは凡人で、

彼らとはあいかわらずうまくコミュニケーションがとれなかった。

だけど僕は彼らともコミュニケーションを取りたかった。

せっかく出会ったにも関わらず、
会話ができなくてひとりだけ寂しい思いをするのは嫌だ。

そして僕は、改めて凡人と関わることにした。

「天才だって凡人と仲良くなりたい。」

 




★実験 凡人と1週間過ごしてみることにした。



《メンバー構成》
・30才女性(ネットショップ運営兼アルバイト)
・27才女性(ネットショップ運営)
・22歳男性(学生兼YouTubeの動画編集)
・27歳女性(マッサージ兼アルバイト)

《実験1》

1〜6日目
→僕は自分を殺した。
僕が本当に話したいことではなく、周りの話に合わせて求められる人間を演じた。



《彼らが話していた内容》

・わかりやすい評価がある知り合いについての話

「〇〇さんはすごい。」と言ったその人物に対して全肯定でほめる。

〇〇さんの話を断った僕には、もったいない。 話を受けるべきだよと強く言われる。

話の節々にも〇〇さんがこう言っただとか、
他人の話ばかり。

みんなして褒めたたえる様子が宗教みたいでなんだか気持ち悪かった。

肩書き、結果、数字でしかものごとを見ず、その話しかしない。
結果がある人は全肯定。ない人は否定から入る。

 

・ライトなネタ

芸能人とか、流行りの音楽の話。

ウケを狙った話

彼氏がどうだ、いい人紹介してほしい、結婚考えるよね…

この仕事時給よくてラクだよ。

・とにかくインスタ

オシャレかそうでないかだけの評価。

ヒマさえあれば常にインスタグラムをひたすら投稿し続ける。

インスタでの"誰か"の話題。
メンバーのインスタを見て褒め合う。

話を中断してインスタの投稿。何よりもインスタが中心。



《僕の関わり方》
僕は彼らに馴染む努力をしてみた。

・周りの人たちに自らライトな話題を振る。
「〇〇は何がおいしいの?」

・あいづち「そうなんだねぇ、沖縄はコンビニの時給が低いんだね〜(オウム返し)」

・僕自身もウケを狙って軽くボケる。

・食事や、ミーティングは僕が仕切る。

・自分から自分の話はしない。
「仕事は何してるの?」
と聞かれて活動を話すことや、料理の味付けについて聞かれるから話すが、
僕が話し始めてもすぐに相手が興味をなくすのでそこで話をやめる。

・シモネタは僕も話したり聞くのは好き。
これだけはストレスなく会話できた。

こうして自分を殺して場に馴染んでみた。

《実験2》

・最終日の7日目、居酒屋で飲んでいるときに本当に僕が話したいことを話してみた。

「誰かのやり方を真似するんじゃなく、自分のやり方を貫きたい」という話や、
「今後どう生きたいのか。」という話をした。

すると、困った顔をされる。
それでも話したいことを話しきった。

僕がAというやり方にこだわりを持ってやっているという話をすると
「そんなに難しく考えなくていいよ」と言われた。
「Bすればいいじゃん」と薄い言葉で軽く流されたりもした。


僕は彼らが言うことはすべて考えつくして、やったうえで言っているんだけど…。


むりやり話をそらされる。
2人で目配せして「困ったね」という顔をする。


「何を言おうとしているかよくわからない」
と言われる。


また、彼らに対しても
「今何を考えて生きていて、今後何をしていきたいのか」
を聞いてみた。

もちろん、こんな堅苦しい言い方ではなくて
やさしい言葉で引き出そうとしてみた。

だけどだめだった。
「今、その話しなくてよくない?」
と言われた。


話してくれた人も
「次どんなアルバイトをしたいか」とか、
「結婚して幸せな家庭を築きたい。そのために男にもっと収入のいい仕事をやるように説得している」
などという話をされた。


僕のしたい話ではなかった。

その後、今回の実験の趣旨を話し
「僕と接していて感じたことを嘘なく話してほしい」
とお願いするとこのようになった。


・僕が自分を押し殺していた
1〜6日目はとてもよかった。
・7日目はよくなかった。
楽しい雰囲気で居酒屋に行った時は楽しいライトな話をするもんだと言われる。



難しい話は、そういう雰囲気がある時かバーに行ったときにしかしてはいけないらしい。

難しい‥‥



★僕はいつだって本気で話をしたい。



僕は、〇〇さんの話を聞きたいわけじゃないし、おしゃれかどうかはどうでもいい。

それより、あんたが何をしたとか、何を考えてるとか、何をしたいとかを聞きたいんだよなぁ。


自分のしたい話を全部我慢するのもストレスだった。

僕は常に本気で話をしたい。

居酒屋だろうが、公園だろうが常に本気で話したい。常に成長していたい。
気づきも成長もない話には興味がない。


深い話はちょっと…
っていうけど、僕からしたら普段からしているから深くもなんともないんだけどな…

彼らと僕は根本的に"生きる"スタンスが違うのだと思った。



ここで誤解のないよう言っておくが、
凡人と天才どちらがいいとか悪いとか言うつもりはない。
凡人には凡人の幸せがあるし、天才には天才の幸せがある。
それでいいと思う。 自分の生き方に納得しているのなら。


凡人と天才は純粋に生きている世界が違うのだ。




★天才たちへ。


凡人として生きることをやめ、
何かを成し遂げる"天才"たちへ。

残念ながら、君は一生"凡人"とわかりあうことはできない。

彼らは僕らのことを理解することはできない。


彼らは
テレビに出る、カネになる、そうして
社会から評価されてはじめて
凡人は天才の話に興味を持つ。

彼らは"すでに評価された人"
しか評価できない。

いや、正確には評価はできていない。
評価された人のことを全面肯定するファンか、全面否定するアンチにしかなれない。

理解ではなく、崇拝、盲信。

値札がついていないものには
価値を感じることができない

 

だから僕は覚悟を決めた。


僕は

凡人に理解してもらうことを諦めた。

何かを成し遂げる天才であるために。

 



君はどうする?

天才として生きるならば、凡人に理解してもらうことを諦めろ。
凡人が理解できるものに価値はない。
自分の信じた異常な道を突き進め。


凡人に理解してもらうためには、
思考を放棄してあなたが凡人になるしかない。

選べ。
どちらも手に入れることはできない。

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