愛は縛れない。読切デジタル誌『FEEL FREE vol.2』編集後記を公開!
こんにちは。SHODENSHA COMICS編集部です。
6月26日(月)より、SHODENSHA COMICSの読切デジタル誌『FEEL FREE vol.2』が配信スタートしました。
2か月連続配信企画の第2弾。創刊号であるvol.1はLINEマンガにて絶賛配信中です。
この媒体を立ち上げるにあたって込めた想いや、vol.1の収録作品の編集後記は下記の記事に綴っております。ぜひご覧いただけると嬉しいです!
今回も引き続き、vol.2のテーマ、そして各作品の編集後記をお送りします。どうぞお楽しみください。
愛は縛れない。
vol.2は前号とは作品の色が少し変わり、様々な関係性で結びついた人々にフォーカスを当てた物語を集めました。
友愛、無性愛、ブロマンス、性愛…。愛のかたちはそれを築いていく人や関係性の数だけ存在していて、どれも等しく尊重されるべきものです。
私たちが誰かと築く”愛”は誰にも縛ることができないし、”愛”が持っている力は何かに縛られたりしないくらい強いものだと信じたい。
そんな想いが伝わる作品集になっていたら嬉しいです。
『プラネタリプル(後編)』須澤彩夏
前編のラストでは、あおと雪乃が同じ宇宙空間にいたことが判明…!2人が共に過ごす中で少しずつ気持ちに変化が生じていく様子が見どころです。須澤先生の紡ぐ言葉にはハッとさせられることが多く、後編では第7話「ここにいる」で学校の席について語るあおのシーンが印象的でした。ネームを読んで心が救われるような感覚になったのを覚えています。生きていて息苦しくなる瞬間が訪れるときもあるかもしれませんが、そんな時は『プラネタリプル』のことを思い出して、肩の力を抜いてもらえたらいいなと願っています。(上代)
『ヒロインにあこがれて』伊咲ウタ
部活と恋愛が世界のすべてだった高校生の頃、それが息苦しかったことにずっと気付けないでいました。そんなあの頃の私に読ませてあげたいな、と強く思いながら、伊咲先生と一緒にこの作品を編みました。あんじゅがとりごろも先生に会いに行くシーンの「自分の中のいろんなことがすんなりわかった気がして…」というセリフがとても好きです。物語に触れることは、自分自身を見つめることでもあって、それが大切な人を傷つけないことにも繋がるのだと思います。この作品は私の光です。私もあんじゅのように、私だけの物語の”ヒロイン”になりたいです。(川端)
『岡田くんは今日も言えない』小針かわず
学生時代の想い人がかけてきた突然の電話からはじまる一夜のサスペンスです。物語の大枠は小針先生が元々構想されていたもので、そこから登場人物の心境を掘り下げて、キャラクターや演出を検討していきました。話せば話すほど主要人物である岡田と魚住のキャラが深まっていき、このお話だけで二人の物語を終らせてしまうことが惜しくなり、原稿完成と同時に連載作として続編を作っていくことに決めました。公開の時期はしばらく先になると思いますが、楽しみにお待ちいただければ幸いです。(山田)
『××しないと出れない部屋』月島綾
昨年末、「ずっと描きたかった『××しないと出られない部屋』にしました。」という文章と共に初稿のネームを頂きました。当初は0日婚をテーマにする予定だったのでとても驚いたのですが、気分を切り替えて読むと、むむ…おっ面白い!!すぐにお返事してこちらで行きましょうとなりました。月島先生は『PerfectCrime』や『あなたを、呑む。』など、近作では原作付きが多い印象ですが、今回は原作からご執筆いただくということで、また違った一面が拝見できたと思います。新連載も準備中とのことなのでイチ読者として楽しみです!!(角野)
vol.1も絶賛配信中です。併せてチェックしてみてください!
vol.3以降は不定期での配信となりますが、今後も積極的に読切作品をお届けしていきます。
持ち込みも絶賛募集中ですので、ご興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたらぜひ作品お送りください!お待ちしております。
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