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ビジネスでも重要なSDGsや環境問題を知るのに役立つ「eco検定」の試験対策書

昨夏の猛暑や豪雨をはじめとする異常気象によって、環境問題が極めて身近になりました。

企業においてはSDGsの取り組みが当たり前になってきており、SDGsとビジネスを繋げて問題を解決しようとする企業も増えています。特にSDGsは若い世代の関心が高く、若年層向けのビジネスではもはや必須とも言えるでしょう。

環境問題やSDGsとビジネスの関係について理解を深めるにはさまざまな手段がありますが、基本を押さえて網羅的に知識を得るのに最適なのが、eco検定です。

eco検定は東京商工会議所が実施している環境社会検定試験のことで、年2回、毎回約2万人が受験しています(合格率は50%強~70%弱)。合格者の約70%が勉強期間を2か月以内と回答しており、短期集中の勉強で取得できる検定です。

環境意識の高まりにともない、ビジネスと環境の相関を的確に説明する力が求められる今、多くの企業でeco検定が導入されています。
世界的な環境意識の高まりにともない、多くの製品やサービスが環境を意識したものに変わってきています。企業においても、ビジネスと環境の相関を的確に説明できる人材の育成が欠かせないものとなっています。
eco検定は、複雑・多様化する環境問題を幅広く体系的に身に付く「環境教育の入門編」として、幅広い業種・職種の方に活用いただいています。

東京商工会議所検定サイトより

試験問題は多くが公式テキストから出題されますが、翔泳社ではよりわかりやすい解説と頻出問題を収録した試験対策書『環境社会教科書 eco検定 テキスト&問題集 改訂9版公式テキスト対応版』を発売中です。

本書は1発合格するために効率よく学習できる内容となっており、試験に出る大事なポイントや専門用語、キーワードも詳しく解説しています。

本書で挙げられているeco検定の攻略ポイントは6つ。

ポイント1 公式テキストからの出題が中心

eco検定の試験問題は、ほとんどんが公式テキストから出題されています。環境白書や最近のニュースなどの時事問題から出題されることもありますが、まずは公式テキストの範囲の内容をしっかり理解することが大切です。本書は、公式テキストの内容について重要度を整理し、試験に出るポイントを分かりやすく解説しています。

ポイント2 基本的な用語・単語を理解しよう!

eco検定は、マークシート方式ですのですべて選択問題です。本文の記述だけでなく、本書の脚注で解説している用語にいたるまで、確実に正確に理解しておくことが重要です。また、巻末の「覚えておきたい重要キーワード集」で総復習してください。

ポイント3 より重要な環境問題から出題される!

eco検定は基本的知識を問うわけですから、環境問題の中でも「より重要なものは何か」を知っておくことです。本書では、第1章~第5章まで、公式テキストと同じ順序で解説しており、その重要度を★マークの数で示しています。

ポイント4 順位や関係性を覚えよう!

基本的には、年号や数字を細かく覚える必要はありません。しかし、世界の二酸化炭素排出量の多い国について、「第1位が中国で約3割弱、第2位は米国で約1.5割でこの2 国だけで世界の4割以上を占める」など、基本的な知識の大枠な数字と関係性は覚えておく必要があります。

ポイント5 時事問題は日頃から関心を持っておこう!

日頃から新聞やテレビなどの環境関連ニュースに気をつけていることが大切です。最近の時事問題は「環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」からの出題もあります。環境省のホームページに概要のPDFが掲載されているので最新版のものに目を通しておきましょう。これにより高得点を得ることができます。

ポイント6 受験者個人の考えではなく、知識が問われる!

eco検定のねらいは、一人ひとりが環境についての基本的な知識を持つことで、環境問題を身近に捉え、日々の生活においても環境に配慮した行動を取れるようになることです。しかし、検定試験の性格上、受験者個人の考えを問う設問はありません。

これらのポイントを踏まえ、本書が1冊あればeco検定合格に限りなく近づくことができます。個人で、会社で、事業で環境問題やSDGsに関する知識が必要になったときは、ぜひeco検定と本書を活用してみてはいかがでしょうか。

◆著者について
鈴木 和男(すずき かずお)
株式会社KAZコンサルティング代表取締役社長。
経営、環境、品質、情報セキュリティなどのコンサルティングのほか、環境経営セミナー、経営革新セミナー(創業塾)など多岐にわたる講演を行っている。特に、エコピープル支援協議会主催の「環境社会検定試験(eco 検定)」受験対策セミナーや、個別企業の受験対策勉強会まで、第1回試験から現在まで、全国一の講師実績を誇る。
2021年6月25日チェジュ(済州島)世界平和フォーラム日本代表講演、フジTV「特ダネ」、NHKラジオジャーナル取材協力、国内商工会議所、台湾、中国、インドネシア、タイなど講演多数。主な著書に『環境経営システム構築のすすめと手順』(中経出版社)、『環境活動ハンドブック』(エコピープル支援協議会編著)ほか多数。

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