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大坂なおみ選手が全米女子オープン優勝

大坂なおみ選手が、テニスの全米女子オープンで2年ぶり2度目の優勝を飾った。直前のウエスタン・アンド・サザン・オープン決勝を、怪我で棄権した勇気が奏功したと思う。全豪オープンの優勝以降不調に陥っていたが、これで完全復活と言えるだろう。

今回特筆すべきは、人種差別問題にメッセージを発信し続けて優勝したことだ。ウエスタン・アンド・サザン・オープンでも、抗議の意味で一時棄権を表明していた。今大会では、試合の入場時に犠牲者の名前が入ったマスクを着用し、人種差別に対する抗議を世界中に発信した。元々繊細な大坂選手が試合に集中できるのか心配したが、逆に試合に勝つためのエネルギーにすることができたのかもしれない。

島国に住む日本人は、人種差別問題には疎い国民と言われる。しかしアメリカ育ちの大坂選手は、政治家にも負けない影響力を発揮し、たった1人でメッセージを発信し続けた。私たちは、この若い日本人女性を誇りに感じるべきだと思う。

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