川合研例会レポートR2.2.8

前回の例会は参加者6名と少なくて、ちょっと危機感が。
盛り上げ策として、この日の朝私が代表と話したのは、「午前中を『教室』と言ってみたら」ということ。「でも、教室を名乗るには月1回だけではちゃんとできないかな…」たしかに。気軽に指せる場を開放しているという現状で、教室を名乗ってはいけない気がします。

そんなタイミングで、この日は初心者の子どもが2人来てくれました。うちの子も入れて3人、午前中から充実した時間になりました。しかし、こちらは楽しかったけど、来てくれた子たち(親御さんも)は満足してくれたのかな…?

教えることって、できるちゃできるけど、なかなか難しい。今回を機に、教え方を勉強して、川合研の場にあった方法ができたらいいなと思いました。

教える側の大前提

そこで今回は、「将棋 教え方」なんてググってみた感想をまとめます。
すると、目に飛び込んでくるのは「楽しませる」「勝たせてあげる」という文字。えっ、そうなの!? 当たり前のようだけど、私には古い考えがこびりついてたんだと感じました。

子どもと接する経験は多いのですが、親御さんにはよく「何かあったらきちんと言ってください」と言われますし、中には「厳しくしてください」「先生の言うことは聞くのでガツンと言ってやってください」なんて言われることもあります。でも現実は、ガツンとやったら匿名のSNSで社会的制裁を受けるかもしれません。ハラスメントに敏感な風潮は、プロサッカーの監督でも行き過ぎればパワハラです。

厳しくしごくのは古いんです。ストイックに強くなっても、楽しくなくちゃしょうがないし、他でストレスを発散してたら悲しいです。
だから、いかに楽しいと思わせるか、そのためには緩めて勝たせてあげることも大事なんですね。

私は人間ができていないので、教えるときにも負けず嫌いが発動したりしていました。そんなときには「ハム将棋」

初心者向けにちょうどいいという評価は、すばらしいものです。ところが、このハム将棋は今できなくなっているのですね。私がハム将棋のような教え上手になれるよう、がんばらなくては…!

楽しんでもらう工夫

教える相手は、一人一人違います。相手の人となりを知り、仲良くなって、その人に合わせた教え方ができれば最高です。

将棋連盟のサイトには、藤倉勇樹先生のコラムがありました。駒の価値をお金で例えるのがおもしろいですね。

「いつつ」のサイトで、中倉彰子先生は、ゲームを取り入れて教える方法を書かれています。「「よ〜いドンッ!!」で一斉に4段目に並べた盤上の駒を成る競争」なんておもしろそうですね。

北尾まどか先生のブログでは、本将棋以外の遊びにも触れていますね。、駒の動かし方を教えるのに、図面用紙を使って動けるところに色を塗らせるというのがなるほどと思いました。

いろいろな駒落ち

駒落ちについては、ハンデをつけることを嫌がる方もいますが、新たなゲームとしてとらえらえるようないろいろな駒落ちを指したらいいと思います。

駒落ちを指す意義について、以下のサイトが勉強になります。

他のサイトでもおもしろい駒落ちが書かれていました。

生徒さん:平手の初期配置で歩をなくす
講師側:玉
歩がない方がわかりやすいんですね。

生徒さん:飛車と角
講師側:玉
この形はごく初心者の方にいいですね。

生徒さん:角2枚
講師側:玉
こうなるとなかなか難しい。いい具合のレベルアップです。

これからも研究を続けていきたいと思います。

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