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PHP Conference 2023 に登壇してきました!

PHP Conference 2023 に登壇してきました。

PHP Conference 2023 は2000年から毎年開催されている PHP 界隈では日本最大のカンファレンス・イベントです。2020年以降、コロナ禍の中オンライン開催が続き、昨年はオンライン・オフラインのハイブリッド開催。24回目となる今年は4年ぶりとなるオフラインのみの開催となりました。

……などと、通ぶってるんですが実は初参加です。初参加で初登壇……どうしてこうなった。

この体験談を読んで色んな人が「とりあえずプロポーザルぐらい書くか!」と思ってくれることや、今後初めて登壇する人の参考になること、この手のイベントに参加したことない人の後押しになることを願って経緯とか書いていきます。

見出し画像は入口のペナントです。デザインがオシャレ。

プロポーザルを出すまで

7月某日。PHP Conference 2023 の Bronze Sponser になることが決まった弊社の Slack に、技術部門のボスから「とりあえず1人1本ぐらいプロポーザル出しやがれ」とのお達しが。

理由は後述しますが、自分は前述の通り PHP Conference はおろか、PHP 界隈のイベントやカンファレンス等には一度も顔を出したことがありませんでした。今年はせっかく自社がスポンサーするのでたまには参戦するかー、ぐらいの気持ちでいたんですが、ボスがそう言うならば仕方がありません。書くことにします。

とはいえ、既に投稿されているプロポーザルを見ると他の人も沢山プロポーザルを出しています。PHPer じゃなくても名前を知ってるあの人や、あの会社の人もいるじゃないですか。

こんなん、俺のプロポーザルが採択される訳ないやろ。と深く考えずに、期限ギリギリになってこんなプロポーザルを出しました。

採択されてタイムテーブルに載るまで

9月某日。PHP Conference 2023 のタイムテーブルが発表されました。その時点ではいくつかの枠に「調整中」の表示が。「そういやプロポーザル出してたけど、まさかね……」と思いながら、自分のプロポーザルを開いてみます。

採択されとるやないか

採択されてる……だと……?

SPAM メールに辟易して放置していたメールボックスを開くと「お前のトークを採択したから8月末までに返答くれよな!」と運営からのメールが届いてるじゃないですか。まさか、あの「調整中」って……。

慌てて専用の画面から「すんません!今からの返答でも間に合うならしゃべらせてください!」と送ったら、後日そっとタイムテーブルに載せていただいておりました。

運営の皆様、その節は大変ご迷惑をお掛けいたしました……。🙇🏻‍♂️

資料作り

9月の上旬は別のイベントの資料作りや note 執筆があり、実際にぺちこんの資料作りに着手したのは9月23日。流れとしてはこんなカンジです。

  • とりあえず資料作る。

  • リハーサルしながらスピーカーノート書いたり、資料に修正を入れる。

  • 質問時間も取りたいので25分のトーク時間に対して20分で終わるぐらいの想定で内容を取捨選択する。

当初は1日で仕上げるつもりが、結局イベント前日まで3日ぐらい、通算20時間ぐらい掛かりました。早めの準備開始が大事。

いざ当日

という訳で、当日の登壇スライドがこちらです。

実は朝の Keynote でみんなが使ってる PHP のバージョンについて挙手によるアンケートをするくだりがあり、あまりの PHP 8.2 ユーザーの割合の低さに「やべぇ、需要あるのかな……」とか思ってたんですがそれは杞憂に終わり、いざ時間になってみると100人ほど入れる会議室がほぼ満員に。お越しいただいた皆様、ありがとうございました!

人前で話すことには慣れてるので特に緊張とかはなかったんですが、25分というトーク時間を厳守しようとしても、前半なんやかや時間を使ってしまい時間が足りず、後半がかなり早口&駆け足になってしまったのが反省ポイントです。

午前中の枠だったこともあり、午後は開放感を味わいながら他のセッションを聴いたり、スポンサーブースを回って景品をゲットしたりしてました。

参加&登壇してみて

以下のツイートの通りです。

こんなことならもっと早く参加すべきだった、と激しく後悔しています。

これまで PHP 界隈のイベントやカンファレンス等には一度も顔を出したことがなかったのは、PHP という言語、そしてそれを取り巻くエンジニアやコミュニティへの期待値の低さでした。好きな言葉に「型安全」を選ぶ自分にとって

  • Java や Scala、Kotlin、そして TypeScript なの言語に比べた PHP の緩さ

  • その緩さこそを是とする多くの PHPer(注:個人的なイメージです)

  • 採用市場における PHP 人気のなさ(注:個人の感想です)

などから勝手にマイナスなイメージを持ち、なんとなく興味を持てない、という理由からでした。

実際に参加してみると、多くの会社・多くのエンジニアが PHP を信じ、愛していることや、strict な PHP を書いている、または書きたいと考えている PHPer がたくさんいることを肌で感じることができました。

また、なにより久しく忘れていた「色々なエンジニアとワイワイ話すことがメチャクチャ楽しいこと」を今回のぺちこんが思い出させてくれました。

やっぱ(技術)コミュニティは最高だぜ!

まとめ(?)

という訳で、今回の学びをまとめました。参考にしてください。

  • 無名パンピーが出したプロポーザルも採択されるので油断大敵。

  • 25分は長いと思いきや短い。いざしゃべり出すとあっという間に過ぎる。

  • 勉強会やカンファレンスは懇親会からが本番。

あと、メールボックスはこまめにチェックしましょう。

さいごに

今日、こうして最高な気分でこの記事を書けているのも、この最高なイベントを企画・運営し、回答期限をぶっちぎったにも関わらず登壇の機会を与えてくださった実行委員会の皆様はもちろんのこと、他の登壇者の皆様、当日トークを聴きに来てくださった参加者の皆様、懇親会&二次会で一緒に騒いだ愉快な PHPer の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

他のセッションを聴いた感想なんかも後日書こうと思いますが、今日はこの辺で。

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