詩/Sui
シャワーを出したとき
温度が不安定になる
その一瞬を見逃さずに
身体にあてた
背中に走る寒気
あんなゆらぎを
ずっと抱えながら生きてる
がんばらなかった僕に
唾を吐きかけながら
まとまりきらない僕が
必死になって埋め合わせしてる
その繰り返し
巧くやることは失礼と紙一重で
みんなに見えてる中心線が見えない
ずっとどちらかに傾いて
いまは地獄の方 僕の言葉はいつもそう
あんなに学校へ行けと殴った母親が
不登校から華咲いた同い年のアーティストに
賛美 賛美 賛美
あーあ
僕にだって きっと僕にだってさ
呼吸が荒んで寝れないや
目を閉じて シャワーを浴びる あの時みたいに
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