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【日記】がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固めの思い出

お盆なので、小学校の頃ハマってたゲームのTAS動画を見ていた。

TAS動画の楽しみ方としては標準的では無いかもしれないけれど、あのころのゲームをもう一度体験するという意味でTAS動画は時間の無い社会人に優しい。もう1回ゲームをするだけの体力や時間もないけれど、あの感動だけは味わいたい。そんな大人になってしまったのかと子どもの頃の自分だったら嘆くのだろうか。

「がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固め」は、特に思い出深い作品だった。

私はその前の、奇天烈将軍マッギネスも、きらきら道中も大好きだったが、ストーリーという意味で1番印象に残っていた。

簡単に言えば、未来改変SFものだといえる。物知りじいさんのタイムマシンを使って、荒廃した未来の江戸を探索するというストーリーは、バック・トゥ・ザ・フューチャーを思い出させる。もちろん当時の小学生のときの私がそんなことを思いながらやっていたわけではなかったが、からくりとよばれるロボットが存在する近未来的な江戸の世界観が非常に印象的だったことを覚えてる。

もちろん、後々になれば、セイバーマリオネットであったり、銀魂のようなアニメ作品に出会うわけで、そんな珍しいものでは無いのかもしれないが、原体験としては一種独特なものがあった。

ゲーム性にしても、よくもまあ今から思えばやり込んだものだと思うのだが、大人の自分でも一個一個のサブストーリーをクリアしていくのはたいへんだ。ゴエモン自体はアクションゲームに位置づけられているが、結構ロールプレイング的な謎解き要素もあったりして、そこがこのゲームの面白さだった。

ゴエモン3のストーリーは、決してよくできたものでは無い。ただ、サブクエストの中でおぼろげながら見えてくる未来の江戸の不気味さがこの作品をなにかいい意味で変な作品にしている。

ゴエモンって今の子どもって知らないんだろうなとか思うとちょっと寂しくなった。

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