積読本の減らし方

一時期、積読本が40冊近くありました。欲しい本があったらとりあえず買い、それを読む前にまた新しい本を買うというサイクルを繰り返した結果が積読本40冊という結果を招いてしまいました。積読本がそれだけ溜まると、「早く読んであげなきゃ」という気持ちもあって辛くなります。
ですが、今は積読本が10冊台に落ち着いています。山のような積読本にプレッシャーをかけられている方に、僕がどうやって積読本を減らしたかをお伝えしたいと思います。

①「今の自分に必要な本か」を考える

本を選ぶとき、わりとその場のノリやその時の自分の関心に基づいて買っている方が多いと思います。それを読まずに積読にしておくと、どうしてその本を買ったのか分からなくなったり、自分の関心が薄れていったりして、永遠に手に取らないということもありえます。僕はそういう本は「もうお役目が終わった」と思って手放しました。「昔の自分はこういうのに関心があったんだなぁ」とか「このテーマに悩んでたけど、必要無いってことは自分が成長したんだなぁ」とか思いながら処分しました。

②「周りの人と同じような自分になろうとしていないか」を考える

周りの人が読んでいるとか、すごく売れている本というのはすごく気になりますし、自分が特に興味が無いテーマでも買ってしまうことがあります。ですが、「周りの人が読んでいるから」というのは、「周りの人と同じような自分になろうとしている」とも言えます。購入した本はタダじゃないですし、それを読むのに自分の貴重な時間も使われます。その投資した分を、周りの人と同じになるために使うのかをちょっと考えてほしいと思います。
ミニマリズムに関する本でこんな文章があります。

ミニマリズムの目的は「 物を減らすことで迷いをなくし、大切なものに集中する」こと。

ミニマリズムの本質は、ある1点を目立たせるために他をそぎ落とす「強調」にある。

ここでの大切なものは、自分の個性だと思っています。せっかくの自分の尖っている部分を、削って丸くする必要は無いし、誰かと同じになるためにそれを埋める必要は無いと思います。僕も自分が上手くできないことをできるようになりたくてそのことに関連する本を買っていましたが、この本を読んで「誰かと同じようにできる必要があるのか」という問いを与えられました。結果、「それができなくても自分の得意なところを伸ばそう」と思えたので、そういう本たちは処分することにしました。


この2つの視点から、積読本だけでなく既読本も吟味し、積読本は10冊台まで減りました。自分がもう読まない本は、人にあげたり、寄付したりしました(本の寄付に関しては、バリューブックスさんのチャリ本がオススメです→ https://www.charibon.jp/flow/ )。
積読本が多くて困っている方は、一度この視点で整理してみてはいかがでしょうか?

【ミニマリズムに関する本】