コーチングまとめ②「30分お試し回」

意を決して、コーチングを受けることを決めましたが、どなたにするのが良いのか…
迷った結果、ツイッターで紹介されてからメルマガも購読していた知識さんにお願いすることにしました。(知識さんのHPはこちら

いきなり3ケ月で10万弱のプログラムを受けるのは不安だったので、無料の30分お試しコーチングを受けることに。
(ですが、3ケ月のプログラムを受けることは自分の中では、ほぼ確定事項でした。保険というやつです。)

自分と合わない人

迎えた6月2日。最初に、受講の動機等を話し、その中でこんなことを聞かれました。

「これまで、人とのつき合いや関係の中で困ったことは?」

以前の部署での話ですが、そこでは、他社を含めたチームでの仕事が多く、自分はメンバーをまとめる立場。その中に、自分と意見がなかなか合わない人がいて、まとめる立場として注意しなければいけないことも度々あったのですが、強くは言えず…結局は、改善できないまま僕が異動となってしまいました。
以前の部署は仕事の量も多かったのですが、「チームに合わない人がいる」ということの方が自分にとっては辛いことでした。

「どういう部分が合わないと感じた?」

まとめる立場として、自分の要望は伝えているのですが、相手は自分(自社)の要望を通そうとしていて、なかなか折り合いがつきませんでした。
自分の立場を考えれば、「そんなこと言わずに、このとおりにやってくれ!」というような強い意志や姿勢を見せつけた方がよいかとも思いましたが…

「伊藤さんは、実行系の資質である『責任感』『回復志向』『信念』が上位に来ていて、この3つは自分の中に正しさの基準のようなものがある。だから、伊藤さんの中には『チームの仕事の進め方はこうあるべき』といった基準があるのではないか。それに『調和性』も相まって、『あの人は、人の意見も聞かないし』という気持ちもあるのでは」

確かに、自分としては「チームは、みんなの意見を聞いて、方向性を合わせてやっていくべき」というイメージがあります。ぶつかり合ったり、お互いに競いあったりして高まっていくというチームもあるかと思いますが、僕には肌に合わないですね。良い意味で仲良くやりたいという気持ちはあります。

「他に考えられるのは、相手も伊藤さんと同じような資質だったかもしれないこと。相手も自分の中に『こうあるべき』という基準があって、譲れない部分があったのかもしれない。」

自分なりのリーダーシップ

「伊藤さんは、『指令性』『活発性』の影響力の資質が下位にあります。だから、強い言葉や姿勢で指示するのではなく、『みんなで一緒に』や『方向性を合わせて』といった考えになるのだと思います。それが伊藤さんなりのリーダーシップなんですよね。」

その部署は、自分が全く経験の無いところへの配属で、むしろ周りのメンバーの方が経験があるという状態でした。そんな状況だったからこそ、自分としては、「何でも言ってほしい」ということや、何かにつけて「意見はありませんか?」「気になるところは無いですか?」とメンバーに問いかけていました。

「『一人一人の意見を吸い上げたり、極力みんなが合意できるところを見出して、同じ絵を見てやっていく』という気持ちがある一方で、伊藤さんには、『自分では、こういう方向が良いと思っている』といった自分の中の『こうあるべき』『こうしたい』というものがある。これが葛藤を生んでいるんだと思います。」

振り返ってみると、自分が「何でも言ってほしい」と言っているわりには、自分の価値観に合わないと納得できないことも多々ありました。正直、自分が欲しかったのは、自分がやると決めたことに対してのアドバイスだったのですね…自分の意見に賛同してくれる人や、応援してくれる人、その実現に向けて動いてくれる人とは上手くやれていました。

「『自分がこうあるべき、正しいと思っていることに同意して欲しい』でも、『調和性』の資質があって、それを言えない。解決の方法としては、『べき』を緩めるか、自己主張をするか。伊藤さんは、今、車でいうアクセルとなる実行系の資質も、ブレーキとなる人間関係の資質もベタ踏み状態になっています。どちらかを緩める必要があると思います。」

めんどくさいな、自分

今回のコーチングの内容を振り返ると、自分の中でモヤモヤしていた部分に説明がついたような感じがした一方で、「自分って、めんどくさい人間だったんだな」と思います。

人に意見を求めるくせに、自分の意見に賛同して欲しい。

だから、僕が人に意見を求める時には、ほぼ答えが決まっていて、後はちょっと背中を押してくれるような一言が欲しい。でも、周りの人の気持ちも気になるから、意見は広く求めて、聞いたという体はとる。
こうやって書いていると、自己嫌悪の気持ちが強くなっていきますね。

でも、裏を返せば、人の気持ちを置き去りにできないタイプなんだと思います。自分のやりたいことをわき目も振らず、ガンガンやっていく人もいますが、自分にはそんなことはできません。そこには、人目や自分の評価というものもあるかと思いますが、みんなで楽しくやれた方がいいし、納得して進んでいくということの方が自分には大事なことだから。
コーチも言っていましたが、

「リーダーシップを発揮するのに、必要な資質は無い。みんなが自分の強みを活かしているだけ。」

世の中の成功者や指導者のような、言動や振る舞いでなくても、自分なりのリーダーシップを発揮すればいいということをおぼろげながらも感じた、コーチングのお試し回となりました。

(次回へ続く)

※前回のnoteはこちら

【ストレングス・ファインダーのリーダーシップに関する本】

#ストレングスファインダー #コーチング #リーダーシップ