キム・ギドク監督の訃報

画像1 韓国の異才の映画監督、クム・ギドク氏が逝去されました。あまり話題にならないのが意外。かなり癖の強い、”痛い”作品を撮る監督でしたが、国際映画祭での受賞歴がやたらと多い監督です。私の初めて観たのは「悪い男」、福岡アジア映画祭でグランプリに輝いています。歪んだ愛のカタチ。
画像2 魚釣りの釣り針を飲み込むという、文字通り「痛い」映画です。何とも言い難い不条理な不安を宿す作品です。ポルト国際映画祭審査員特別賞。
画像3 チャン・ドンゴンが自ら希望したという作品、規律に忠実に罪なき民間人を射殺した軍人は次第に精神に異常をきたして行く・・・。
画像4 印象に残る作品です。山奥の寺院に住む僧と門前に捨てられた幼児、その季節を巡る暮らし。ロカルノ国際映画賞ドン・キホーテ賞、韓国、大鐘賞・青龍賞作品賞。
画像5 未見の作品です。ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞。他に「サマリア」でベルリン国際映画祭銀熊賞、「うつせみ」でヴェネツェイア国際映画祭銀獅子賞、「アリラン」でカンヌ国際映画祭ある視点賞。コロナでの突然な死、もっと話題なって良いの思うのですが、何故なのだろう?

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