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5/28 神谷町・光明寺にて 『トランジション なにがあっても生きていける方法』(春秋社)刊行記念イベント「仏教に学ぶ文化的トランジションのススメ」をおこないます!

発売日が決まりました!5月25日に『トランジション 何があっても生きていける方法』が本屋に並びます。いやー長かった!感慨深い気持ちです^^ 

さっそく5月28日に出版記念イベントを実施することになりました〜!

人生100年時代と言われる時代に内面の成熟をどう起こしていくのかが鍵になってくるのではと感じています。『トランジション 何があっても生きていける方法』はまさにそれについて仏教思想を参照しながら語った本です。

僧侶の松本紹圭さんとの本の執筆の対話の中で多くのことを学ばせていただき、仏教思想への体感的理解が進むことは、人の文化活動の活性化につながるのではないかと思うに至りました。

その文化は me me me! というエゴの文化ではなく、エゴを手放していく中で生じてくる無我の文化です。意識の深い進化が生じている人たちは確実に増えていっています。

自分の場合は、松本さんや多くのお坊さんとの話の中で、そのエッセンスを学ばせていただきました。本に書いているのは、エッセンスの一部分でしかありませんが、楽しんでいただけるのではないかと思っています。

精神的な成熟が起こることによって栄えていった時代というと、私は室町時代を思い出します。俳句やお茶、能など、守るべき「日本文化」だと称される文化の背後にいた、禅僧の方々の存在は欠かせないでしょう。

精神性の成熟とともに豊かな文化形態が花開いていきました。

私は室町時代に数々の文化が成熟していったように、令和の時代は、文化的な取り組みの影響力が増していく時代だと確信しています。しかもそれはハイカルチャーに限定されるのではなく、新興の音楽や芸術、さらには生活文化に至ります。

作ってもらった文化をただ享受するというスタイルではなく、自らが心地よい / 面白いと思える文化を作っていくスタイルへの転換が起こっていきます。それぞれの方の心が求めるイメージは異なりますから、その文化はおのずから多様にならざるをえません。

当たり前のように多様でしかない人の感性が、解放されていくことで、人の営みや創作の結果である文化も豊かなものになっていくでしょう。

5/28のイベントでは、心と文化の関係性について思いを馳せながら、自分たちが何をおこなっていくのかをともに考える時間を過ごせたらと思っています。ぜひお越しくださいね!

5月28日19:00〜21:30 開催『トランジション なにがあっても生きていける方法』(春秋社)刊行記念イベント「仏教に学ぶ文化的トランジションのススメ」

ー心の声を澄まして聴けば、文明開化の音がするー

「ざんぎり頭を叩いてみれば、文明開化の音がする」という謳い文句が流行った明治初期、激動の時代を体験した人々は過去から続いてきた慣習とこれから起こっていくことの間で、戸惑い、葛藤し、同時に希望を感じていたのではないでしょうか?
  
今回、僧侶・松本紹圭とお寺出身のリサーチャー・三浦祥敬による共著「トランジション なにがあっても生きていける方法」を5月25日に発売することになりました。僧侶とトランジションの研究家の対話から見えてきた過渡期を生き抜く変化の技法について語った本です。


       
トランジションとは、一切が変化し続ける世界を生きる、私たち一人一人の内面の変化のことです。
     
AIやバイオテクノロジーといった科学技術を中心に、あらゆる分野で変化の速度が等比級数的に増しています。一方、これまで年金をはじめ社会の安定を支えてきたさまざまな公的システムは制度疲労を起こして信頼が揺らぎ、変化をリードする人々と取り残された人々の分断は広がるばかりです。
 
明治が西洋化による新しいシステムが整えられていった時期だとすると、現代の私たちは前時代とは異なる情報革命後のテクノロジーの発展によるデジタルトランスフォーメーションに直面しています。世の中は持続可能な社会の体現に向けて動き始めています。国連サミットで採択されたSDGsをはじめとして、資源の循環性を大切にした新しい経済の概念であるサーキュラーエコノミーなど、闇雲な成長・拡大を志向するのではない新たな取り組みが世界中で生まれています。
  
この流れに乗り、私たちの生き方も持続可能なライフスタイルにシフトしていくチャンスです。


  
私たち一人一人が持続可能な心を耕す際に、2500年の継承の歴史を持つ仏教思想は、私たちに数々のヒントを与えてくれるでしょう。   
     
この時代を生き抜く鍵は、エゴの扱い、感情の扱い、身体の扱いの観点から、内面のトランジションの技術を高めていくことであり、それは持続可能な心を養っていく実践でもあります。適切に人生における葛藤を受け入れることができるようになることは、自らが望んでいることを抑圧せずに、その想いを活かして生きていくことを後押しします。  
 
「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味が込められた令和をいかに生きていくのか。長い間、多くの人が集ってきたお寺でその問いに向き合ってみませんか?
  
新しい文化の幕開けを、自らの手で、そして皆でともにつくっていきましょう。

『トランジション なにがあっても生きていける方法』のエッセンスを凝縮した今回のイベントに、ぜひお越しください!
      
※会場で書籍の販売もいたします。(サインも可能です。)
    
▼イベントタイムスケジュール【18:30受付開始/19:00〜21:30予定】
18:30:イベント 開場 / 受付開始
19:00:イベント START
19:00〜19:10・・・導入・アイスブレイク
19:10〜19:30・・・「持続可能な世界へのトランジション(三浦祥敬)」
19:30〜20:00・・・「トランジションと文化開発(かいほつ)」(松本・三浦の対談)                  
20:15〜20:30・・・休憩   
20:30〜21:00・・・グループに分かれ、話の共有
※複数の方に話題提供いただく予定です。
21:00〜21:15・・・まとめ
21:30:イベント END

▼定員
35名(WEBからの申し込みの定員です)                        
 
▼開催団体   
主催:Transition Project / 共催:春秋社  

▼参加費   
2,000円(税込/書籍代別)
➡︎トランジションの今後の活動 / イベントの協力者の方のための謝礼に使わせていただきます。
               
▼会場  
神谷町・光明寺 2F本堂
東京都港区虎ノ門3-25-1
 
▼お問い合わせ先
yosi.03030@gmail.com(三浦)

▼登壇者プロフィール
僧侶・松本紹圭
1979年北海道生まれ。東京神谷町・光明寺僧侶。未来の住職塾塾長。世界経済フォーラム(ダボス会議)Young Global Leader。武蔵野大学客員准教授。東京大学文学部哲学科卒。2010年、ロータリー財団国際親善奨学生としてインド商科大学院(ISB)でMBA取得。2012年、住職向けのお寺経営塾「未来の住職塾」を開講し、7年間で600名以上の宗派や地域を超えた若手僧侶の卒業生を輩出。そのコミュニティは現在「未来の仏教ラボ」へと進化し、多数のプロジェクトが進行中。『お坊さんが教える心が整う掃除の本』(ディスカバートゥエンティワン)他、著書多数。朝掃除の会「Temple Morning」の情報はツイッターにて。Twitter:https://twitter.com/shoukeim

リサーチャー・三浦祥敬
1991年お寺生まれ。京都大学卒。持続可能な世界へのトランジション(移り変わり)をリサーチするインデペンデント・リサーチャー。特に人の内面の世界が移り変わることへの興味から、内的なトランジションをサポートする 1on1 セッションの実施やプログラムの実施、哲学をはじめとした領域とのコラボレーションをおこなう。また伝統領域の活性化を通した文化のアップデートを促すためのご縁作りや企画づくりも実施している。Note: https://note.mu/  ツイッター:

▼グループでのトランジショントークのホスト
※随時更新いたします。

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