4th Album『Magic』発売(あと解説)

お久しぶりです。

先日、同人即売会イベントM3-2023春に出展して参りました!!
おかげさまで何とか赤字は回避…じゃなくてたくさんのエネルギーをチャージすることができました。

頒布物は前回同様、アルバム作品となります。
いつの間にか4枚目、早いものですね。
会場に来られなかった方は下記リンクからもCD版/DL版共にご購入いただけます。

今回から初めて人間のボーカルさんにも参加いただいており内容てんこ盛りですが、以下恒例の解説をしていきたいと思います。

1. 真夏のユークロニア (GUMI)

1曲目は以前ニコニコ動画の投稿イベント「無色透名祭」に向けて作ったもののFULLバージョンです。
アコースティックギターとピアノのリバースサウンドをバイオリンに見立てた幻想的なフレーズから始まり、最後はドライなギターのコードで潔く終わるという構成を初めから考えており、トップバッターにするなら絶対この曲だろうなと…
ちなみにイントロのフレーズはサビで鳴ってる音の逆再生です。まさに逆転の発想、なんつって。

2. Immortal feat. アラン (memex)

前作にも収録した楽曲を音楽ユニットmemexのアランさんにカバーいただいたバージョンです。

こちらmemexさんのチャンネルにて公開されているカバー動画になりますが、これを聴いて是非ともと思い逆輸入させていただく運びとなりました…
歌唱力もさることながら録り音が素晴らしく、以前とほぼ同じ設定でマスタリング処理をしたはずなのに「音でか!!!」って思うくらい聴覚上の音圧が取りやすくありがたいものでした。

memexさんも同日M3に参加されておりますので、下記XFDの概要欄から是非CD購入くださいませ!


3. トワイライトカラー (GUMI)

自分の曲で一番好きなのどれ?と聞かれたら「夜明けのクリザリデ」かこの曲のどちらかを挙げるくらいにはお気に入りの楽曲です。
こういう個人的には100000年に1度の傑作みたいな曲って地味であんまり伸びないので、アルバムの良いポジションに入れて無理やり聞かせてやろうという魂胆です。

序盤の間奏部分に聞こえる鳥の鳴き声みたいな音が実はピアノの音だったりギター4種類も使ってたりと、伝わらないところで拘りまくってるのでじっくり聞いていただけると嬉しいです。

4. 剣の下に立っている feat.はな

前作に収録した楽曲の人間歌唱バージョンです。
ボーカルははなさんにお願いしました。

自分が音楽を始めたのはほぼ100%『空気力学少女と少年の詩』の影響なのですが、そのボーカルを担当されていたはなさんにはいつかボーカルをお願いしたいと思っていました。
今回それがようやく叶い、音楽制作する上での一つの目標が達成できたかなという気持ちでいます…
自分の曲から知ってるあの声が聞こえてくる…っていうのはすごく幸せなことですよね。


5. アルビレオ (夏色花梨)

以前Youtubeに投稿したものの夏色花梨バージョンです。

いくら我が家のGUMIとは言っても苦手な歌唱パターンがありまして、中くらいの音域を行ったり来たりするこの曲はまさにその内の一つです。
投稿版はGUMIでしたが、自分がメインで使用している音声ライブラリ「GUMI Native」は高音域を得意とするライブラリですのでこの曲では本領が発揮できず、半ば妥協案として「GUMI Soft Whisper」(いつも出だしや静かになる部分で使っている囁くような声です)を使用するに至りました。

同じようなケースが出てきた時のためにGUMI Nativeと似たような歌唱スタイルで同等のクオリティのものが作れるライブラリを探していたところ、Synthsizer Vの夏色花梨に行き当たりました。
ソフトも使い勝手が良く、VOCALOID使用者なら初見でも直感的にやりたいことができてしまうところが素晴らしいと思いました。
AIソフトなのにAI機能オフにして使ってますがそれでもアホみたいに歌うまいので個人的に今一番アツいソフトです。

ただ表現力という点ではまだVOCALOIDに分があるかなと思っていて、この辺はもっと使い込むことでカバーできるのかなと…今後もたまに使っていきます。(たぶん)

6. 泣き言と、この声と (feat.花見鳥 餅)

2nd Albumに収録した曲の花見鳥 餅さんバージョンです。
以前にも同時投稿でカバー版が上がっていますが、今回は2023verということで全て再録していただきました。

原曲にはなかったコーラス部分も任意で追加してくださっており、曲の世界観にバッチリハマっていたので全てそのまま採用させていただきました。
歌うめ~~~。

Mix/Masteringも前回同様NNZNさんにお願いしています。困ったときはNNZN先生です。

7. 天球に乗って (GUMI)

2番から本気出すシリーズをアルバムに1曲は入れないと気が済まない病にかかってます。2番サビからが本番なので地味な1番で飽きて次の曲に進んではいけません。

投稿版とはサビのストリングスアレンジが違っています。投稿後なんだか出来にモヤモヤしていた部分をこの機会に修正して収録しました。
絞り出すようなGUMIの声に寄り添うようなイメージをうまく演出できたかなと思います。

8. 花の便りに (まいなん)

活動2~3年目くらいの頃に初めてM3に参加した時の曲です。
当時はサークルとしての参加だったためVOCALOIDではなくボーカリストさんにお願いしていて、今回のアルバムのコンセプトにピッタリだったのでそのまま使用させていただきました。
当時とは機材やソフトウェア等の制作環境がだいぶ変わっており、リメイクすると逆に雰囲気を壊してしまいそうな気がしたため本当に当時の音源をそのまま収録しています。手抜きじゃないヨ。
「泣き言と、この声と」のイントロはこの曲のサビだったりします。

9. Magic (GUMI)

一番パワーのある曲をラストに持っていきたかったので、投稿版の時点でトリはこの曲にしようと決めていました。
投稿版とはギターのミックスがかなり違っていて、全体的に綺麗に且つ荒々しさも残るよう仕上げました。
テレキャスターの音は自分の”汚な綺麗”な作風によく合っているなと感じるこの頃です。
歌詞が制作時に見ていた薄〇鬼に引っ張られているのはナイショです。


以上楽曲解説でした。
今回のアルバムから分かるように人間のボーカルさんにお願いする機会が今後増えていくと思いますが、もうGUMIを使わないだとかそういうことは全く考えていません。
自分の中ではGUMIも一人のボーカリストと考えているので、この曲は〇〇さんの声に合いそうだな~とかそんな感覚で今後もGUMIには歌ってもらうことになるかと思います。


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