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わたしにとって安全なコミュニケーション環境とは? #わたしのcotree習慣

自分のコミュニケーションの癖を知り、よりよい仕事へ

わたしが仕事をしていく上で大切だと思っていることの1つに「自分の価値観やコミュニケーションの癖を知る」ということがあります。
仕事の悩みの大半は「人間関係が原因」という調査もあるように、仕事がうまくいくための基盤には、人間関係が良好さがあると思います。けれど、実際には、いつも良好にというわけにはいきません。もやもやしたり、失敗したり、傷つけたり、傷つけられたりします。

そのように人間関係が不全なときというのは、自分のコミュニケーションの癖と、相手のコミュニケーションの癖とが、絡まってすれ違っていることがよくあります。そうしたコミュニケーションの不全を予防していくためには、その自分の価値観やコミュニケーションの癖を知っていくことがまず私にできることなんじゃないかな、と思っています。

私の場合、「一緒に働くメンバーが働きやすい環境をつくること」や「たくさんの人が安心して学べる環境をつくること」が仕事なので、私とのコミュニケーションの行き違いで仕事が滞ることや、私のちょっとした言動で、誰かの学ぶ気持ちが阻害されるのをできる限り防ぎたいなと思っています。だからこそ自分のコミュニケーションの癖や、意識できていない自分の価値観を自覚しておきたいと思っていました。

そうは思っているものの、なかなかそうした機会を持てずにいました。これまでは、ちょっとした時間で、職場(PIECES)の仲間とリフレクションのセッションしたり、友人に相談したり、自力で本を読んだり…そういうのを通じて行ってきました。ですが、職場内での相談や友人への相談だと、自分のためにたっぷり時間を使ってもらうことに遠慮してしまったり、話せない内容があったりして難しいこともあります。そこで、外部の人と、自分のためだけの時間をゆっくりとつくりたいと思ってcotreeを利用することにしました。現在、cotreeさんでは、それぞれのニーズにあわせながらカウンセリングを定期的にうけ、その感想をみんなに共有する「わたしのcotree習慣」という取り組みをされています。ちょうどよいタイミングでしたので、私もその一環として参加させていただきました。


カウンセリングでみえてきた私にとっての「安全なコミュニケーションの条件」

どんなカウンセラーの方々がいるのかな・・とドキドキしながら、cotreeのマッチング診断を行い、その結果をもとにプロフィールや顔写真の雰囲気から、自分が話しやすそうな人を選びました。
当日のカウンセリングは45分。なにを話そうかしら。うまくまとまってないし、整理もできていないけど大丈夫かな。そんな不安もありつつスタートしました。

実際はじまってみると、想像通りの温かくて明るい雰囲気の方で一安心。そして、うまくまとまっていないんですけど・・と言いながら、まず、入り口として最近感じているコミュニケーションの不全パターンを共有しました。

忙しそうな人やパワーを持ってそうな人に、萎縮してうまく相談や自分の意見を言うことができない。

人見知りということもあるとおもうが、自分の上司にあたるような人や忙しそうな人と話すときに、遠慮してしまう自分がいる。
特に、権威主義的な自覚はないし、そういうトラウマもないと思っているのに、なぜかそう思ってしまう。
だけど、もっと自由に話ができるようになりたい。

本当は、こんなにちゃんとまとまっていなくて、断片的な話をしていきました。それをゆっくりと受け止めながら聞いていただき、その後、この(↑)あたりにもやもやがあることがみえてきたので、それに対していくつか問いを頂き、背景を探っていきました。

最初は自分でもこの背景になにがあるのかよくわかっていなかったのですが、カウンセラーの方が優しく問いかけて、わたしの言語化を待ってくださることでちょっとずつ深く潜り込んでいきました

そこからわたしは、相手への恐怖や恐れというよりも、そもそも「〜したい」という自分の意思を純粋に表に出すことが苦手なことがみえてきました。そして逆に「〜したくない」というやりたくないことへの意思表明はよくできているということもわかってきました。

そしてその後、「〜したくない」の背景に隠れている「〜したい」を外に出せるときと出せないときの違いはなんだろうね?という問いを頂きそこを探っていきました。過去のことを思い出しながら、エピソードを共有していくと、自分の発言が奪われない、自分以外の人にも平等に機会が与えられている、ちゃんと話を聞こうとしてくれる姿勢や環境があるということがわかってきました。つまり、私が「〜したい」を外に出すことができる状況の条件としては「公平性」と「相手への尊重」があることが浮かび上がってきたのです。ここの言語化は、私一人では難しかったと思います。ですが、カウンセラーの方が一緒に、わたしの考えていることや感じていることを一緒に考えてくださることで、みえてきました。

逆に、実際にわたしが「〜したい」が出せない状況としては、それを脅かしてきそうな人がいる/環境があるときでした。思えば、そういった安全な環境ではないときのコミュニケーションでは、私は防衛反応をとって、自分の意見を言わず、相手の意見を否定も肯定もせず過ごしていることが多かったように思います。それゆえ、相手との関係が悪化していったこともありました。
また、「相手への尊重と平等(公平性)」を大事にしたいがゆえに、すべての他者に対してそれをやろうとしてしまい、それができなくなってしんどくなる、というコミュニケーションの癖もあることがわかってきました。

「自分がどんな価値観を守ろうとしながらコミュニケーションしているか」ということの自覚と、「全場面で自分の大切にしたいものを大切にできないこともある」ということを理解できておくとこのしんどさはなくなりそうですね、というような話をして、カウンセリングは終わりました。

45分うまく話せるかなと思っていましたが、ちょうどよい時間で過不足なく、抱えていたもやもやの話も、次回までにやってみることの展望もみえてきたように思います。


日常でバーに寄るように、カウンセリングへ

今回、カウンセリングを通じて、自分のコミュニケーションの癖や大事にしたい価値観が新しくみえてきました。
言葉にできるまで優しく待ってくださるカウンセラーの方の姿勢があったおかげで、迷いや不安も口にしていくことができました。そして、私が主観的に話している自分の考えや行動についての解釈について、客観的に「私にはこうみえるよ」と別の視点ももらえることで、気づきが増えていきました。

定期的に、自分の日常を振り返る自分のためだけの時間をつくって、さらにコミュニケーションが豊かになっていくように、またカウンセリングを受けようと思います◎

個人的には、近所のバーで愚痴をこぼすのと同じくくらい気軽に、カウンセリングがもっと身近なみんなものになったらいいなと思っています。バーに行くことは強制されないし、どのくらい居るかどのように居たいかも自由。そんなふうに、カウンセリングも行きたいと思ったら行く、話したいように話す、そんな温かい使い方ができたらいいと思いました。


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