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2020.10-2今週も10月10日「目の愛護デー」にちなんで目のお話

10月第2週の食とココロの処方箋

先週、金木犀の花の香りのお茶「桂花茶」をご紹介しましたが、その後にちょうど頂いたお茶がけいかちゃだったんです。

烏龍茶と金木犀・桂花をブレンドしたもので、金木犀の甘い香りと烏龍茶のスッキリ落ち着いた香りがマッチしていて、とても香り高くて美味しいお茶でした。

台湾のスイーツのお店のものだったのですが、そのお店の名前がちょっと変わっていて「宮原眼科」というんです。
目の病院の眼科です。

台湾好きな方はご存じかもしれませんね。

1927年に日本人の宮原医師が台中市で開院していた宮原眼科、閉院した後の建物をリノベーションしてレトロモダンな雰囲気のスイーツのお店になりました。

アイスクリーム、クッキー、パイナップルケーキなどスイーツが有名なお店ですが、オリジナルのお茶も人気があって、昨年、近くに系列のお茶専門店もできたそうです。

日本にある台湾のパイナップルケーキ屋さんの試食で出してくれたお茶がすごく美味しくて、ケーキよりもお茶を買いたくなったことがあったのを思い出しました。

今は気軽に海外に行ける環境ではありませんが、食を通じて世界を旅する気分を味わうのも楽しいですね。

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最初のコーナーは、今週の暦です

一年を24に分けた二十四節気と、さらに三分割して72に分けた「七十二候」をご紹介しています。

二十四節気は、露が冷たく感じられる「寒露(かんろ)」。

七十二候は、10月13日から17日まで「菊花開(きくのはな ひらく)」、文字通り菊の花が咲き始める時期です。

菊は、先月9月9日の重陽の節句でもご紹介しました。

旧暦ではこれから9月に入る頃ですから、重陽の節句の頃には菊の花が満開になっていたのでしょうね。

この時期の、澄み渡るような青空を「菊晴れ」「菊日和」と呼んでいます。

10月~11月には各地で菊祭りや菊花展が開催されますが、青空に映える鮮やかな菊の花が目に浮かぶようです。

東京では、新宿御苑、明治神宮、湯島天神、亀戸天神で開かれる展示が有名でしょうか。

明治神宮は、今年で創建100年を迎え「明治神宮鎮座百年大祭」が執り行われることとなっています。

菊花展は10月25日~11月23日まで行われる予定です。

皇室の紋章でもある菊の花ですが、新宿御苑の菊花壇展は、明治時代に始まった「菊花拝観」という皇室の行事がルーツとなる伝統行事。

明治37年からは新宿御苑で菊の栽培が行われていて、昭和24年に新宿御苑が一般公開されるようになって、伝統ある菊花壇展も一般に公開されるようになりました。

菊の他にも秋を楽しめる自然がたくさんあります。

すっきり晴れた菊日和に足を運んでみてはいかがでしょうか。


今週も、10月10日「目の愛護デー」にちなんで、目のお話です

先週ご紹介しました「Tokyo Eye Festival」、始まりました。

http://www.tougan.org/tef2020/

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毎年10月10日に近い土日祝日に新宿西口広場で行われてきたイベントですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の社会状況のため、会場での開催は中止し、オンライン上での開催となっています。

「見えることの大切さ」「見えにくくなっても共に支え合うことの大切さ」を考える機会にしていただきたいという、東京眼科医会会長のお話を始め、目の病気の症状、眼科で行われる検査や治療について、メガネやコンタクトレンズの扱い方、盲導犬のお話など、様々なコンテンツが無料で視聴できます。

「見えることの大切さ」、確かに普段はなかなか意識しにくいですよね。

メガネを忘れたり、コンタクトレンズを落としてしまったり、眼帯をしたりしたことはあるでしょうか。

片目でも見えにくい経験をすると、見えることの有難さを感じることはありますよね。

それでも、「見えること」は多くの人にとって当たり前のことになってしまっているかもしれません。

 目を酷使する現代の生活ですが、多少見えにくかったり、かすんだりしても、「疲れ目かな?」と軽く考えてしまっていないでしょうか。

目の病気というと、白内障や緑内障などがよく知られていると思います。

「加齢黄斑変性」という病気はご存じでしょうか。

ものを見る機能で重要な網膜の中心部「黄斑」が年齢とともにダメージを受けて、視力に障害がおこる目の病気です。

50歳以上の男性に起こりやすいことがわかっていて、高齢化にともなって日本でも増えている病気の1つです。

喫煙歴や肥満があるとかかりやすいということから、「目の生活習慣病」ともいわれています。

主な症状は、視野の中心部分が歪んだり、ぼやけたり、暗くて見えにくくなったりすること。

片目から始まることが多いのですが、片目が見えにくくなっても、もう片方の目で自然に補う機能があるので、気づきにくいこともあるそうです。

「Tokyo Eye Festival」のサイトでは、自分でできるチェック方法が紹介されていました。http://www.tougan.org/tef2020/corner-amd.php

「ビジョンチェック」と言って、格子状に線が引いてある紙の中心部分を片目ずつ見て、見え方をチェックするものです。

線が歪んで見えたり、暗くて見えにくい部分がある場合は、眼科で診察を受けてくださいね。

何も症状がなくても、特に40歳を過ぎたら、年に1回は目のチェックを受けることをお勧めします。

来週も、目の健康についてお伝えする予定です。

「Tokyo Eye Festival」は11月8日までやっていますので、ぜひご覧ください。 http://www.tougan.org/tef2020/

「食とココロの処方箋」は東京23区エリアと中心としたレインボータウンFMで毎週火曜18:50〜19:00にオンエア中です。

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