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この国の未来を作るのは誰か?

ちょうど1年位前、私は経営実践研究会なるコミュニティーに入会しました。その会は本業で社会課題を解決する。との高い志を持った方ばかりが集まっている研究会で、いわゆるソーシャルビジネス、社会課題解決型モデルのトップランナーの経営者が会員やアドバイザーとして参加されています。今年の日本で一番大切にしたい会社大賞を受賞されたメンバーもいます。2年前に脱建築業を掲げ、地域コミュニティー事業と言う地域活性化の企業へと事業ドメインを変更した私にとっては同じような志を持った経営者が日本全国にこんなにたくさんいるのだと感動し、即入会を決めました。
ちなみに、私達が取り組む地域課題解決の取り組みはこちら、

教育への取り組み

経営実践研究会で行われる研修や勉強会等に参加して数々の気づきと刺激をもらい、自分たちの事業を見直すきっかけをいただくことができました。その1つが私が代表を務める一般社団法人職人起業塾での新しい取り組みで、志×技能×キャリア教育の高等学校を創設すると言うプロジェクトとして具体的な活動に反映しています。その試みの動機になった大きな気づきは、教育こそがこの国の未来にとって最重要であると言うごく当たり前のことであり、私たち大人が未来を託す子供や若者たちにもっと真剣に向き合ってできることに積極的に取り組む必要性を甚く感じたのでした。
私たちが立ち上げた学校プロジェクトの詳細はこちら、

経営者と(教師が)語る未来

すべての経営者、社会人はもっと教育に対して興味を持つべきだと気付かされたのは、チームメンバーとして一緒に活動している野中さんの取り組みです。元教諭でもある彼は教育現場の最前線にいる先生たちをもっと生き生きと働けるように先生のためのシェアハウスを運営されており、そこでは様々なイベントが催されます。私が彼の活動を深く知ることになったのは彼が定期的に開催されているイベントで、地域でビジネスを行っている経営者と学校の先生が共に集い教育について語り合うディスカッションとワークショップの場です。以前から、学校の教育が社会に出てからの実務にあまりにも役に立たない、受け入れ側の企業側ニーズから学校教育が乖離している事に危惧を感じていた私は喜んで参加させて貰いました。そのイベントに参加して感じたのは、先生たちも私たちと同じ感覚、同じ危機感を持っており、何とかしたいと努力されている現実です。来月は、大阪で出張イベントを開催されるようなので興味がある方はぜひ足を運ばれることをお勧めします。
野中さん主催のイベントの内容と申し込みはこちら、

この国の未来を担うのは子供と若者しかない。

最近になってこの国の未来を真剣に考える人たちと交流を持つことによって様々な良いご縁を加速度的にいただくことができています。つい先日も、これもまたチームメンバーの野村さんから貧困に喘ぐ子供たちに食事と現金での支援を行っている給付型NPO法人を運営されている今井さんをご紹介いただき情報交換の場を持つ事ができました。今井さんが代表を務められる認定NPO法人D×Pは不登校・中退などの進路・就職相談、不登校・高校中退などの困難を抱えた10代の若者がLINEで相談することができるユキサキネットという窓口を作ったり、その先では保護者に頼れず困窮する10代からの相談を受て、支出が収入を上回る「赤字」状態にあるなど支援が必要な場合、食糧支援や現金給付も実施しておられます。困っている若者に対して食糧や現金での支援とユキサキチャットでの継続した相談サポートで就労、福祉や医療などにつなぐなど、自治体や国のセーフィティーネットからこぼれ落ちた若者の救済を行われているとのこと。この国の未来は子供達に託すしかない、その当たり前のことに向き合う機会になり、私も即座にサポーターになることを決めました。是非とも以下のサイト覗いてみてください。

未来を作るのは誰の責任?

子育ては親の責任、教育は学校の責任、セーフティネットは自治体の責任。その他の大人は子供に対して知らんぷり。私が子供の頃は近所のおっちゃんやおばちゃん、じいさん婆さんにもあれこれと関わって貰い、様々なことを教えて貰ったり、悪さをして怒られたりしたものです。それがいつの間にか地域での人間関係が希薄になり、大人が社会が一体となって子供を育てる風潮が消えてしまいました。そして今では子供達の貧困率の高さが問題視されたり、引きこもりの若者の増加が報じられたりと、若者の孤独と分断が日本の未来に大きな影を落としていると感じています。経済的にも精神的にも生きづらさを抱えて大人になった若者が積極的に家庭を持ち多くの子供を育てたいと思うかと言うと、非常に怪しいですし、そう考えれば私たちはもっと若者、子供達に関わって安心して生きられる社会へと変えて行く必要があると強く思うのです。そんな同じ問題意識を持つ方々と連携して課題解決へと一つずつ歩みを進めていきます。

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学歴マイノリティにチャンスを与える新しい職人高等学校を創立します!

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