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風呂上がりのぐるぐるドーナッツ

風呂上がりに飲むビールは美味いが、風呂上がりに聞く音楽もまた良い。

最近我が家では、風呂上りにレコードを聴きながら音楽にノって遊ぶ、と言う最高に楽しい事をしている。

パジャマ姿の息子と二人でソファーの背もたれに腰掛け、キャビネットに置いてあるチープなレコードプレイヤーの上でぐるぐる回るレコードを眺めながら、肩や首でファンキーにノる。

2歳の息子はリズムに合わせ正確に手拍子をする、ファンキーで楽しい曲なら満面の笑みでバンバン手を叩くし、悲しい曲なら悲しそうな表情で手を叩く。

レコードはブックオフで適当にジャケ買いした、ジャズやフュージョン、ファンクなどの安いキズ物、趣味でヒップホップのトラックメイクをしてるので、ネタ探しとして買い集めている、アーティスト名もよく分からん物が多い。

そんなレコードを二人で聴いているとき、一つの音楽を共有しながら同じビートにノっているき、それぞれノり方は違えど、一人でノるよりは明らかに楽しいし、気持ちいい。

幸福感が半端ない。

そして気付いてしまった、もはやこの行為は立派なダンスだし、立派なクラブだ。

ただ音楽の表情に合わせノるだけの行為に、技術がついた物がダンスだし、これの音量と人数が大きくなり酒が入ったのがクラブだ

そりゃ気持ちいし、楽しいはずだ、だって息子とクラブでダンスしてんだから。

ちなみに妻は洗面所で歯磨きやパックしながら普通にノっている、元ダンサーだけあってノり方が美味い、ってかダンサーに元も今もないか、、ノる事がダンスなんだから。


僕が尊敬するJ・ディラは2歳のときから、父親と公園でレコードをプレイしていたという、息子も丁度2歳、よく分からんレコードを棚から取り出し、腕いっぱいに抱えて「これ掛けて」と持ってくる。

ディディディ、DJやんけーーー!!(DJキャオリ風)

才能うんぬんとかは知らんけど、音楽を好きになってくれただけで嬉しい。

音楽が好きなら大抵のことは大丈夫だろう、汎用性は高杉晋作。

今度は一緒にブックオフに行こうと思ってる、二人で安いレコードをディグりたい。



ぽやしみ。









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