花店インタビュー|優しい時間と心地よさが楽しめる|câline

2022年2月10日にオープンしたショップ「câline(カリーヌ)」

神奈川県川崎市の東急線「元住吉」駅から徒歩5分の場所にあります。
平日でも賑わいのあるブレーメン商店街から一本入った場所。

お隣はコーヒーの焙煎所で、前を通ると香ばしいかおりがしてきます。
グレイッシュな色に塗られた扉を開けると、ピンクやパープルの花々に、ボリューム感のあるグリーンや枝物が並んだ気持ちのいい空間が視界に広がります。

オーナーは、林桃子さん。
子どもの頃から花屋さんになりたいと思い、高校卒業後は花の専門学校へ進学。
その後、都内の大手花店に勤務。
20代後半には新婚旅行に行ったパリで、現地のお花屋さんを見てまわると、どのお店も日本人の女性が働いている様子を目の当たりにし、大きく刺激を受けたそうです。

そうして自らも休職して単身パリへ渡り、現地の花店でスタジェ(研修)として働いたそうです。
復職後には、店舗のマネージャー、教育スタッフ、 法人事業部のクリエイターとして幅広く活動し、順調にキャリアを築いていきます。

花屋歴はすでに20年を超えている林さん、あえて独立を選んだ理由を尋ねてみました。
「もともとは安定した人生を送ろうと、ずっと会社員のフローリストで過ごすつもりでしたが、2年ほど前から自分のショップを持つことを考えはじめ、ネットで物件を探しはじめました。
ただ、当時は仕事も忙しく、少し調べただけで放置していました。
去年の夏あらためて、物件探しをしたら、今の物件が突然出てきて、これは、やるしかない!と本格的に取り組みはじめました」
とゆっくりと言葉を選びながら話す林さん。

ショップ名のカリーヌはフランス語で、「愛でるとか、いとおしい」っていう意味を持っている単語。
林さんのお嬢さんの名前が「カリンちゃん」ということもあり、ショップ名を考えたときに、とてもしっくり来たので、決めたとか。
花の仕入れでは、林さんは自分が好きな色や咲き方、品種にこだわりながら、直感を大事にしているそう。
そして、ついつい仕入れ過ぎてしまうという葉物や枝物もたっぷり。

アンティークの什器に美しくディスプレーされている花やグリーン、店内の落ち着いた内装と林さんの優しい人柄で、心癒される居心地のよいショップです。

写真提供/câline

店舗情報

câline
神奈川県川崎市中原区木月1-26-19
instagram:caline.flower
https://calineflower.buyshop.jp

― 日々、花と暮らす ―
想う気持ちを花と共に贈る
家族のそばに季節の花を飾る
特別な場面を花で彩る
“花”のお仕事すべて承ります

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?