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【自己紹介】前半―英語独学から出版まで

みなさん、こんにちは。
本の著者、講演家であり、そして鬱病経験者である、加藤将馬といいます。この記事の前半では、自分の経歴・自己紹介をメインに、後半では、とにかく苦しいうつ病を経たうえで、何を伝えたいのかを書きます。

※Youtube動画は以下より!


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小中学生のころ


僕は小中学生の頃は、ゲームがとにかく好きで、特に中学生のころには、毎日、一日中ゲームばかりやるようになっていました。ほんとうに異様なくらいはまっていて、将来はゲーム関連の仕事に就くとまで本気で考えていました。
 そして当時、同時にはまったのが英語でした。元々、日本人にありがちな「英語を話せるようになりたい!」という憧れから始まり、たくさんの本を買って、CDを聞いてひたすら発音を真似して、熱中して勉強していました。

猛勉強した高校時代


 とはいえ、中学時代はそこそこ勉強していたけれど内申が全く上がらず、5段階中だいたいオール3くらい。なんとなくで受験して第2志望の高校に入学しました。そこは偏差値が50ちょっとくらい。
 転機は高校2年生の夏ごろ。当時通っていた塾の先生と面談して、志望校を決めました。そこが大阪大学。大阪大学は、東京大学と京都大学に次ぐといわれる難関大学だといわれていて、自分には夢のまた夢のような難しい大学だとは知っていたけど頑張りたいと思いました。
 けれど当時、だいたい偏差値真ん中あたりの高校に通っていて、さらに、そこの中でも中途半端な成績でした。だから、夏休み前の学校の担任の先生との面談では、「大阪大学に行きたいです」と言ったら、鼻で笑われ、「絶対に行けないから、志望校を変えてきなさい」とまで言われてしまいました。
 それでも、どうにか頑張って合格したくて、毎日朝から勉強、学校でも授業中に入試勉強、学校が終わると塾に行って10時まで勉強、家に帰って寝る前に勉強、という毎日になった。それを2年生の夏から3年生の終わりまでずっと続けたんです。それほど勉強をしたので、最終的な結果は、合格だったんです。嬉しさよりも驚きが強かったのを覚えています。

大学に入ってから


 では、難関大学に入ってどうだったのか。実は、入学直後に強い違和感を覚えました。というのも、受験で勉強した内容はすぐに忘れていったし、目標を失って多くの人は学びをやめているようでした。自分自身、ちょっとは偏差値が上がったかもしれないけれど、本当に賢くなったのかはわからなかったし、人生で何が大切なのかもわかりませんでした。また、試験で高得点を取っていても、知的で論理的な議論ができたり、精神的に成長していたりするとは限らないと痛感しました。では、それまで受けてきた12年間の教育にはいったい何の意味があったのだろうと思ったんです。
 そして、大学時代には、特に僕が影響を受けた一冊があり、冒頭からとにかく引き込まれ、そこに載せられていたグラフに強く衝撃を受けました。それは、「日本は、50年ほどで、経済力は6倍以上に急成長したのにもかかわらず、幸福度はまったく向上しなかった」ということを示すものでした。それなら、経済成長にはいったい何の意味があるのだろうと思わされたんです。
 その本を読んだのは就活の時期でしたが、僕は就活そっちのけで、国と幸福について調べ始めました。そしてあらゆる書籍や調査を読んでいった結果、どうしても実際に訪れてみたい国が見つかりました。それがフィジー共和国でした。幸福度調査の1つで何度も1位になっていたのが気になったんです。「なら現地に行くしかない」と思ったのです。たくさん調べたうえで、フィジーに渡航して1年滞在することを決めました。

フィジーでの経験


 フィジー滞在中には良い思い出がたくさんあります。フィジー人のお宅にホームステイして、毎日子供たちと外で遊んだり、ヒンドゥー教のお祈りに1週間、毎日3時間参加したり、田舎の村で滞在したり、道に迷った時、近くの家にいた家族に助けてもらったり。
 そうして、とても大切なことを、実感を持って学べました。それは、「幸せは素朴なものである」というものです。たしかに、フィジーは発展した国ではありませんが、人々がよりつながっているように見えました。想像してみれば、東京に住む大富豪よりも幸せなフィジーの村民がいるとしても不思議ではありません。幸福度一位と聞くと何か特別なものを思い浮かべるかもしれませんが、そもそも幸福というものは文明が発達するはるか昔から受け継がれているシステムです。日常の小さな楽しみや人とのつながりが、何よりも人生を豊かにし、幸せにしてくれると気づきました。そして、そこで得た学びもあって、「幸福」をテーマに本を書いたのです。
 それでは、本題になりますが、なぜ、自分が幸福について発信したいのか。わざわざ本を書いたのか。そこには大きな理由があるんです。それを次の投稿で説明していきます。



【筆者の詳細について】

―加藤将馬:著者、講演家、幸福学&ビッグヒストリー研究家

・加藤将馬のウェブサイトはこちら

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・YouTubeはこちら

【著書の紹介】

宇宙と人類、138億年ものがたり ―ビッグヒストリーで語る 宇宙のはじまりから人間の未来―

紙の書籍:1260円→電子書籍版:0円(変更の可能性あり)


本書は、宇宙と人類の歩みを考察する一冊です。
「宇宙が生まれた頃はどのような姿だったのか?」「なぜ19万年間も狩りをしていた人間は、今では宇宙進出を始めているのか?」「気候変動やAIなど、これからの人間社会はどうなってしまうのか?」といった大きな問いについて説明します。
 そして、本書の最大のテーマは、「人間は文明を発達させて地球の覇者となったのにもかかわらず、なぜ世界には数多くの自殺者がいて、不幸が消えていないのか」というものです。
 138億年にわたる壮大な物語を堪能していただくと同時に、人間社会のあり方にまで思考を巡らせてもらうことを本書では目的としています。そして、私がなぜ本書を書き、ビッグヒストリーを通じて何を伝えたいのか。ぜひ、最後まで見届けていただけると幸いです。

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