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自身初の『海外年越しからの国内年越し』を経て、感じる事


Prologue


僕は、今年のお正月は、2年ぶりに、『母国•日本』で過ごした。
とは言っても、年越しの瞬間は病院にいたので、前回•2022→2023の年越しに続いて家族とは別の場所で新年を迎える形になったが、僕にとっては、海外年越しを経験した後では初めての『母国•日本』での年越しだった。
そんな、2年ぶりに国内で過ごしたお正月。
初めての『海外年越しからの国内年越し』を経て、今の僕がどのように感じているのか、国内年越しと海外年越しのどっちが良いと思っているのか、気になっている方も多いのではないだろうか。

国内、海外、それぞれの良さ

ここからは、国内年越しと海外年越しの両方を経験して感じた事についてそれぞれ具体的に綴っていく。

20年以上慣れ親しんできた、『日本のお正月』

幼い頃から大好きな伊達巻きを始めとしたおせちも、年越しの前後によく見ている『ゆく年くる年』も、2日と3日に見る箱根駅伝も。
『日本のお正月』や『日本の年末年始』にまつわる物の何もかもが、僕にとっては2年ぶりだった。

昨年のお正月はマレーシアにいたので、伊達巻きやおせちは食べられなかった。
本当は帰国してから買おうと思っていたのだが、スーパーに行っても伊達巻きなどのお正月限定の食べ物は販売終了していたようで、見当たらず。
おせちはもとい、年末年始の特番も、箱根駅伝も、幼い頃から慣れ親しんできた物。
いずれも前回の年末年始は味わえなかったので、どこか、懐かしさを感じた。
包み隠さず書くと、「新年と言えば、やっぱりこれだよな」と心の底から強く思った。
そして、今回に至っては、年越しの瞬間も病床で過ごして親戚と集まれなかった事もあってか、『お正月』を大切にする日本で生まれ育ち、昨年を除いてお正月を毎回日本で過ごしてきた僕にとって、『お正月』という物(特に家族や親戚と集まって新年を祝いあう事)が如何に特別で大切な行事なのかという事を改めて認識した。

『日本のお正月』では味わえない、海外ならではの文化

ただ、その一方で、前回の年越しを海外で迎えた事で、もっと色々な国や地域の年越しや新年も味わったみたいという気持ちもある。

前回KLで年越しの瞬間を迎えた時は、KLの年越しで最も人が集まると言われるKLCCには電波が繋がらなくなるほど大勢の人々が集まり、10秒前になると、会場にいる人達と大声で年越しのカウントダウンをした。
また、年越しした後は、道行く人達に、現地の言葉で”Happy New Year!”を意味する”Selamat Tahun Baru!”と言って回っていた。
これらの事は、文化や価値観の違いで、僕も日本では経験した事がないし、余程日本人の価値観が大きく変わらない限り経験出来ない事だと思う。

“2023年”の始まりを迎えた、KLCC

また、マレーシアで年越しや新年を経験した前回の年末年始には、中国の影響を大きく受けている事で新年よりも旧正月のPRの方が大きい事や1月1日から博物館が通常営業している事など、日本の年越しや新年しか経験しなかったら味わえなかっただろうなという事や考えもしなかったと思う事は沢山ある。
同じように、日本とマレーシア以外の国やアジア以外の地域で年越しや新年を経験する事で、今の僕には想像もつかない、『年越し』や『新年』ならではの体験やまた新たに考える事が沢山あると思う。

P.S.
2022→2023の年越しについては、こちらの記事で事細かに綴っているので、その前後の様子など、詳しくはこちらを読んでほしい。

Epilogue

最後に、究極の話だが、
「これからの年越しは
A.毎回日本で過ごす
B.世界各地の年越しや新年を味わえる代わりに、日本で年末年始を過ごす事は出来ない
のどちらを選びますか?」
という2択を迫られたら、冗談抜きで、とてもどちらか一方を選ぶ事は出来ない。

いつまでも続く訳ではない、いつまで続くかわからない家族や親戚と集まって新年を祝う時間は大切にしたいし、自分自身の経験として、日本とは異なる『年越し』や『新年』の向き合い方や世界各国の価値観にも触れてみたい。
「どちらの方が強い」かは正直自分でもわからないし、前者と後者、今後の人生で経験したいという気持ちは同じくらいある。
だから僕は、次回•2024→2025以降の年越しは、金銭面や家族•親戚の事情はちゃんと考えた上で、日本で過ごすか海外で過ごすか、その時の自分の心の赴く方を選びたいと思う。

2024.1.4 SHOMAO

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