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冬の北海道は寒い⑨ 函館〜登別

四日目です。
北海道なら大抵どこもそうなのかもしれませんが、函館ももちろん海鮮が豊かです。函館朝市どんぶり横丁という活気の良い市場がありまして、登別へと向かう前に立ち寄りました。
お店の人たちがめっちゃ勧誘してきます。日本ではないみたいです。

いくら丼

海鮮丼が食べれる場所はないかと尋ねたところ、ゲストハウスの店主さんに教えてもらった茶夢というお店です。個人経営のお店で、写真では見えづらいですが、看板は喫茶店やスナックみたいな印象を受けます。
上の写真はもうご覧になりましたね。新鮮で粒の大きいイクラが乗ったどんぶりです。あっという間にご飯がなくなりました。粒が弾けて下に広がる感覚は、尋常ではない快感です。

人気でした。たまたま入れたのが奇跡
お通しというのでしょうか、どんぶりが出てくる前に、こんなにもたくさんの小鉢が出てきました。初めてです、こんなにたくさん出てくるのは。全て美味しく頂きました。
こちらはウニイクラ丼
ウニも新鮮ですね。色がいい

北海道の、とりわけ函館付近のみで繁茂するバーガーショップ、ラッキーピエロ。巷の噂では、やれ美味しくないだのとほざかれていましたが、実際のところどうなのでしょう。

店内は活気があっていい感じです。
他のバーガーショップとは雰囲気が違います。

結論、美味しすぎました。誰が悪口を言っているんでしょうか。噛み応えがあってボリューミーなんですが、意外とさっぱりとした食後感もあって、不思議な美味しさに包まれました。口の中で七色の虹が暴れている感覚です。自分で書いていてもよくわかりませんが、要するに、他のバーガーとは全く異なる美味しさがあるということです。

さて、朝市から出た僕たちは、登別へと向かいます。
約二百キロです。昨日を乗り越えた僕にはてんでなんともない距離です。
その道中に、洞爺湖に寄りました。
国内で三番目に大きいカルデラ湖として有名で、日本百景に乗っていたり、周辺が国立公園に指定されていたりと、なにやらすごい湖だそうです。
僕たちが立ち寄ったのはほんの三十分ほどで、写真を撮っただけでしたが、周辺で宿泊して洞爺湖一周を楽しむのも趣がありそうでしたし、写真の右端に映っている城の形をした船で、湖を巡ることもでき、時間があれば、と悔しくなりました。
しかしまぁ、どれだけ時間があったとしても、満足することはありません。ほかにできないことが見つかって名残惜しくなるだけです。もし無限の時間があったとしても、有限の時間で楽しめる事柄を恋しむだけです。
三十分の滞在でしたが、僕たちは景色と雰囲気を存分に味わいました。濃密な時間でした。

夜が更ける前に、もう一つ行きたい場所がありました。
時間はギリギリでしたが、車を走らせます。

                            続く

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