無理に何かを続ける必要があるって本当?整理してみた。

140文字以上に書くことが好きなのでnoteにハマりそう、Shoneです。

今回は「無理に何かを続ける必要があるって本当?」というテーマです。

今生活において何か無理に続けているものはありませんか?
必要がないのについつい変化を恐れて自分の時間を無駄にしていることに、見て見ぬふりをしていませんか?


例えば、


・バイト辞めたいけど、自分が辞めたら人手不足で回んないから続けてる。
・サークル辞めたいんだけど、人間関係壊れたら嫌だから続けてる。
・理系分野苦手なのに、学びたい学問が理系だから続けてる。
・今の恋人は不満だらけだけど、長年連れ添っちゃったしもはや世話心。
・仕事辞めたいけど、上司のハラスメントが怖くてできない。

こういった何かと何かを天秤にかけている方には考えを変えるきっかけ、
そこまでいかないにせよこういう考え方もあるんだなと意見の多様性に触れるきっかけになればと思います。


1.自分が必要あると感じたことだけをする


昔の自分がある事をやりたかったからといって、
今の自分がそれをやり続けたいとは限りません。

それはまるで子供の頃抱いた夢と現在の夢が違うのと同様です。

そう、人の考え方は刻一刻と変化していくものです。

今の自分にとって必要でなくなったものは、部屋の片付けをするように断捨離してしまえばいいのです。


なので私は、自分が必要だと思ったことをするべきだと考えています。

以下の例を見て下さい。

・社会人になるにあたって必要だと思ったからTOEICのスコアをとった。
・弁護士になるために必要だから司法試験を通るように勉強した。
・ドラフトに選ばれるために必要だから大学で鍛え直した。

全て必要だからしていることですよね。

では、逆に必要もなくなったのに続ける必要はあるでしょうか。

次の例も考えて下さい。

ドラフトに選ばれるために練習していたが、肩が爆発。
投げられなくなりプロ行きは絶望的。

彼にはもうドラフトに選ばれるほどの必死な練習は必要ではないでしょう。

以上のように、私は自分が必要だと思えばやる。必要じゃないと思えば切ってしまう。

そのような思考プロセスになっています。

全てのことは必要だからやるのです。


2.周りから見たらそれは必要な事じゃなかった?


前述のように必要、もしくは不必要だと思ったタイミングで舵を切ることを許されているのが大学生。


もしかしたら、必要・不必要の判断を誤っている可能性はあるかもしれません。失敗してしまうかもしれない。しかし。

今失敗しないでいつするのでしょうか?


今の時期だから失敗も糧にすることができる。
舵を切って失敗してもある程度の事は許される。

自分で失敗に気付かない限り、失敗の前兆に気付かないまま社会に出てしまいます。

逆に言えば、社会に出てからは大成功はできなくても、そう容易く
失敗してはいけないのです。


失敗の前兆に気付かないまま社会に放出されて、うっかり失敗したとしましょう。例えば

・家庭を持っていながらも、違う道に歩みたい!と言って舵を切って独立失敗。一家路頭に。
・業務転換だ!と言って大舵を切って大赤字を出したらどうでしょう。

目も当てられませんよね。

失敗できる時に失敗して、失敗のパターンを学ぶことも大事だと思います。
勿論、そんな型があれば失敗する人なんてのは出てこないので、完璧絶対の方程式なんてものはありません。

しかし、私の今回の「無理に何かを続ける」という失敗のパターンへの気付きは自分の受験の失敗に基づいたものなのです。


3.理系を続けた4年目の終わりに


4年目と言っても、これは大学での話ではありません。
私はコテコテ文系です。
では、何なのか。

高1~高3+1浪の4年間です。

冒頭に私は読んでほしい人の一例にこのように書きました。

・理系分野苦手なのに、学びたい学問分野が理系だから続けてる。

これは何を隠そう、私のことなのです。
当時、私はとある専門的な理系分野について関われる学部を目指していました。

なまじ中学3年(中高一貫のため高1範囲)までの数学はできてしまったから勘違いしたのでしょう。自分の夢のために必要だから頑張れる、努力したくなるだろう。そういった算段でした。


しかし、現実は甘くはありません。夢があるからと言って、なりたい何かになれるならみんな何かになれるのです。

高校時代の成績を支えていたのも数学ではなく、英語と国語でした。
これらが無くなったら間違いなく下層でした。そんな中でも、英語と国語という地盤を固めたら後は理数系科目を追い込むだけと思っていましたが思うように伸びませんでした。

そうこうしているうちに高3の受験を終えて、浪人1年目は予備校に通いましたが、やはりだめでした。

そこでこのまま続けていては埒が明かないと、やけくそ半分で考えます。

自分のやりたかったことは何か。それに関わるための手段は本当にそれだけか。違うアプローチはないのか。

そこで私は考えつきます。

無理して理系ではなく、得意な文系に移って、その分野の枠組み、法制度について整備してみようというアプローチを。

私は、いつまでもその場で足踏みをしているわけにもいかない、その分野に早く関わるために必要だから、文系に転向するという選択をし宅浪生活を経て今の大学に入学を果たします。

もっとそれに早く気付けていたら、そもそも理系が無理だと感じたところで舵を切っていたら。

4.コンコルドの誤り

たかが、大学生風情の雑感じゃないかという意見もあるかもしれません。
そこで一応こんな心理学用語もあるよということでこのnoteはまとめさせて頂きたいと思います。

コンコルドの誤り(英:Concorde effect)

ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが損失につながるとわかっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ、投資がやめられない状態を指す。超音速旅客機コンコルドの商業的失敗を由来とする。

引用元
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%89%E5%8A%B9%E6%9E%9C 

これは、イギリスとフランスが共同開発した超音速旅客機のコンコルドの名前に由来しています。1970年代に4,000億円と言う巨額の赤字を計上したにも関わらず、それまでかけた研究費、時間を回収しようと、もがいてしまった結果、累損は数兆円にものぼり、ついに破産してしまったというものです。

今、あなた自身が4000億円の損失点で済んでいるとして、まだ進み続けますか?

私も、これを読んでくれた皆さんも「破産」しないようにしたいものですね。

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