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5年前 2015.12月、亘理町の空

2011.3.11 から4年後に、仲間たちと東北、岩手・宮城・福島を回りました。ただただ、お話を聞くというボラティアとして。井戸端のように。

亘理町では、数日間カフェも開催しました。

その時の亘理町の空の雲が光り輝いていたので…とても不思議な雲でした。

一期一会の出逢いの場。

震災から4年経った東北は、まだまだ工事が続き、仮設住宅にお住まいの方たちの先が見えないという言葉に、何も言うことができませんでした。


10年前のあの日、あの時のことは、今でもしっかりと脳裏に。

北海道のこの地でも、異常な揺れに不安がよぎり、テレビを見ながら

一人、テレビに「早く、逃げて〜」と叫んでいた自分がいます。


今日という日。何年経っても、今日という日を。

阪神・淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震、

地震のこわさを知っている方は数多くいるのではないかと。

私も震度6は数度経験しています。


今日は、朝の通勤時のラジオの音を聞きながら、目が潤んでいました。

特に、福島に想いを込めて…私は個人的に電力に頼る日常、原発に頼る日常に疑問をいだいています。

3年前の北海道のブラックアウト。電気のない生活、煮炊きはガスだったことに感謝。電気のありがたさは知ったけど、こわさも知った。

そしてSNSのこわさ。情報は自分でしっかりと見極めてから発信しなければ

誤報を流すことになるこわさ。どれだけの人がそれを意識していたのだろうか。あの時、情報のこわさを知り、まずは疑うということを知りました。


今日は、福島の牧場のことを元にした絵本を…

『希望の牧場』 作・ 森 絵都 絵・吉田 尚令 出版社・岩崎書店

330頭の肉牛。放射能をあびて食えない、売れない牛たち。それでものどがかわき、おなかがすく牛たち。牛たちの殺処分と言われても…

「だれもいなくなった町の牧場に、オレはのこった。そりゃ放射能はこわいけど、しょうがない。だってオレ、牛飼いだからな。」

あの日からの10年、自分は…自分のことを考えてみる。


読んでいただき、ありがとうございます。



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