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2020年に遊んだSteamゲームをだらだら紹介する

なんとなく軽い文章を書きたくなったので2020年に岡井が遊んだsteamのゲームを紹介することにする。出てくるのは有名作が多いので新しい発見はあまりないかもしれないが、年始に遊ぶゲームを探している人や、過去に遊んだゲームの感想を共有したい人に役立てていただければ幸いである。

なお、2020年に私が遊んだゲームであって2020年発売のゲームではないので注意していただきたい。そして全体的に淡々と進めていくのでテキストとしては面白い話は多分無い。

ちなみに私が所持する最新据え置きゲーム機はPS2なので、PC版以外のゲーム知識は化石みたいなレベルである。それではレッツプレイ。


Slay The Spire

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デッキ構築型のカードゲームだが対戦相手はカードを使ってこない。そもそも対人要素はほとんどなく、ひたすら一人でやりこむタイプのゲーム。

競技としてプレイしたことがある人はご存じかと思うが、カードゲームの多くは突き詰めると勝つために使うカードが固定されてくることがほとんどであり、強デッキとそのアーキタイプのぶつかり合いという光景が日常となる。対してこのゲームは毎回変化するカードを選んでデッキを構築しながら進行するいわゆるドラフト要素を取り入れているのが特徴であり、最も面白いデッキ構築を考える部分をずっと楽しめる。

運がいいとトントン拍子に強デッキが完成し、逆にデッキと相性の良いカードが延々巡ってこない可能性だってある。クセの少ない無難なカードを入れるか、組み合わせで強力な効果を発揮するカードに賭けるかという選択を常に迫られ、うまくデッキを構築できればずっと俺のターン状態を実現することも可能。

グラフィックは全体的に簡素であり、おそらくゲーム画面を見ても地味だという印象を持たれるが、動作は快適だし中断や再開もしやすい。空き時間についついプレイしてしまう魅力がある。


私の場合はMTGアリーナで連敗してあったまったところにドローソースで大量展開して心臓に突撃するゲームになった。


Hollow Knight

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いわゆる探索型アクションゲーム。ディフォルメされた虫がモチーフになっており、暗く湿っていながらどこか神秘的という独特の雰囲気を持つ。

全体的に難易度は高め。特にボス戦では回復手段が限られていることもありゴリ押しはまず通用せず、適切なパターンを見切らないとクリアは遠い。進行によって主人公も強化されていくのだが、それに比例するように敵も強くなっていき、楽勝で敵を蹴散らすといった場面はほとんど無いと言っていい。

その雰囲気も手伝って探索感は類似ゲームの中でもかなり高い。虫がモチーフということも含めて人によってはホラーゲーム的な側面もあるかもしれないが、それが良い味になっている部分も多い。アクションゲームとしての魅力よりも、むしろこの世界を探索できるといった部分の魅力の方が大きいかもしれない。


なんとなくナイトメアー・ビフォア・クリスマス的な雰囲気を感じてプレイすることにしたが、気付くと必死に除虫するゲームになっていた。地下が怖い。


Bloodstained:Ritual of the Night

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こちらも探索型アクションゲーム。クラウドファンディングでの制作資金調達を瞬時に達成させたゲームとしても知られており、ゲーム知識のある人には悪魔城月下の直系のIGAゲーといえば伝わりやすいだろうか。過去の悪魔城シリーズが好きならばいつもの感じであり安心して楽しめる。

収集や探索要素を快適に進められるように配慮されている点も多く、初心者でもレベル上げやアイテム収集で準備を万全にすればボス撃破も難しくない。

ただしギミックの使い方にやや不親切な部分もあり、ノーヒントで進めていくと手づまりになりやすい。特に水中移動手段の入手は通常進行では総当たりになりがち。今は検索すればすぐ攻略情報も見つかるので大きな問題にはならないが、ここはゲーム内で自然と進められるようにして欲しかった。

あと私のPCではなぜか主人公の声だけ異常に音質が悪くなる。美人主人公だけど終始ダミ声で喋るのでなんだか複雑な気持ちになる。多分他の人は大丈夫だと思うが。

全般的にクオリティが高いゲームであり、追加コンテンツも複数用意されている、総じて満足感は高いのではないだろうか。


ついついアイテム収集に勤しんでしまうし、短剣やブーツといった縛りプレイもしたくなる。気付くとたまにプレイしたくなるし意味もなくドゥエドゥエしてしまう。


The Messenger

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忍者龍剣伝シリーズを彷彿とさせるアクションゲーム。8bit機のドットを彷彿させるグラフィックの世界で旅が始まるが、ステージクリアを重ねていくと驚きのギミックが待っている。

アクションゲームとしてはそこそこ歯ごたえがある難易度で、落下死を含めた即死ギミックが多い。特に後半は数多の使者が死者と化すだろう。そしてご丁寧に累計ミス回数を報告してくれる。私は100回くらい魚に食われた。

主軸となるストーリーはしっかり存在するが、それをとりまくキャラクター達が妙にドライな性格をしており、ついついなにか面白い話はないかと無駄に道具屋と会話してしまう。

操作性が良いので、自在にキャラを動かせるようになるとつい何周もしたくなるゲーム。そして即死する。


個人的には竹林ステージの音楽が好き。緑のコインを全部集めるのはさほど苦労しなかったが、巨大魚に追われる世界はホントしんどかった。


River City Girls

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くにおくんシリーズの番外編であり、名前の通り女の子が主役のベルトスクロール型のアクションゲーム。実は日本製ではなく雰囲気も異なるがしっかり公式シリーズとなっており、グラフィックも違和感なく可愛らしく作られている。

シリーズの魅力となる多数の必殺技を駆使したハチャメチャバトルは健在。おなじみのキャラも多数登場し、立ちはだかるボス達も個性的な攻撃手段を披露してくれる。

そこらの雑魚敵をドツいて巻き上げた金でショップに行き育成アイテムを買うという、あの頃のくにおくんシステムもしっかり再現されている。

やりこみ要素もいくつか用意されているが、結局はひたすら徘徊と集金に明け暮れることになるため少々作業感はあるかもしれない。


ボスが無敵攻撃を乱発するのはゲームバランス的には良いかもしれないが、くにおくんらしくないとも感じる。でも明るく楽しいバイオレンス世界とドット絵は丁寧に作られててとても良い。


va-11 hall-a

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サイバーパンクバーテンダーアクションと謳われているが、実際にアクション要素はほぼ無いアドベンチャーノベルゲーム。ディストピアと化した近未来世界のバーテンダー・ジルとなって客にカクテルを振舞っていく。

現実ではお目にかかれないような奇抜なヴィジュアルの客とのきわどい会話も多いが、カクテルの好みや仕事の悩みを共有していくことでキャラに親しみをもてるような作りになっている。変な注文の仕方をする客もいる中でカクテルを提供し理解していくという意味ではリアルかもしれない。

あくまでフィクションの世界であり、登場するカクテルも架空のものなので現実のバー経営の知識とはならないが、この世界の小さなバーで酒を提供していく疑似体験ができるのは面白い。

上記の画像もそうだが、他機種版のパッケージ画像も含めてパッと見では何のゲームかわからないし誤解されそうな感じもある。作中ではサラッと描かれるが主人公であるジルの設定もなかなかに複雑。


全然難しくない注文でもボーっとしててミスすることもある、それはゲームの仕様関係なく自分の責任なんだけど。今日も私は脳みそみたいな客にガットパンチを出す。



以上、とりあえずプレイ時間上位6作を並べてみた。こうしてみると自分はアクションゲーム好きなんだなということがわかる。現実ではたいしたアクションをしていないおっさんの願望なのだろうか、誰がおっさんだ、私ですかそうですか。steamのライブラリみてもドット絵とかがいっぱいあるのでまぎれもないおっさんです。

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