賢い犬

「私の名前は太郎」
キャー!可愛らしい声とは対象的な、この世の終わりのような悲鳴が部屋に響く
落ち着いたリーダーらしき男が、動揺を抑えて言った
「我々はとんでもないものを生み出してしまった
可愛いと言い続ければ可愛く育ち、雑に育てれば反抗的な犬に育つ
ならば賢いと言い続ければ賢く育つのではないかと研究していたが、まさか人間の言葉を話せるようになるとは…」

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