ぼくは「分かる」は難しいと思っている。たとえば難解な本を背伸びして読んではみるものの本当に分かったかは正直なところ分からない。哲学書などの難しい本を眺めてみても、なんとなくこういう事を言いたいんだろうなという感覚はすれど、ひとに説明してくださいと言われたら正直苦しいのが本音である。そこで分かるのはなぜ難しいのか知りたくて「わかる」について書かれてる本に目を通してみた
上の本は早い話が、『わかる』について詳細に書かれている。分かるまでの理路や分かるという概念について詳細に書かれてるので興味がある方は覗いていただければとおもう。
さて自分が分かった範囲でわかるを説明するとすれば『わかる』とは『分けれる』ことである。身近な例でいえば、人間には性別があり男女に分けられる。我々は自分が男か女なのか、わかるのでトイレも風呂も自分の性別に応じた場所に行けるのである。
当たり前の話だがわからなければいけないのである。分かることにより、日常生活が送れてるので分かるはとても重要な概念だと自分は考えてます。
さきの例はものすごくシンプルですが、複雑になればなるほど『分かる』のは難しくなっていきますが、とりあえずは知覚でき判別することが分かるの基本と考えればいいんでしょう。
そして分かるにも段階やグラデーションがあると考えます。たとえば、ぼくはブラジルの場所(地図上)と名前は知ってるが、行ったことはないですし、行くとしたら具体的にどこの空港の何時に乗ればいいかもわからないです。
ようは分かってる部分と、分からない部分が混ざってるのを自覚してどの程度『分かる』状態までたどり着かないと生きるうえで不便なのかが分かるという概念の肝なのかなと考え、メタ的に分かるを理解するために、自分なりに5段階で分かるを構成してみました。
それは『分かる/少し分かる/普通/少しわからない/まったくわからない』という基準です。この5段階とお題をAIに投げて、自分が5段階中どの程度分かってる状態かの基準を自分で認知する経験をしていこうとおもいます。ここまでの説明が冗長で恐縮なんですが、さっそくやっていこうとおもいます。
ClaudeというAIに投げたプロンプトは「女心が『分かる/少し分かる/普通/少しわからない/まったくわからない』とは、どういう状態でどういう男性なのかを説明してください。」分かりやすく年齢や職業、ステータス、場合によってはどこの国まで付け足し、今後の人生に活かせるように説明してください
これみんな女心がわかってなさそうですね。おれのプロンプトが悪いのかもしれないが。。次にすこし趣向を変えてショートストーリーにして女心がわかる男性を5段階で表現してもらおうとおもいます。設定はプロポーズで作ってもらいました
あんまりAIは女心はわかってない気がします。というかAIって分かるとかじゃなくて、確率に沿って文字を並べて変えてるだけなので、分かるとは少し違うのかもしれない。ここまでAIとやりとりするとAIに「分かる」をグラデーションつけて表現するのは苦手だとわかりました。
変なまとめ方ですが、これもわかるだと感じます。なんでもそうですが、「分かる」ためには兎に角試さないことには始まらないことがわかったということで、この記事を締めます。ありがとうございました。