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【講師向け】オンラインレッスンに向けての準備記録3 〜映像編〜

こんにちは。ジャズドラマーの浅井翔太です。前回の記事からの続きになります。今回は映像をより良く受講者に配信する方法を考えていきます。では早速いきましょう!

パソコンやスマホ内臓のカメラだと、相手の顔を見ようとするとこちらも顔しか映りませんよね。ボーカリストならそれでもOKかもしれませんが、楽器のレッスになると手元や、場合によっては上から俯瞰するように見れると分かりやすいと思います。そのために毎回パソコンの向きを動かしていては手間なので、できれば複数台のカメラが使えると良いです。

快適にレッスンするための機材

スマホやタブレット

いきなりちょっとした裏技です。パソコンとは別にスマホやタブレットをお持ちの方は多いと思いますが、それを使って新たにウェブミーティングに参加するんです。つまり自分だけでパソコンとスマホの2人分参加してることになります。そうすると何の接続もなくカメラを増やせます。なおインターネットの回線を単純に2回線使うことになるので、通信速度の負担は増えそうですし、それぞれの映像はそこそこ遅延が起こります。ポイントとしては、マイクが(オーディオインターフェイス経由で)繋がっている端末で、手元を映すべきです。喋ってる声は口の動きとズレてもさほど支障はないはずです(楽器によりますけど)ので、サブとして使うスマホなどで、顔を映しましょう。なおこの方法は3カメ以上は辛いと思います。

セッティング例

ここで私のセッティングを紹介します。後述する機材については実はまだ導入していません。自分の記録用に撮った写真しかなかったので部屋が汚いんですがご容赦ください。笑 今度差し替えます。。。

練習パッドでのセッティング例です。前回のnoteにも書きましたが、スネア(ここでは練習パッド)の音はShure SM57で、声の集音にピンマイクのCOUNTRYMAN ISOMAX2Cを使用しています。ピンマイクは練習パッドの上に巻いてあるやつです。
オーディオインターフェイス兼ミキサーのYAMAHA AG06にマイク2本と、メトロノーム代わりのiPadを接続しています。ここからAG06の詳しい接続方法を。

AG06はINPUT1のみファンタム電源を供給できるので、コンデンサーマイクは1本しか使えません。今回ピンマイクがコンデンサーなのでINPUT1に、SM57はダイナミックなので問題なくINPUT2に入れれます。PAD、GAINなどの調整はここでは割愛。iPadなどの外部入力は、空いている端子なら基本どこに入れても大丈夫です。ミキサー側で音量調整ができない端子もあるので、使いやすいところを。

AG06はLOOP BACKという機能がついていて、これは普通にUSBで接続しているだけでパソコン上で流れている音を配信に乗せられるというもの。ツマミで切り替えるだけなのでパソコン上にある音源や動画を流す場合は結構便利です。ちなみにヘッドホンもAG06に接続するので、パソコンのイヤホン端子には何も刺さっていない状態です。

で、実際はMacの内蔵カメラをパッドに向けるためにモニターを閉じめにして、iPhone(この写真撮るために外れてます)を右側の見切れているマイクスタンドから生やして対面用のカメラ&モニターとして使います。

ここまでで私の環境は全てです。AG06はパソコンを接続すると自動で認識されるので、特に設定は必要ありません。(多分。)うまく音が聴こえなかったりする場合は、パソコンの環境設定を見直してみてください。(Macの場合はシステム環境設定→サウンドを開いて、出入力にAG06が選択されていればOK。ウィンドウズも同じような項目があるはずです。)アプリごとの設定は色々試す必要がありそうです。

ここからは、あるといいな〜と私自身が思っている機材です。買ったら接続方法も追加していきますが、今回はざっくり紹介。

ウェブカメラ

パソコンの内蔵カメラはほとんど場合モニターに固定されているので、どうしても使い勝手が悪いです。パソコン用の外部カメラのことをウェブカメラ(ウェブカム)と言います。これなら見やすい位置に設置できますね。これと内蔵カメラを組み合わせて使えば遅延の少ない2カメが実現します。パソコンとはUSBケーブルで接続します。写真はlogicool C922n Pro Stream Webcam

ビデオスイッチャー

カメラを2台以上使用して様々な角度から映像を配信して、なおかつ細かく切り替えたい時は、ビデオスイッチャーが便利です。この類の機材は、主に映像のプロが使う物で恐ろしく高価だったんですが、いつの間にか一般の人でも手の届くものも発売されているそうです。(知らない間に品薄ですが、上の商品はATEM Miniというものです。現状これ一択!と評判です。)

ということで3回に渡ってお伝えしてきた私のオンラインレッスンに向けての準備記録、いかがでしたでしょうか?主に講師向けとしてご紹介しましたがこれらをどこまで生徒さんに用意してもらうか、も大きな課題ですね。
これから始まる5G通信の普及で遅延が減ると、生徒さんとも同時に演奏できるかも。オンラインレッスンもより快適になりそうですね。(その前に人体への影響も気になるところですが。。。)

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