見出し画像

EcoCabin | MOBILE OFFGRID CAFE | オヒサマコーヒー

お知らせ

2023年9月8日の台風災害の影響で、9月12日のオヒサマコーヒーは中心となりました。申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。

はじめに

発電する移動空間「EcoCabin(エコキャビン)」の活用実験として、2023年7月から千葉県長生郡長柄町の公民館で不定期に『MOBILE OFFGRID CAFE(モバイル・オフグリッド・カフェ)』を開いています。

MOBILE OFFGRID CAFE(千葉県長生郡長柄町公民館にて, 2023年7月撮影)

EcoCabinとは?

筆者が2022年に開発したEcoCabinは、専門用語で「オフグリッド可搬空間(MOA: Mobile Off-grid Architecture)」と呼ばれる移動する発電空間のプロトタイプです。
長さ2,050mm、幅1,300mm、高さ1,480mmのミニマムな空間にソーラーパネル、蓄電池、コントローラーを備え、発電・蓄電ができます。
プロトタイプは軽トレーラーに積載されており、自動車でけん引して移動することができます。そのため、シャーシを含めた全体の重量も750kg以下となっており、普通免許でけん引が可能です。
設計にあたっては、尾崎建築事務所の尾崎泰永様と片岡構造の片岡慎策様に協力をいただきました。躯体はエヌケーフロアー様、電気システムはネクストエナジー・アンド・リソース様に製作いただいております。
筆者の研究は、地域創生に役立つオフグリッド可搬空間のあり方を考察するものです。可搬空間には、キャンピングカー、キッチンカー、コンテナハウスなど、さまざまな種類があります。また、近年は太陽電池などの自家発電装置と蓄電池が備わった移動できる空間(=オフグリッド可搬空間)が増えてきました。
しかしながら、地域創生を目的としたオフグリッド可搬空間は研究がされていません。そこで、各地のオフグリッド可搬空間の事例を調べるとともに、地域で求められるオフグリッド可搬空間のデザインをシステム思考を用いて分析しています。さらに、プロトタイプであるEcoCabinの地域での実証実験を通して、オフグリッド可搬空間の課題やニーズを収集しています。
EcoCabinは、千葉大学学術研究・イノベーション推進機構「第20回なのはなコンペ2022」で、『双葉電子記念財団賞』を受賞しています。
より詳しい内容は、こちらの記事もご覧ください。

EcoCabin(千葉大学西千葉キャンパス内にて, 2022年9月撮影)
躯体の組み立ては三菱地所住宅加工センター様の協力をいただきました
フレキシブル太陽電池はF-WAVE様に協賛いただいております

MOBILE OFFGRID CAFE

MOBILE OFFGIRD CAFEは、EcoCabinの具体的な地域活用の方法としてデザインしたものです。メニューは、太陽の力で淹れたコーヒーを意味する『オヒサマコーヒー』です。
コーヒーをお配りして、地域住民の皆様とお話をし、EcoCabinの活用方法を一緒に考えたり、地域の課題やニーズについてお聞きしています。
コーヒーは地元の珈琲屋さんに協力をしてもらっています。夏場はアイスコーヒーを中心にお出しする予定です。

SHINODA COFFEEの篠田さんにもご協力いただきました
社会実装のフェーズではフジセイコー様にもご協力をいただいております

今後の予定

2023年9月のチラシ

次回は9月12日(火)11:00〜13:00、長柄町公民館にて実施予定です。但し、天候が悪かったり、電気がなくなったりしたら閉店します。 →災害のため中止となりました。
これまでご参加くださった町民の皆様から、Instagramでの情報発信についてもご意見をいただきました。前向きに検討をいたします。

なお、2023年10月は都合により、開催いたしません。
11月は、11月3日の長柄農林商工まつりで出展いたします。

過去の開催歴

2023年8月18日 11:00〜14:00@長柄町公民館
29名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

2023年8月のチラシ

2023年7月23日 11:00〜14:00@長柄町公民館
2023年7月13日 11:00〜14:00@長柄町公民館

2023年7月のチラシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?