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CD作成から販売までまるわかり!〜プロが教えるCD制作〜

ふたりのプロフィール

石川 翔太(フルーティスト、作/編曲家)

神戸生まれ。アメリカのバークリー音楽大学より奨学金を得て留学。在学中にOutstanding Performer Award, Charles Mingus Awardを同大学より受賞。ベース科と作/編曲科をダブル専攻し2010年に卒業。在学中よりベーシストとして活動する傍らフルーティストとしても継続して活動し、様々な音楽に触れる。2007年に自身の憧れである世界的ジャズベーシストGeorge Mrazと出会い親交を深め、後に弟子として認められる。また同時期に学友であったトルコ人フルーティストBurak Besirに師事し、クラシックフルートの手ほどきを受ける。NYでプロとして活動した後、帰国。帰国後もMatt Savage, Josh Nelson, Emil Viklickyをはじめ、ベーシストとして国内外問わず様々なアーティストと共演する傍ら、自身が主宰するフルートカルテット"RHMS(ラームス)"を、2018年に結成。弦楽四重奏に負けないカラフルなフルート4本のアンサンブルで神戸空港のイベントや自主公演など精力的に活動中。
フルーティスト・ベーシスト・作/編曲家と様々な顔を持ちながら独自の音楽を展開している。

公式サイト: https://www.shotaishikawa.com
Twitter: https://twitter.com/ShotaIshikawa1


林 トモコ(Webディレクター、ジャズシンガー)

父にサラ・ヴォーンとアート・ブレイキーのCDをもらったことがきっかけでジャズに興味を持ち始める。 声楽を泉山加奈子氏に師事。 英語発音を中島小百合氏に、ジャズの基礎を伊藤大輔氏に学ぶ。 現在も国内外を問わず、様々なミュージシャンのレッスンやワークショップを受講し、トレーニングを続けている。 2013年、2014年さいたま新都心ジャズボーカルコンテスト最終予選出場。
企業のコンサルティングやウェブサイト制作、また、ジャズミュージシャンのプロモーションやコンサルティングも行う。 丁寧なヒアリングをもとに、個性をを引き出すプロモーションや幅広い人脈を活かした企画提案、ミュージックビデオ、各種デザインの制作に定評がある。Jazz Vocal Alliance Japanの副代表であり、サイト制作、企画運営を行う。 独自の感性にもとづいて築いた音楽を発信している。

各種SNS
https://lit.link/tomokohayashi


お客様の声

石川翔太と林トモコがタッグを組んでCD制作ジャケットの制作から著作権の申請まで担当させていただいたお客様からお声をいただいていますのでご紹介します。 

中井サチコ様

CD作成のサポートをして頂いての感想 今回のファーストアルバムの作成は、右も左も全く分からないところからのスタートでした。 「2023年春までにアルバムを作る」というゴールのところを決めてはいたものの、なかなか行動にうつせないで時が過ぎていきました。 そんな中、勇気を出して、意中のミュージシャンへのご依頼をして、選曲、アレンジと進めていった時、どうしてもそれ以外のことがおろそかになってしまっているのが現実でした。初めてのコトで、著作権のこと、レーベルのこと、プレスはどうすればいいのか?ジャケットはどうしよう。。。とか、分からないコトが満載になっていました。 そんなタイミングで、トモコさんと翔太さんにサポートをして頂く機会を得ました。
“サポートをお願いして良かった点”
1 .スケジュール管理がしっかりしていて、収録と事務作業が並行して進んで行き、時間の有効利用が出来た。
2 .ミュージシャンは録音に集中出来て本来の目標に邁進できる。
3 .決定事項が有る時、迷った時等、客観的なご意見が頂ける。
4 .著作権の調査に対応していただけたこと。
5 ジャケットのデザイン等も丁寧に対応して頂いて有難かった。
等々、良かった点が満載でした。 私にとってこのアルバム作成は"夢の実現"であり、今後の活動についても大きな意味を持つ経験になったと確信しています。 心より感謝致します。有難うございました。

https://ameblo.jp/mashiru1025/
https://youtube.com/@user-iy8cx1bo5h https://www.facebook.com/sachiko.nakai.16 https://instagram.com/mashiru0724?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==


ご相談について

「CDを作ってみたいので相談したい」「プロモーションを手伝って欲しい」
「ジャケットのデザインを頼みたい」「録音に立ち会ってほしい」等のご相談についてはメッセージボックスよりご連絡ください。
単発のご相談のみでも有料で受け付けております。
内容を確認後、3営業日中にご連絡させていただきます。


教えて翔太さん!
CDを作りたいけど何もわかってません!

トモコ
翔太さん。
CDを作ってみたいんですが、何をどうしたらいいかわからないので、いちから詳しく教えてください。販売方法も知りたいです。

翔太
OK!
これまでCD制作の経験も販売の経験も多数あるのでまかせてくださいよ。

「レーベル」って何?レコード会社と何が違うの?

トモコ
初歩的な質問なんですが、そもそも「レーベル」ってなんですか?レコード会社とは違うの?
自主レーベルってよく聞きますが、会社みたいにどこかに登録したりお金を払う必要があるんですか?

翔太
レーベルって元の語源は標章(ラベル)の事なんですよ。
本来レーベルとは、レコードの盤面中央に貼られた、曲名・音楽家・レコード会社名などが記載されたラベルのことです。

それが転じて、現在ではレコード会社の中にある一部門のことを表す言葉になりました。つまり、レコード会社の中には複数のレーベルが存在するということになります。

例を挙げると、レコードやCDを販売する部門の名前(ポニーキャニオンのジャズ部門Alfa JazzやBMGのクラシック部門の一つRCA Red seal等)になっています。

つまり、自主レーベルは「好きな名前」でOKなんです!
会社の登記等はもちろん必要ないですが、自主制作の場合は同じレーベル名を使い続ける事で複数のCDを発表していると購入者やファンに名前を定着していくと思いますので好きな名前をつけて、長く使っていきましょう。

では「レコード会社」と「レーベル」って一体何が違うのでしょうか?
まず、「レーベル」とは、アーティストと契約してCDの企画や製作を行います。そして「レーベル」が製作したCDなどの作品を「レコード会社」が宣伝したり流通を担当します。

かんたんに言うと、レーベルは製作、レコード会社は販売を担当しています。

引用サイト(https://myhood.jp/articles/1529

トモコ
なるほど!
好きな名前でよくて登記も何もいらないんですね。
ちょっと気が楽になってきました。

収録曲の決定と調査
(楽曲・歌詞の著作権使用料の有無)

トモコ
さて、レーベルとはなんぞや?というのがわかったので次は選曲をしようと思うのですが、曲や歌詞の著作権について教えて欲しいです。
気をつけることはありますか?

翔太
アルバムを作るとなったら「アレを歌いたい」、「これも歌いたい」…など、収録曲を決めていくと思います。
その時にオリジナル曲であれば心配ありませんが、いわゆる有名スタンダードナンバーやミュージシャンオリジナルなど他者の作品である場合、「著作権料」が使用することに関しても発生します。
CDに収録して発表する為にお金を払う必要があるのです。 

「もう著作権が切れてお金が要らないスタンダード(PD=パブリックドメイン)もあるんでしょう?」と気になる方もいらっしゃるかもしれません。

その通りですが、作詞と作曲が同じタイミングでない曲も多数存在します。なので、歌手の方々の場合は楽曲の著作権は切れていても、歌詞の著作権が切れていない場合があるので注意が必要です。
著作権が失効しているのか? まだ残っているかなどはJASRACの検索サイトで調べることが可能です。手間がかかりますが、必ず調べておくようにしましょう。著作権料の支払い申請の際もご自身で調べることが必要です。

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