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オーシャンカップを通して感じた課題と本音【星龍太】

オーシャンカップ、沢山の応援ありがとうございました。
僕たちフウガドールすみだは、1回戦で負けてしまいました。今日は、オーシャンカップの振り返りを書こうと思います。

試合は自分が考えていたよりも気負わずに、プレーできた印象でした。フウガにきてから、名古屋にいた時より、自分に対して課せられる役割が多いと感じています。そこにやりがいを感じつつ、公式戦後には、自分が試合の結果に影響するような立ち位置をやらせてもらっていることの重要性を改めて感じました。

名古屋では、役割がハッキリとしていました。ゲームコントロールができる選手が多くいる中で、全員がゲームを動かしてしまうとうまく回りません。なので、僕は使われる側に回ったり、攻撃的な選手の守備力を補うために守備に比重を置くことが多かったです。

普段の練習からフウガはゲームをコントロールする選手がいないということを切実に感じていて、それがフウガの課題だと思っていました。緊張感のある公式戦を通して、より一層、そこが課題だと認識しました。

■決定力不足の中で感じることができたチームの伸びしろ

試合の結果は負けてしまいましたが、チームとしてやるべきことを感じられたという意味では決してマイナスではないと思っています。

結果として、チームは得点をあげることはできませんでした。僕自身もドリブルをするシーンは多かったし、ゴール前までいくことも多くありました。自分もまだチームに完全に馴染めているかと言ったらそうではないので、もっと精度を上げていかなければいけないなとも思いました。

ゴールまで行く分、点を取らなければいけません。楽しいだけでは勝てないし、やりたいことだけをやっていても勝てません。自分もそうですが、チーム全体の課題が浮き彫りになった試合でした。修正すべき点は多いですが、反対にチームとしての伸び代も感じることができました。

その中で改めて思ったことは決定力を上げていかなければいけないということでした。

一試合を通して、フウガはカウンターのシーンが多くありました。シュートまでいけたシーンと、途中で詰まってしまったシーンがあったと思いますが、最後までシュートに行くのかパスを出すのか、その決断が甘かったと感じています。

カウンターでしっかり得点を決められないと、ゲームを動かすことはできません。そこをしっかりと決め切ることができていたら、パワープレーをする必要がなかったわけです。

パワープレーというのは賭けです。僕は賭けをしなければいけないゲーム展開にしてしまったということが、一番の問題だと感じています。

均衡した試合を決定づけるのは、カウンターとセットプレー。それをしっかり決める力が上回ったのが、バルドラール浦安でした。

相手もカウンターのシーンは多かったですが、自分たちも守備はできていました。逆に、僕たちのカウンターも浦安に防がれてしまっていましたが、そういうシーンでコツコツと点数を取れるチームが上位にいけると思っています。そういうシーンで点を取ることができないと、上位のチームに勝つことはできないので、まずは決定力を上げていくということを意識してやっていくことが、本当に大切だなと思います。

応援してくれている方には、そういう部分も見て欲しいなと思います。脅威になっている回数が多くないので、その回数を増やすことができないと上位に食らいつくことはできません。

自分が感じていることで、チームに足りない部分や修正していきたい部分は本当にたくさんあります。その中でも、決定力を上げていくというのは一番修正しやすい部分だと思います。守備はできていたので、膠着した試合を動かせるようになるためには、カウンターやセットプレーで点を取れるようになることが非常に大切です。

点数を取ることができなければ、応援にきてくれている、スポンサーさんやサポーターの皆さんのことも、がっかりさせてしまうと思います。これからリーグ戦に向けて、得点を取ることを突き詰めていきたいです。

■リーグ戦に向けて改善していきたいところ

前回の日記でも、意味のある試合にしなければいけないということを書きました。僕は試合後に、負けた要因を話し合いをして、なぜ負けたのかということを理解しないと、そのままリーグ戦に入ってしまうという話をしました。

試合が終わってトレーニングマッチを行った時に、色々な選手がコミュニケーションをとり、話をする機会というのが増えたと感じたので、それはチームとしてポジティブにとらえていい部分です。チームとして、上にあがっていく準備はできています。

仕事とフットサルを両立する選手が多くいる中で、限られた練習時間で、他のチームよりも濃いコミュニケーションを取ることが勝ちにつながるんじゃないかと思っています。

フウガは若い選手が多いです。若い選手が多いということは、経験も少ないということなので、色々話し合い、ぶつかり合い、高めあって成長していくことが大事です。そういう部分を考えても、フウガは伸び代があるチームだなと思っています。

僕も若い時は全然喋りませんでした。名古屋にいって生き残るためには、コミュニケーションを取らなければいけませんでした。いい先輩に巡り合って、話すきっかけをもらったので、今度は自分がそういうきっかけを与えて、自分の経験を若い選手たちに還元することができたらいいなと思っています。

試合中はそれぞれが色々なことを考えながら動き、互いのイメージが繋がった時にゴールが決まります。そのイメージが繋がった時の楽しさや嬉しさを、もっと選手同士で分かち合いたいなと思っています。

若い選手の中には、コツを掴んだら一気に伸びてくる選手がいます。自分の中で期待している選手が何人かいるので、そういう選手が今シーズン中に覚醒できたら、プレーオフを狙うことができると思っています。

リーグまで残り1ヶ月を切っています。オーシャンカップは終わってしまいましたが、リーグの開幕も楽しみにして頂けたらと思います。

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