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潰瘍性大腸炎と僕 8話

タクシー運転手Rさんとの会話

僕は朝一タクシーに乗り込みK大学病院へ行きました。

タクシーの中でいろんなことを考えました。

「仕事のこと」「人生のこと」「彼女のこと」を考えていたら気持ちに焦りが出てきました。

いきなり運転手のRさんが、「お客さんすごく体調悪そうだけど大丈夫??、

まだK大学病院までは20分ぐらいあるけど」と心配そうに僕に言ってきました。

僕は「はい、大丈夫です。」と答えましたが、

高熱(40度)、腹痛、頭痛、めまい、関節痛で体がだるかったです。

その運転手Rさんは「今まで頑張ってきたんだね。」と言ってくださいました。

不思議でした。僕はなにも自分のことを伝えていないのに、、、

いきないそんな優しい言葉をかけられて泣きそうになりました。

人生の春休みに救われた

僕は、「仕事とボランティアをやっていたので、ちょっと無理しすぎました(笑)」と答えました。

Rさんは「じゃ人生の春休みだね。私も何度か長期で休みをとったよ。

体は嘘をつけないから辛い時は辛いって言ってくるもんだよ。

私なんて人生の中で春休み、夏休み、秋休み、冬休み、全部とったことあるよ。」と言っていました。

Rさんの言葉を聴いていると体調を壊して焦っている気持ちがだいぶ楽になりました。

特に「人生の春休み」この言葉がとても印象深かったのを覚えています。

感謝の気持ち

そんな話をしていたらK大学病院に着きました。

Rさんは「しょうたさん、若いんだから人生焦らずに生きてくださいね。

焦りはストレスになるから焦らず、

人生の春休みをしっかり取ってまた元気になってください!

今日は乗車ありがとうございました。

またどこかでお会いしましょう」と

言いながらお仕事へ戻って行きました。

Rさんとの車内での会話は忘れることはないと思います。

Rさんまたどこかで会えたら感謝の気持ちを伝えます。

ありがとうございました

今日も読んでいただきありがとうございました。

不定期配信ですがこれからも「潰瘍性大腸炎と僕」をどうぞ宜しくお願いします。

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