東北最古のジェットコースター引退
11月7日の朝日新聞の夕刊に
「東北最古のジェットコースター引退」
という記事が掲載されていた。
14日(月)がラストランだという。
1度に乗れるのは最大14人。
最高速度は時速50キロ。
でも、鉄道レール状の構造を採用しており
音や揺れが激しく実速以上にスリルを味わえるのも
人気の一つだったとか。
と、ここまで読んでふと懐かしい記憶が蘇る。
そう。沖縄エキスポランドのジェットコースターである。
ちなみにエキスポランドのジェットコースター は 最高地点25m。
レール長さ627m・車両6人乗り6両でこちらも最高時速は50キロほど
だったらしい。東北最古のそれとなかなか近いスペックである。
おまけに音や揺れがなかなかのもので「実速」以上に怖いというのも
親近感が湧く。
私が初めて乗ったジェットコースターはエキスポランドだった。
小学1年生の頃だからかれこれ35年くらい前の話だ。
ジェットコースターに乗れるとあって前の日からワクワクしたものだ。
今思えば大したことのない高低差も、あの頃の私には恐怖そのものだった。
がしかし、人間はそれをも快感につながる能力をがあることを初めて
教えてくれた高低差だったのかもしれない。
その後、ディズニーランドや、今はなきスペースワールドで
ジェットコースターを楽しんだが、やはり記憶の原点は
沖縄エキスポランドのジェットコースターなんだと思う。
エキスポランドなき今、もう一度あの感覚を味わいたいと
思ってももう味わえないのが残念だ。
この気持ち、40代以降の沖縄育ちは
結構共感できるのではなかろうか?
なお、東北最古のジェットコースター
仙台市の遊園地「八木山ベニーランド」というところにあるらしい。
叶うものならラストランに立ち会いたいという気持ちと
35年前の記憶の箱を空けないほうが幸せかもしれないと思う気持ちの
板挟みな私である。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?