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【 FAQ形式 】 WEBフリーランス歴10年の思考 Vol.1

 これはあくまで、僕のキャリアの中で考えたことであり、WEB系フリーランス全員にあてはまるわけではない。僕の思考や考え方と、相性がいいなと思った方のみが、拾っていって頂ければ良いと思う。それ以外の人は、むしろ今すぐに画面を閉じた方がいい。なお、考え方の違いに対する苦情は一切受け付けない。クリエイターや起業家が次々に生み出される、革命製造コミューンへようこそ。では始めていこう。

Q1. フリーランスになって良かったことは?

働く時間も場所も自由なこと。僕の場合、定時で会社に行って、集中して決められた時間仕事するというのが不可能だった。無理なものは無理なので仕方ない。なのでフリーランスになったのだが、自分のライフサイクルにあわせて仕事ができるので、能力を発揮しつくすことが出来た。

もう1つが報酬が高いことだ。自分の行動次第になるが、月収を数十万上げるなんて、それほど難しいことではない。ところが会社員だと、たかが十万円月収を上げるだけでも、相当の時間を有する。安定と技術力以外は、フリーランスの方が自分の働き方や理想を実現しやすかった。

Q2. 最初の仕事はどうやって獲得しましたか?

もともと音楽イベントをやっていたので、イベントで出会った人からWEBの仕事をしている人に何人か出会うことが出来た。そこで、WEBに力を入れたい企業を紹介してもらい、最初は副業として仕事を始めた。

なお、これは余談だが、2〜3件受注して貯金も溜まってきたころ、同じように紹介されて、代理店が3社ほど味方についてくれたので、フリーでもいけると思い、フリーランスになった。

Q3. 会社とフリーランスの大きな違いは?

報酬と技術力。報酬はフリーランスの方が圧倒的に高かったが、技術力は会社で働いていた方が、圧倒的に成長できると思った。なぜなら、自分以外の技術力が高い人と、切磋琢磨できるからだ。つねにチームで動いているので、最新の技術情報も入ってきやすい。

フリーランスになると、よほど貪欲に技術を追っていないと、最新の技術を使い続けることは難しいが、ぶっちゃけ他にやることも多いので、技術力追求が後回しになってしまいがち。しかし、個人的にはそれ自体は悪いこととは言い切れないと思った。理由は後述する。

Q4. 今からフリーランスを目指す人に伝えたいこと。

自分が技術で価値を出すタイプなのか、それとも戦略を提供して価値を出すために技術を使うタイプなのか、早めに見定めること。一緒に働くべき相手が違うし、早めに取り組めば、それだけ実績を重ねる期間も長くなる。

技術で価値を出すなら、一流制作・開発会社と付き合うべき。一方で複合的に価値を出すなら、コンサルタントやマーケターなど、WEBは必要だけど、WEB制作と別の領域で価値を出す人との付き合いを増やすといい。そして、技術以外の仕事も能動的に請け負う。仕事も学べる。

先程後述すると言った、技術が後回しになってしまう件についてだが、技術が後回しになる以上に、戦略的価値を高める戦い方なら、より上流の仕事を獲得するケースが増えるということだ。

なので、スキルアップを怠るという意味ではなく、根本的な価値創造のスキルを伸ばすか、技術一点集中か、どちらを選ぶかということだ。なお、最終的な報酬は、価値創造力を伸ばすケースの方が高い。UX、UI、IAなど、本質的な体験価値をデザインするフェーズで仕事をすることになると、桁が変わってくる。

あと、サブスクリプションのWEBサービス開発に最初から挑戦した方がいい。自分のサービスで生きていくことができれば、ワクワクする仕事だけ選んでも余裕があるし、強気で単価を設定できるので、受託にとっても良いことしかない。最終的には受託をやめてもいいだろう。だが、サービスがあった上での受託は楽しいし単価も上がる。複利的だ。

なお、サービスづくりと技術を総合的に学びたければ、STARTOUTが圧倒的に絶対的に役に立つはずだ。ぜひ活用して欲しい。事業づくりだけ学びたければ、WAREHOUSEへどうぞ。

Q5. フリーランスになって、何が一番たいへんだった?

スケジュール管理と未払い金の回収。スケジュール管理をミスって案件を受けすぎると、吐くまで仕事することになる ( 比喩ではない )。自分のキャパシティを把握して、かつ高い報酬を得るために、高額の仕事を厳選して受けるなど、うまくスケジュールを管理し、仕事を選ばないと、地獄を見る。

未払金の回収に関しては、たいへんというより、かなりストレスがかかる。心の底から未払いするような企業や個人は、滅んだほうが良い。そういう相手と付き合わないことも大事。先に半金もらっておく、前払いしてもらうといった作戦は、付き合う相手にもよるがかなり大事。重要。

Q6. フリーランスになる時に、習得すべきスキルは?

とにかく技術を上げる。正直、技術があれば、営業しなくても無限に仕事は湧いて出てくる。しかも、忙しくて断ろうとすると、多少高い金額でも呑んでもらえるので、単価も勝手にあがっていく。しかし、上限はある。

もっと高い報酬を得るためには、やはり営業というか提案が必要。自分から「こんなのもどうですか?」と言える機会が獲得できれば、さらに仕事が手に入るし、なんなら受託だけじゃなく、マーケティングや事業開発、コンサルまであらゆる仕事を自由に作り出すことができる。

技術は最低限あげておくとして、技術プラス、営業力、提案力、マーケティング、事業デザイン、その他の幅広い知識があると、フリーランスの場合自由自在に仕事を組み立てられる。習得すべきというか、習得したほうがいいスキルを上げるなら、WEBに関連するありとあらゆるスキルだ。

Q7. もし今からフリーランスを始めるとしたら、どんなキャリアを目指す?

性格にもよるが、僕だったら、まず技術力をつける。そして、WEBサービス作りはじめる。サービスが大体月5万円くらい生み出すようになったら、副業で継続的に仕事くれるクライアントを2〜3社獲得する。ある程度お金たまったらフリーランスになる。

受託は定期的に仕事をくれる2〜3社に限定して、それ以上受託仕事は広げない。一方で、サービスを育てる。サービスの成長に繋がる仕事を優先して受け、コラボレーションすることで事業を拡大していく。フリーランスチームを作り、受託案件はチームでまわす。サービスを手伝ってくれる人を獲得。あとは法人化して事業を伸ばすもよし、そのまま運営するのもよし、安定した状態で自由にワクワクする仕事だけを追求して働けるようになる。

Q8. 忙しい、大変というイメージが強いですが、子育てやライフワークバランスを両立できますか?

これは本当に自分次第。単価が高い案件をなるべく選び、少ない稼働時間で利益を獲得できるようにスケジューリングと仕事づきあいを管理すれば、ライフワークバランスは理想形を保てる。

ただし、それでも受託案件だけだとクライアントの事情によって状況が一変してしまう可能性もあるので、自分のサービスを作り、固定で利益を得られるような体制を早めにつくること。

Q9. 今後もフリーランスであり続けたいと思いますか?

僕自身は、フリーランスのような働き方をしていたい。すでに法人化済みだが、僕自身の働き方は自由であることを維持している。それだけ組織ではなく、フリーランスという働き方には魅力を感じている。

なぜなら僕は、大人数でのチームプレーは苦手だし向いていないからだ。なので組織化を目指すなら、組織を作る人は別の人にまかせて、僕自身は自由に動けるような働き方を貫きたい。組織やチームプレーが好きな方にとっては、参考にならない意見であることは理解している。

Q10. WEBデザインの技術を上げるにはどうすればいいですか?

観察と真似。「表現方法」としてのテクニックは、どれだけ頭の中にデザインの引き出しがあるかどうかだ。どんなデザインであれ、まったくのゼロから生まれるのではなく、記憶の中からパターンを組み合わせて出来ている。なので、観察し真似をして、頭の中にデザインの引き出しを増やす。するとやがて、自在に表現できるようになる。

なので最近、僕自身のTwitterでデザインパターンを紹介し続けている。膨大な数のデザインパターンを知ってもらうことで、引き出しが増え、組み合わせのバリエーションも増え、最終的にプロのデザインが出来るようになる。自分の色や自分のオリジナルを意識して作るのはその後で遅くない。ぜひ、参考にしてみてほしい。

以上、また次回、10個の質問に答えていく。もし質問があれば、僕のTwitterからDMで送ってもらえれば、note上で回答していく。すべての質問に答えられるわけではないかもしれないが、可能な限り答えていこうと思う。ではまた次回。

最後に、今イチオシの仕事を載せておく。

WEBデザイナーやエンジニアを目指す方、そして、現役の方でキャリアに悩んでいる方は、絶対読んで欲しい。

では、また次回。

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