ぼくはとある商社の会社員で、去年の8月までは東京で働いてました。
会社の研修制度を使い、ポルトガル語を学んでモザンビークで働く2年間修行プログラムです。
その間、基本的には帰国しません。修行なので、現地から出られません。ポルトガル語圏しか旅行できません。

一方で、妻が東京で働いてます。
2019年に4年間のお付き合いを経てプロポーズ@ハワイ、相談の結果2020年の3月14日(円周率3.14にあやかる、割れない数字by妻)に入籍、短期間お部屋をお借りして二人で暮らしてました。

その中でコロナの影響で二人の時間も長く、帰国したあとの拠点ほしいなぁというのもあって、探し始めましたら、二人の職場に通うのに便利な建売住宅を見つけてしまい、、、

買いました！

住み始められるの2021年2月からなのに、
9月から海外なのに

買いました！！！

妻の一人暮らしが1年半ほど続きますが、
日本に拠点があるのは精神的にとてもうれしいですし、
二人の稼ぎがあるうちに、自分たちの納得する場所で家を購入できたのはよかったです。
あとは、ポルトガル語を頑張って、いっぱい働くのみ。。。！早く返せるようにがんばる。。。！

ということで、ここからが本題なのですが、
海外にいながら登記ができるのか、住宅ローン開始できるのか、ということです。
結論はもちろんできた！なのですが、あまり流れが一般的じゃないと思うので、流れを書き出したいも思います。

1、海外からの手続きもOKしてくれる銀行を見つける

→これが少なくて、僕の場合は三井住友信託銀行さんとりそな銀行さんからOKをもらい、その他はダメでした。

2、基本的な契約書全般及び委任状を準備

→出国までに時間があったので、銀行との面談を2回ほどしまして、契約の説明並びに契約書の作成を全部してもらいました。
あとは、現住所の記入と拇印押下するだけ。

3、ポルトガルで居住証明取得(これが厄介)

→前提①
登記や契約のために現住所証明が必要になり、日本に住民票がないので居住国での居住証明が必要になります。
→前提②
居住証明は所有開始日から3ヶ月前の証明物が有効になります。僕の場合、2月1日に所有権を移す契約を不動産屋としましたので、11月2日以降の証明書が有効になります。→ポルトガルの居住証明取得までの流れ
(1)NIFの取得
無くてもいけるのかもしれないのですが、基本的にこちらに住む場合は持つべき番号ですし、東京の銀行からも提出を求められるので、先に取得しました。
コロナの影響で色々ありすぎてやっかいでしたが、その内容は別のNoteをご参照くださいませ。

(2)住んでいる地区の住民票の取得
ぼくはLisboaのAlvaladeに住んでいるのですが、地区ごとの役所(Junta de Freguesia)で申請書を取得、必要事項を記載の上提出します。
提出1週間後には受取可能となり、役所で受け取ります。
ポルトガルに住み始めるとみんな苦労するのですが、
同じ地区に住む人ふたり以上の署名が必要になります。
一人暮らしだとこれが大変です。
ぼくはホストファミリー二人にサインしてもらって、さらっと完了しました、ラッキー。
コロナの影響で、メールで書類提出、受け取りだけ対面、費用は20ユーロ以下を払いました。

(3)日本大使館での居住証明取得
住民票と大使館が指定する必要書類を持参の上、大使館で申請、取得します。これは即日対応です。
ポイントは、戸籍謄本が必要になることです。
NIFの取得時に、念の為、妻に戸籍謄本を送ってもらっていたので手元にあったのですが、
場合によっては戸籍謄本を日本から取り寄せする必要が出てくるので、とっても時間がかかります。
また、居住証明取得する3ヶ月前までの戸籍謄本が有効になりますので、出国前に手配しておいても場合によっては効力を無くします。

4、拇印及びサイン証明の取得

居住証明とともに、拇印及びサイン証明を大使館で取得します。
提出先を聞かれますので、提出先の法務局並びに銀行名をご準備ください。

5-8、完了まで

5、契約書の記入
特に現住所は、居住証明通りの記載が必要になりますので、とっても気をつけながら記載しました！

6、日本へ郵送
おすすめはDHLないし民間の郵送会社です。
ポルトガルの郵便局は対応が遅く、到着日時も読めないので、絶対におすすめしません。

7、銀行等へ提出
これは日本での手続きと変わりません。

8、手続き完了！
妻と一緒にローンを組んだので、妻の日本での手続きも済ませて完了です。

いやぁ、コロナでどうなるかと思ったのですが、
無事に終わりましたぁ。
個人的にはDHLがコロナ禍でもほぼ確実に、スピーディーに書類配達をしてくれたのが助かりました。もちろん高いです。。。

そして、2月から、妻は引越し準備を少しずつ進めてまして、
住宅ローンも始まります。

コロナの影響でポルトガルでほぼ消費活動をしていないので、
無駄遣いはしないようにしながら、払い続けられるように頑張りたいと思います！

ということで、冒頭の写真は、気持ちだけでもお祝いをと、
日本酒の枡タワー(≧▽≦)
(数年前の誕生日祝してもらったときのもの)