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小学校30年生の教育雑感①~子どもをとりまく環境の今昔~


私が育った場所は田舎ではなかったですが、空き地があったり、木登りできる木がたくさんあったり、農家の友達がいて敷地内で好きなことをさせてもらったり、とにかく「自分がやりたい!」と思うことを思いっきりできました。そして、そんなことが許される時代でもあったと思いますね。

それにしても、コロナ禍ということを差し引いたとしても、現代の子ども達は自分の意思を持っても「親の仲介」なく色々なことを実行したり経験したりできていないのが現状でしょう。

空き地があった場所にはマンションや駐車場が作られてしまいました。秘密基地なんて作る場所もない。ボールを使える公園もない。久しぶりに小学校の頃住んでいた町を車で通りかかったのですが、大好きだったザリガニ釣りができる田んぼのあぜ道もコンクリートの用水路に代わっていましたし、傍には大きなイオンモールができていました(ありゃま!!)

私が小学校低学年(今は30年生なので超高学年、いや最長老様)の頃ですが、公園に行くといつも年上のお兄さんたちが野球やサッカーをしていました。当然年下の私は公園の端っこで友達と小さなコートでサッカーです。だけど、公園全体を使ってサッカーしたいじゃないですか。そうすると次に何を考えるのか。

①お兄さんたちがあまりいない公園まで遠征に行く

②お兄さんたちに仲間に入れてもらえるよう交渉する

③勝負をして場所を奪う

一番努力が必要ないのは①でしょう。でもどこの公園にもボス的な存在の人がいますので、②へと移行します。まず②を実行するためには、お兄さんと同じマンションに住んでいる友達やお兄さんたちの兄弟が交渉役となります。

お兄さんA「どうする?入れてやる?」

お兄さんB「いいんじゃない?やろうぜ」

心の中では「やったー!」と叫びたいところですが、現代の子どものように素直であればよし(大人は素直な子が大好きです)みたいなことは公園サッカーや野球では必要な素質ではありません。なぜかというと、お兄さんたちはそんなことは一つも求めていないからです。(ただし、ある程度顔見知りである必要はあるでしょう)

お兄さんたちが求めているのは、自分たちと同じレベルで遊べる「技量」であり、内面的なものは1ミリも求められない。結果、遊び始めるとどうなるか。サッカーであれば・・・パスは回ってこない。ただし、上手な同級生のもとにはパスが来る。野球であれば、ルールを知らない・ボールをキャッチできない、すると盗塁ばかりの野球になって大差がつく。

お兄さん「コールド負けね。じゃーね!」

そして、弱小な我々は公園から撤退することになる。お邪魔な我々下級生を追い出すことがお兄さんたちの目的だったのでしょう(うすうすは気づいていましたよお兄さん)しかし、次の瞬間、そんなお兄さんたちのもとに第三の刺客が現れます。他のお兄さんグループ登場です!!

第三の刺客「俺たちと勝負しようぜ!」⇒もといたお兄さんグループ

結果、第三の刺客にぼこぼこにやられるお兄さんたち。そして、ボコボコにやられたお兄さんたちにさらにボコボコにされた私たち。そして、自然と気づくわけです。

私・友人「練習しようぜ!」

そうです。勝利こそすべて!(よっ、時代錯誤!!)だってそうなんですもん。勝てば必ず公園が使えるんですもん。そりゃ、練習しますよ。そして、磨いたスキルを・・・下の学年の子たちで試すんですね(笑)お兄さんたちから盗んだ勝利の方程式(盗塁しまくり、体あてまくり)を遺憾なく発揮。あれっ、結果を出すためにはスモールステップの積み重ねが必要ですよね(笑)しかし、調子に乗りすぎるとまずいことも起こります。一人の子が泣き始めるんですね。

友人「・・・やべぇ、あの子〇〇君の弟じゃね??」

〇〇君といったら、サッカー少年団(私の住んでいた市にはJリーグの赤い菱形のチームがありサッカーがめちゃくちゃさかんでした。今は合併したことでなんとりすのチームが加わり2チームに!学年の半分以上がサッカー少年団に所属し、中にはユースに入る人も)で名をはせた、しかも背も高くて、人気者で、それでいて・・・喧嘩強そう!な〇〇君の「弟君」でいらっしゃったことに気付く。そして、我々がとる行動は一つ。・・・撤収です~

アラフォーのお父様方にもこんな経験あったのではないでしょうか??懐かしいですね~。しかし、現代の子どもたち、そして親世代のみなさんにも関係しますよ。次の動画をご覧ください。

私が子供の頃に花まる学習会さんのサマースクールがあったとして、これに参加したいかと親に聞かれることはなかったと思います。なぜかというと、常日頃悔しい思いやそれを打破する経験を積むことができていし、親も友達同士で遊ぶ中で泣いて帰ってきたり、にこにこしながら帰ってくればそんな提案をする必要はないですよ。それがごく普通のことであったし、特別なことではなかったですよね?

しかし、今親となり、今思うこと。

チャンスがあるなら参加させたい!!!


あれっ、なんでだろう?


このことについては、もう少し行動しながら考える必要がありそうですね(汗)今日の記事はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!!!


小学校30年生さとる君

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