読了 ★4「若い読者のための哲学史 (Yale University Press Little Histor) 」

(ナイジェル・ウォーバートン・共著。すばる舎・刊。2018/4/25発売)
2022/3/26(土)昼読了。kindle電子書籍にて。(iPhoneアプリ)

哲学はとっつきにくいものだと思ってほとんど接してこなかったので、
これくらい簡潔に総集編ハイライトでまとめてもらえると大変助かる。
それぞれの哲学者の考え方にはどれにも興味が持てて、ちょっとずつ深みにはまっていこうと思えた。

単に各哲学者の考え方のさわりを集めたというだけでなく、
哲学とはこういうものだ、その対象とする事柄について考えてきた人がこれだけいて、
その考えの論拠や論理、ロジックも紹介されていて、
哲学に触れてこなかった人にとっては、この書籍を読むだけでも、考え方や行動の幅が相当広がると思う。
SNSやネット上など匿名での侮辱、誹謗中傷、差別などをやめられない人にも読んでほしい。(哲学を知ってなお中傷がやめられないなら、もはやそれは不治の病。)

唯一気に入らないのは、「若い読者のための」というタイトル。勉強してこなかった中高年はその恥を十分に自覚しているのに、その傷口に塩を塗るような下衆さに★マイナス1。

https://www.amazon.co.jp/dp/4799106856/ref=cm_sw_r_cp_api_i_8CG9K21JHVX6YBM1W7J2

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