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【AIR】少子化時代に地方私立大学爆増させたトンデモ政策の真実と今後の始末ー財テク、利権、天下りー

昨日、今日でちょっとあまりにひどいだろ、と思う地方テーマとして、平成における地方私立大学爆増と、令和の地方私立大学閉鎖があるな、とその系譜を含めて調べたのでnoteにまとめます。

地方活性化で教育機関と地域の連携とかいってて、そんなん予算もらうためで全然継続されていないじゃんというのは過去、以下のコラムでもまとめています。

さらに日本における教育公的支出問題については以下で国際比較データをもとに解説しています。

が、今回は昭和後半、少子化が決定的になった1990年代以降30年間で約300校近くが新設されていった地方私立大学問題です。

○ とんでもない増加!!!

少子化が政府も強く認識し、少子化対策をスタートする1990年代(おそすぎるんだよ)ですが、その最中に大学が続々と新設されました。以下のような増加レベルです…。子供が減るのは決定的なのに大学だけをどんどこ増やす。

結果として大学の数は増えても、学生の数は減っていくので以下のように学生数は頭打ち。私立大学の4割が定員割れと言われています。

予想される未来がそのまま訪れたわけです。

○ 実は財テク、利権、天下り

実は地方において私立大学開設は、供給者にとってはいいことづくめだったんですよね。短期的には。

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