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【インタビュー動画】応募0の中小企業に全国から応募が殺到するようになった工夫に迫る!!〜女性流出県愛知における株式会社糀屋三左衛門の人事戦略に学ぶ〜

地方からの人口流出は、20-24が主軸であり、その理由として「キャリアアップできる仕事が地元にない」と女性が特に回答しているというのがリアルです。東京一極集中なんてぼやけた話ではなく、現実的な理由は結婚出産を経てもなお普通に働けるという当たり前な雇用、そしてロールモデルとなる先輩が決定的に欠けているのが地方雇用であり、だからこそ、東京企業へと出ていってしまうというのがあります。

だからこそ、変わるべきは若者たちではなく、地元経営者たちの考え方、採用方針や福利厚生などの人事戦略であると常々申し上げてきています。

実際に産業基盤があり、雇用機会も多く、給与も決して安くない愛知県内が、女性流出でワースト3とかになってしまったりする背景には、まさに社内制度、採用戦略などが全くもって若い人たちに響かない内容になっている理由の一つでもあります。地元に残った人も、出ていった人も給与水準と企業安定性についてはあまり東京も地元企業の評価も変わらなかったりしています。

そんな中、愛知県豊橋市にある株式会社糀屋三左衛門もそのような中小企業の一つでした。同社はルーツは室町時代にも遡る老舗でもある、麹種を作るという醸造系の上流工程を握る国内でも少数企業の一つです。

しかし、過去のやり方で営業事務を募集しても応募0。そのような状況を鑑みて、大きく昨年から大きく採用方針なども大転換。結果として、昨年も多くの応募が集まり、さらに今年は拍車をかけて人が集まるようになりました。特に20代の女性の応募が相次いでいます。さらに昨年採用された方は新商品開発、販売、社内制度改善などで大きな成果を挙げられて、同社でも最速で係長に昇進。男女問わず、会社全体の変化が加速しています。男性でも育休にはいる人材が出たり、非常にフェアな職場環境になっていっています。村井さんのnoteもぜひご覧ください。

もともとの課題認識、同社として具体的に何をしたのか、村井社長に直接1時間30分ほどのインタビューをさせて頂きました。地方における人口問題を語る時に、本当の処方箋は移住定住促進補助金とかではなく、数の多い地元中小企業の改革にあると思っています。その点について大変参考になる話でもありますので、それらの政策担当者のみならず、具体策については今すぐにでも中小企業の社長さんは活用出来る内容でもあるのでぜひどうぞ。

○ インタビュー動画(90分ほど)

愛知県の状況から同社が行った採用方針転換、社内制度改革、そして採用後の活躍などについても細かく説明してくださっています。ぜひどうぞ。

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