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今、もう一度観たい!歌いたい!昭和の人気ドラマ主題歌!

テレビや映画がエンタメの中心だった昭和の時代、ヒットした作品に起用された楽曲は、テレビ、ラジオ、有線などで四六時中ヘビロテ。それがしっかりと刷り込まれた脳には、イントロを聞いただけで、さまざまな名シーンがフラッシュバックしてきます。

昭和歌謡ベストテンDX 7月27日の放送は、ドラマ・映画のテーマソングやC Mのキャンペーンソングなどに起用された『みんなが知ってる主題歌』を集めました。

 いとしのエリーに引き込まれた林檎たち
イントロから印象的だったドラマ主題歌といえば、「ふぞろいの林檎たち」で使われたサザンオールスターズの「いとしのエリー」。このドラマがヒットした要因は、山田太一氏の優れた原作・脚本と、中井貴一や時任三郎、手塚理美、石原真理子、柳沢慎吾…などの絶妙キャスティングはさることながら、オープニングで放り投げられた林檎のスロー映像と共に流れてくる「いとしのエリー」の効果は絶大で、物語と共鳴したこの曲が視聴者をドラマの世界に引き込んで行きました。

一般的にドラマ主題歌はシリーズごとに新しい曲が採用されるのが通例ですが、「ふぞろい…」は 1983年から85年、91年、97年と続いた全4シリーズで、この曲が変わることなく主題歌に使われました。

男女7人…明石家さんまの主人公起用は不安だった?!
そしてもう1曲、イントロから印象的だったのが、1986年放送「男女7人夏物語」の主題歌、石井明美さんの「CHA-CHA-CHA」。
車のブレーキ音とクラクションのイントロが、都会で繰り広げられるアクシデントとハプニングに溢れたわちゃわちゃした恋物語の世界観にピッタリとハマりました。

このドラマがヒットした最大の理由は、のちに本当の恋と結婚に発展する明石家さんまさんと大竹しのぶさんのリアルな掛け合いだったのですが、始まる前はこのキャスティングに懐疑的な意見もあったようです。
当時、さんまさんはすでに超のつく人気者でしたが、芸人が主演を務めるドラマは初の試
み。「どうなるか分からないから、主題歌は新人の石井明美にお試しで歌わせよう」という
ことになったんだとか。
結果的にドラマは大ヒットし、華々しいデビューを飾った石井さん。今回
ゲストに登場し、そんな裏話を暴露してくれました!



  堀内孝雄は主題歌のヒットメーカー!
また今回は、堀内孝雄さんが1986年放送の年末時代劇「白虎隊」の主題歌「愛しき日々」を歌ってくれました。


堀内さんが年末時代劇の主題歌を最初に手掛けたのは第1作目の「忠臣蔵」、それを気に入ったプロデューサーから2作目も…と依頼を受け、全9作品あるシリーズのうち6曲を歌うことになりました。

また、ドラマ「はぐれ刑事純情派」の主題歌も手がけている堀内さん。「恋唄綴り」や「ガキの頃のように」を始め、なんと全18シリーズすべてが堀内さんに託された
のでした。
ドラマの成功を左右する主題歌、堀内さんがいかに信頼のあついヒットメーカ
ーなのかがわかるエピソードです。


さらに今回、薬師丸ひろ子さんの大ヒット映画の主題歌「Woman “Wの悲劇“より」を丘みどりさんが、小林麻美さんが出演した資生堂のCMに使われた南こうせつさんの「夢一夜」を二見颯一さんが歌唱!他にも、時代性を色濃く映したドラマやCMの主題歌を続々紹介、ゲストたちが当時を振り返って賑やかにトークを繰り広げます。


詳しくは7月27日(木)よる9時『みんなが知ってる主題歌特集』をお楽しみに!

ゲスト: 堀内孝雄、石井明美、丘みどり、二見颯一

構成作家 工藤ひろこ

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