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映画大好き人間です。 精神の8割は映画でできてます。 映画の感想かいたり、最近はショートショートにはまってたりします。 僕の事いいねとフォローすると映画オススメされます。

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    映画に関するnoteをまとめてるマガジンです もう一度観たくなるレビューを心がけて書いています

  • エッセイ/そのた

    映画の事以外のエッセイのようなモノ 僕の殴り書き集です

最近の記事

ふりかえるとよみがえる

僕は友達が飼っていたカエルをこっそり逃した。 友達は怒って僕に飛びつき、大喧嘩になった。 でも、悪いのはあのカエルに針を刺していじめてたアイツの方だ。 仲直り出来ず、僕は喧嘩のことを頭の中でぐるぐる考えながら家に帰る。 ゲコッ 足に変な感触がした。 足を上げてみると潰れたあのカエルがいた。 「やっちまった…」 視線を感じ後ろを振り返るとそのカエルがじーっとこっちを見ている。 ゲコッ 僕は咄嗟に逃げた。 すると左側から突然鳴った大きなクラクションに固まってしまった。

    • サラダバス

      「サラダバス」 いつものバス停に並んでいると決まってこの男が隣に来て「サラダバス」って呟く。 俺が待っていたバスに乗り込むもんだから、俺は気味悪がって一本後のバスに乗るようになった。 そいつが最近の俺の悩みである。 来る日も来る日も男は必ず俺の横で「サラダバス」と唱えてバスに乗る。 あんまりにも怪しいから一度だけ声かけてみた。 「あの、サラダバスって何ですか?」 すると男はゆっくりと向かってくるバスを指差し 「コレ」 とだけ言った。 「なんでこのバスがサラダな

      • 正しさの味方

        今にも飲み込まれてしまいそうな暗闇の中、ぼんやりと薄ら明るい街灯が立っている。 等間隔に立てられたその街灯の中には、今にも消えそうに点滅しているモノもあり、不気味さを増している。 そんな場所に似つかわしくない10代くらいの少女が街灯の灯りを頼りに歩いていた。 少女は自身と同じくらいのサイズをしたバックパックを背負い暗い夜道を街灯を頼りに進む。 恐怖をグッと堪えるその表情は眉間にしわをよせ歯を食いしばり今にも泣き出しそうな顔をしている。 決して後ろを振り向かない進みっぷりはた

        • カミングアウトコンビニ

          「かかかか金をだせ!ごゅ、強盗だ!」 黒のパーカーに黒のズボンを履いた30代の男はコンビニに入るとパーカーに隠した銃を見せびらかし大声で叫び出した。 レジ前には数人の客とアルバイトのレジ係だけ。強盗の充血した目はアルバイトのレジ係に向けられる。 「おい、レジだろ!?お前ぇ!そこの金をぉ全部だせやがれ!お前らも妙な事したら…うう打つからなァ!」 「…う、うぁあああ!すみませぇぇえん!」 レジ係の男の限界が頂点を超えた。 「ぼ、僕は…ウッ…ただの学生バイトでェ…ウグ

        ふりかえるとよみがえる

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          涙鉛筆(毎週ショートショート作品)

          最近では仕事も出会いも芸術も、なんでもかんでもデジタル化だ。 カミさえ居れば、現実に出てくる事もできる。 最近知ったが、自分がデジタル化されたものが普及しているようで、この世の中にはもう自分しか居ないようだ。 独りぼっちになっても、自分のできる事はその身を削る事でしか力を発揮しない。 ただ削られ消えていくのを待つだけが僕の人生だ。 抗えない運命と孤独感の波にさらわれてしまう前に、いっそのこと早々と消えて無くなってしまいたい。 「…きっとこの鉛筆はそんなこと言ってた

          涙鉛筆(毎週ショートショート作品)

          そっと、そっと。そのまま (ショートショート王様)

          とある若い男は、目の前の景色に困惑している。 若い男のいる場所は全て真っ白で作られている狭い部屋。 扉や窓もなく、電気もないが明るい。 この異様風景を前にこれは夢だろうと思い込み二度寝をかます。 数分経つが一向に寝れる気がしない。 爆音で聞こえる心音に違和感を感じ、目を覚ます。 若い男はようやく現状の危機に気づいてしまった。 人はある程度の雑音が無いと集中力が低下したり、リラックスができなくなる。 若い男はそんな雑学を思い出すと、余計にこの部屋の気色の悪さを実感す

          そっと、そっと。そのまま (ショートショート王様)

          HERO

          柄にもない事はあまりしない方がいい。 もし俺が誰かに教訓を伝えるとしたらこれに限る。 要するに、身の丈に合わない事をするとその身を滅ぼしてしまうという話しだ。 何かを成し遂げるのに、ぶっつけ本番の一発逆転なんか無い。 自画自賛しているようで気持ち悪いが、我ながら頭が良いと思っている。 会社では人間関係も良好で、営業の成績もトップ。 昇給もほぼ確定していた。 それもこれも今思えば昔俺をいじめていたヤツらのおかげだと思う。 たった一度だけ、いじめっ子グループに向かって喧嘩を売っ

          映画「ドント・ルック・アップ」のタイトルに感じた違和感の正体とは

          この映画を見終わった後、少し疑問に思った事があるんです。 なぜこの映画のタイトルは「ドント・ルック・アップ」なんでしょうか。 映画が終盤に近づくに連れてその疑問は膨らみ、観終わる頃には「なぜ」のお花畑です。 僕はよく、作品のタイトルの意味について考えてしまう癖があるんですよね。 映画や音楽には必ずタイトルがつけられていて、そのタイトルにも必ずと言っていい程意味があります。 そうすると、作品の意味とかメッセージに気付ける事があって、よりその作品が好きになれるんです。(僕だけか

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          映画「ドント・ルック・アップ」のタイトルに感じた違和感…

          映画「JOKER」の本質を紐解いてみた。

          今作はジョーカー誕生の物語となっています。 アーサーがピエロ姿で3人の証券マンを殺害したことによって便乗して盛り上がりピエロの仮面を被ってジョーカーを支持するデモ抗議の若者達。彼らもアーサーと同じ悩みや不満を持つ人達なのでしょう。 まるで、今作の映画とその観客のような気もします。

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          映画「JOKER」の本質を紐解いてみた。

          文才なんて必要ない⁉︎誰でもできる映画ブログの書き方

          これから映画ブログを始める人、映画の感想レビューを書きたいと思っている人誰しも少しは考えた事ある悩み。 それは「うまく感想レビューが書けない。文才がないんじゃないか」 きっとこの記事を読もうと思った人たちはそう言う悩みを持った人たちではないでしょうか。 今回、そんな人に向けて文才なんてなくても映画ブログが書けるようになる方法をまとめました。 きっと沢山の映画ブロガーや映画のレビューをSNSで発信している人たちの文章をみて「言いたい事がまとまっていて、読んでて映画みたく

          文才なんて必要ない⁉︎誰でもできる映画ブログの書き方

          映画ブログ歴1年続けて身についたノウハウ

          映画ブログを始めて1年が過ぎ去りました。 もうちょい詳しく言うと1年半くらいですかね。 ボチボチ、マイペースに更新し続けていたら、ある日突然結果大きく飛躍しだしました。 ブログって続けてると急に伸びるだとか、結果が出るまでに時間かかるだとかよく聞くけど、 まさかコレが…? いやいや、確かによく言われるけど、ここはちゃんとブロガーとして分析せねば。 そして、これから「映画ブログをしたい」と言う人の為になるように、ノウハウをまとめよう! そう思いここに書き残すと決めました

          映画ブログ歴1年続けて身についたノウハウ

          あなたは本当に聞こえてる?「サウンドオブメタル/聞こえるということ」を観て感じた自分にとって大切な事

          本当に大切な事に気づけるか。 自分にとって大切な事と言われたら何と答えますか? 夢、家族、お金、愛、仕事、生活、時間、健康 人によって沢山の大切な事が存在しますよね。 果たしてそれが本当に大切な事なのか。 今の自分は本当にそれを大切にするべきなのか。 実は、案外そうでもないかもしれない。 大切にしたいだけで、重要ではないかもしれない。 逆に、大切にしてない事だけどあなたにとって本当は重要なのかもしれない。 でも、そんな事最初から分かってたら人生苦労知らず。 た

          あなたは本当に聞こえてる?「サウンドオブメタル/聞こえるということ」を観て感じた自分にとって大切な事

          みんな何かの"中毒者" トレインスポッティングを観て感じた生きる秘訣

          現実逃避。 不安や不平不満、理不尽に耐える為には必要な逃げ道。 人生を上手く生きていくには時に必要な事だと思う。 どんな人にでも現実逃避をする時間があるはず。 例えば、休日にキャンプをしたり、一日中ゲームをしたり、何か趣味に明け暮れたり。 人それぞれ現実逃避の方法があって、上手いこと世の中に馴染み、生活をしている。 もしくは友達などに愚痴をこぼすのも現実逃避の一つとも言える。 彼らもきっと、現実逃避をしたいだけだったはず。 吐き出す事も出来なければ、逃げ道も分からない

          みんな何かの"中毒者" トレインスポッティングを観て感じた生きる秘訣

          「これがロックだ」とか「あれはロックじゃない」とかについて考えてみた

          よく「これがロックだ」とか「あれはロックじゃない」とかよくわかんない評価する自称ロッカーみたいなやついるんだけど「つまりどう言うこと?何がロックなん?」て思っちゃうんですよね。 なんとなく「尖ってる感じ」の人を見ると「ロックだなぁ」てなるのはわかるんですがパンクでもヒップホップでも結構尖ってませんか?かならずしもロックだけが尖ってるわけじゃないですよね。 考えすぎな僕はすぐそんなくだらない事に対して定義とか根拠とか裏付けとか求めちゃうんですよね。どうしても納得したいんです

          「これがロックだ」とか「あれはロックじゃない」とかについて考えてみた

          「成長した」瞬間を感じた事ありますか?

          なかなか自分の成長を自分で感じる事は難しい。 もし、感じた事あるのならばあなたは素晴らしいですよ。 それだけ一つのことを真剣に、成長するように取り組めてるので。 でも、成長速度って人それぞれだし、得意不得意があるし 実感するって難しいですよね。 わざわざ改めないと自分の成長は実感する事はないと思います。 特に僕の場合は、人に褒められても素直に喜ばないタイプの人間なんですよ。 表向きには「ありがとうございます!」だなんて言ってるけど 内心は「これ褒められてるけど

          「成長した」瞬間を感じた事ありますか?

          家からコンビニまでの5分の道のりに聴く曲に全力を尽くす

          何てことない日常に音楽をかける。 仕事の帰り道 ちょっとコンビニまでの行き道 夜中の散歩道 待ち合わせの待ち時間 そんなありふれた日常に音楽をかけるだけで景色が一変する。 僕はその瞬間がクセになってる。 僕の家の近くにコンビニがある。多分歩いて5分かからないくらいの距離。 僕は家からコンビニまでのこの5分間に聴く曲選びに全力を尽くす。 家からコンビニまでの夜道をただ歩けば暗くて不気味。 特に夜中に通る小学校の隣道は不安になってしまう。学校に生えてるデカい木

          家からコンビニまでの5分の道のりに聴く曲に全力を尽くす