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AIと NFTは繋がるのか?


こんにちは、showです。

NFT web3 AIなど、最先端の今をレポートしています。

今回は『AIと NFTは繋がるのか?」

というテーマでお送りします。


AIとNFTの交差点


デジタルコレクティブル市場の低迷に対する簡単な解決策として、AIとNFTの交差点は存在しないと、アーティストのビープルは主張しています。


AI生成アートの支持者たちは、それが新しいタイプのアートを提供し、それをNFTに結びつけることで、 NFT市場に対する関心を復活させる可能性があると主張しています。

しかし、2022年のピーク以降、その活動は急落しています。

ビープルことMichael Winkelmann氏は、自身の「Everydays」と呼ばれるNFTアート作品が2021年に75億を叩き出したことで有名です。

彼はBloomberg Televisionで、

「AIはNFTに価値を与えるための短期的な解決策ではない」

と述べました。

「これは今、誰もが持っているツールです。AIを使って簡単に作ることができるなら、それはおそらく持続的な価値を持たないでしょう。なぜなら、それは誰でもできることだからです。本当に新しく、革新的なアイデアを持つことがまだ必要です。」


デジタルコレクティブル市場の現状


パンデミック時代の NFT価格の暴騰を経て、暗号通貨とNFTの価格は長期的な低迷に陥りました。

これにより、市場がかつて達した頭打ちのレベルを再び取り戻すことができるかどうかについての疑問が生じています。

例えば、Bitwise Blue-Chip NFT Collections Indexは、約15ヶ月前の高値から80%以上下落しました。

「全てが下落している」中で、投機家たちは市場を離れていますが、デジタルなものを保有するという考え方はまだ新しい概念であるとWinkelmann氏は述べています。

「この新しい媒体を使って革新的なことをしていて、それを続けている人々がたくさんいます。

それは成長し続け、これに共鳴する観客を見つけるでしょう。」

NFTの登場により、デジタル作品を保有することができる様になり、 NFTをアイコンにすることが、流行りを生み出し、そのブームは去りました。

ただそれは、 NFTの可能性が終わったからではなく、 NFTだから価値を生む時代が終わったと言うことです。

AIと NFTを同列に語ることが、ナンセンス

AIにより、アートの分野にも民主化が訪れました。

今まで、特別な才能がある人しか表現することができなかった領域に、AIが突如として現れました。

時を同じくして、バズワードとなった NFTとAIを絡めたら何か出来るのでは?

そう考えることは、自然の流れです。

ただ、誰でもハイクオリティーのアートを一瞬にして生み出すことが出来るようになり、クオリティーの高いデジタルアートを、 NFTにした所で価値が生まれることはありません。


誰でもハイクオリティな物が作れる様になれば、ハイクオリティーの概念が変わってしまいます。

ビープルが発表した「EveryDays」と言う作品は、ハイクオリティーだから75億円で取引されたのでしょうか?

作品が生まれた背景、時代の流れ、タイミング、全ての要素が重なっての、取引金額です。

今日作品を発表していたら、75億円の価値がついたでしょうか?

100%無理です。

素晴らしいデジタルアートを作りました、 NFTを販売します、特典は、〇〇です。

この様なやり方で、 NFTを販売した所で、個人的な繋がりのある人が買ってくれれば、万々歳というのが現状です。

それは、AIを絡めた所で同じことです。

そもそもAI と NFTは、同じ様な最新技術として扱われていますが、全く違う領域のものであって、本来同列で語るものではありません。

デジタルを保有する事が、人間にとってどんなメリットをもたらすか?

わかりやすい事例が登場しないことには、何も始まりません。

カッコいいだけで カワイイだけでNFTが売れる時代は終わりました。

デジタルを保有することで、ユーザーがメリットと感じるコンテンツの登場が生まれた時、新しい可能性が開ける。

ゲーム、アニメ、IPビジネス、メタバース

様々な分野で NFTを活用したコンテンツが模索されている中、AIアートを NFT化するだけでは、価値を生みません。

NFTがデジタルと現実を繋ぐまでには、まだ少し、時間がかかりそうです。


まとめ


AIにしても、 NFTにしても、これからの技術です。

何が正解かわからない中、色々試している段階が、現在です。

引き続き、リサーチを行います。





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