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今年大事にしたい言葉 その1「己」


Jリーガーになる一年目、
いわゆるルーキーイヤーには、
必ず新人研修というものがあります。

その中で必ず言われること。

Jリーグで長く活躍するために必要なこととは? 
という問いです。

ピッチでの活躍、技術力、体力、、
などサッカーに直接必要な要素がたくさん出てくると思いますが、
そこで1番に言われるのは、
人間力、
なんです。

傾聴力、主体性などを含めた人間力というものが1番大事なんですよ、
と。

サッカー能力があってこそですが、
これは間違いないことだなと思います。

しかし、
そこへの理解をはき違えたらどんどん良くない方向にも進んでいくよな、
とも感じています。去年1年間を通して。



僕には、
特に突出した能力がありません。

体も小さければ、身体能力も低い。
技術があると思われますがこの世界では並レベル。

なにで補ってきたかというと、
寂しいものでサッカー能力では無く、
主体性や傾聴力というものが出てきます。自分でいうのもなんですが、、。

学生時代から主体性を持ってやろうとしていました。
そしていろんな人の意見を聞く傾聴力を大事にして自分を伸ばそうと必死でした。
それがこの世界に導いてくれたと信じています。

しかし、
この世界に入り今までのサッカー人生の中で、
全然うまくいかないことだらけになった時、
僕の武器としていた主体性や傾聴力、特に傾聴力というところで、
理解がおかしくなってしまい自分で自分を苦しませていたように感じます。

うまくいかない時があったら、今までやってきた通り

・必死にいろんな人の意見を聞くようにしました
・いろんな人のプレーを盗むようにしました
・いろんな人の立ち振る舞いを観察するようにしました

しかし、
今になって感じます。

すんごくブレブレだった自分。

・意見を聞いてる時はそれが全てや、これでうまくいくと勘違いをしていたし、
・人のプレーを見ている時、完全にそのままやろうとしたり、
・プロとしての姿も観察していた人のキャラのまんまいようとしたりしていました。

なにもかも僕の中に軸というものが無かったんです。

・意見は聞くけど、自分なりに解釈する。
・プレーは参考にするけど、自分にできないことがあって武器がある。
・立ち振る舞いを観察するけど、平松昇というパーソナルがある。

そういう考えが全くできていなかったです。

必死に考えているようで、
楽しようとしていたのかな
って思います。
責任は自分にあるのではなく、周りになすりつけているようで。


正直、
理解をはき違えるぐらいなら、
傾聴力や主体性なんてなんも意識せず、
思いっきりエゴイストでいればいいと思います。
それでも全然やっていける人だって沢山いますし、
全く悪いことでは無いですから。


しかし
自分のことを客観視して、

能力、性格、プレースタイル、バックグラウンド、、

などと客観的に見てみた時、
間違いなく人間力がないと長くやっていけないだろうなと思っています。

だからこそ今では、
もっと人間力を磨いていていきたいし、
今まで通りたくさんの意見を取り入れたい、
と同時に、
自分自身を信じてこそ自分のものにしていこう、
という思いが強くあります。

なので、
わかりやすい言葉として、
頭の中に
「己」
という言葉がしつこく出てきたのかなと思います。


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こんな考えが頭の中にあり、
「己」
という言葉を結構強めに意識して、
2022年スタートさせてもらってます。


そして、
まだ残り2つの言葉がありますので、
次も読んでくれたらなと思います。

以上、
ありがとうございました。

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