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出雲大社 ふたたび

人生初の出雲大社参拝から一か月後。
あっという間に2回目がきた。
そう、私はふたたび出雲方面に向かって飛んでいる。
今回は妻と2人。出雲大社のことを話したら「私も行きたい!」となったためだ。出雲さんに呼ばれたみたい。
これがご縁なのか。出雲さんの縁結びパワーすごいぞ!
先月は仕事だったのでJALさんに乗り、出雲大社に一番近い出雲空港で降りたが、プライベートでは断然ANAさん派、ということで、米子空港を目指している。

タイミング良すぎ

妻の誕生日と絡めて6月5日から2泊の旅程を組んだ。7月は仕事がハードモードになるので前もって6月に休みを取ることは決めていた。とは言え、月曜・火曜に有給休暇を取るという私にとっては大胆な行動だ。
しかも出雲大社を訪ねるとは考えていなかった。結婚25年、かつ妻の誕生日にお参りなんてタイミング良すぎません?
プライベートで飛行機に乗るのは約1年ぶりだなあ。昨年は法事で九州に帰ったけど弾丸だったしゆっくりはできてないな。旅行となるといつぶりだろうか・・・結局思い出さないまま搭乗した。

機内ではささやかなお祝い。
プレミアムシートに座り、昼食を摂りつつスパークリングワインで乾杯した。

誕生日は帰りの日なのだが、旅のスタートを切る意味もあるからこれはこれでいい・・・と、ゆっくり歓談する暇もなく、私たちは高度を下げ始めた。
機外に出よう席を立った時、妻がCAさんに呼び止められ何かを手渡されていた。
何だろ?

米子空港からまずは松江へ

あっという間のフライト。
降機してすぐ、荷物を受け取るベルトコンベアの上で目玉おやじが優しく出迎えてくれた。
出雲が縁結び空港なら米子は鬼太郎空港なのだ。
でも1分でも早く出雲まで行きたいため、手荷物は機内に持ち込んでいた。ここは一瞬だけ立ち止まり、お父さんの写真だけ撮って華麗にスルー👁
鬼太郎空港で松江・出雲周辺で使えるフリー乗車券「縁結びパーフェクトチケット」を購入して速やかにJR松江駅行きのバス(片道1,000円)に乗り込む。このチケットは3日有効の周遊券で4,000円!JR以外の交通機関に使える代物だった。JR松江とJR出雲市は往復特急で移動する予定なので手出しだがそれは仕方ない。

手荷物受取のベルトコンベアに居るお父さん

機内で受け取ったものを見せてもらった。手書きのバースデーカードと搭乗証明書だった。この心配りが本当に温かい。ありがとうANAさん。
鬼太郎空港からJR松江駅まで45分で着いた。
勢いに乗れたようで、バスを降りて改札までスムーズに行けた。机上でもギリギリ接続できるかな、と思ったが最短の特急やくも(自由席)に乗れた。
結婚25年にもなると隣同士で座らず、自由席だからと各自が自由に過ごした。
関係ないかもだけど特急やくもは今年50周年、これも何かのご縁だ!

やくも50周年ポスター
平成・令和のやくも
国鉄カラーのやくも

あっという間に出雲市到着

JR出雲市駅に着いた。駆け足気味で改札を出てホテルに直行する。先月、出張で利用したホテルを予約していたので動きに一切無駄がない笑。フロントで荷物だけ預けて出雲大社行きのバスに飛び乗ろう…と思ったが30分くらい待ち時間があった。
ここは出雲そばといきたいが、まさかのお休み。でももし開いていたとしても30分でお店を出れるか心配なので入らなかっただろう。
駅にある行きつけ(笑)のセブンイレブンでおにぎり、飲むヨーグルト、サラダチキンを買ってバス停のベンチで食べることにした。

さあ、出雲堪能のスタートだ

とにかく妻が乗り気で、言うなら私より楽しそうだった。
周遊券「縁結びパーフェクトチケット」についても前調べしていたし、出雲大社参拝に向けて現地ガイドさんの予約をしていた。ガイド内容は初心者向けと再訪者向けの2パターンがあったらしいが、初心者も再訪者も楽しめるように勝手にカスタムオーダーしていたみたい笑。妻は本気だ。
でも初日は午後からの行動なので日御碕神社(ひのみさき)に行く。土日なら予約なしで当日OKの無料ツアーガイドに申し込むつもりだった。

無料ツアーガイド失敗

なんて紛らわしい書き方(笑)なんでしょう
無料ツアーガイドに乗れなかったと言う意味です。
日御碕灯台停留所で降りなきゃいけなかったのだが、一つ手前の日御碕停留所で降りてしまった。
まいっか、って感じでガイドなしで楽しむことにした。
日御碕神社は下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」と上の宮「神の宮」の上下二社を総称して呼ばれているそう。
日沉宮が天照大御神(あまてらすおおみかみ)を神の宮が素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀っています。赤くてかわいいですね。

ここをお参りしているとニャーニャーと鳴く生き物の存在に嫌でも気がつく。
そうウミネコ。
神社のすぐ近くに浮かぶ経島(ふみしま)。
元々はこの島で天照大御神を奉斎されていたとのこと。
経島はウミネコの繁殖地として、国の天然記念物に指定されており、また日御碕神社の神域として、立ち入り禁止です。

そして日御碕灯台。重要文化財なのですがなんと登れます。
靴を脱いで。歩いて。
てっぺんで外に出られるのだが、た、高い。
高所恐怖症だけど風が気持ち良かった。
走行中のバスの中から稲佐の浜のバス停の写真を撮った。
稲佐の浜の砂のお話は別の機会に・・・
この日はこれでおしまい。

石造りの美しいフォルム
海面から灯台頂上まで63.3m(日本一)
上に上がれば上がるほど狭い。譲り合いが大事
経島のうみねこ(白い点がうみねこ)

夜は誕生祝い

夜は海の幸を堪能した。地元のチェーン店の居酒屋さんのようで良心的な価格設定でした。地元民からも愛されている素敵なお店でした。
のどぐろ麹漬、ウチワエビのお刺身、のどぐろの肝寄せ、カサゴの唐揚げなどなどに舌鼓を打つ。

お造り
のどぐろ麹漬け
日本酒ものどぐろ
ウチワエビ
のどぐろの肝寄せ
カサゴ唐揚げ

最後は〆ののどぐろ汁。曜日によって値段が決まっており、日曜はなんとなんとまさかの100円、しかも税込み。沁みたーーー。
ごちそうさまでした。

のどぐろ汁

そんなこんなでいよいよ明日が出雲大社参拝。
ここまで書いて出雲大社ネタはないのって感じですが、大盛り上がりの前夜祭でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
偶然読んでくださった方とのご縁にも感謝します。





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