後ろ手2

【お話】『子どもがテストを見せてくれない』とお悩みの保護者の方へ

今回のお話は、「『子どもがテストを見せてくれない』とお悩みの保護者の方々」に向けたお話です。

この悩みは、学校で聞くこともありましたが、塾来てからは、すごい頻度で耳にするようになったので、まとめることにしました。
ここに書いてあることを実践していただければ、『子どもがテストを見せてくれない』という悩みは、きっと解消できるでしょう!!


子どもたちは、なぜテストを見せないのか??

そもそも、子どもたちは、なぜテストを見せようとしないのでしょう??

その理由は、みなさんも薄々わかっているとは思います……が、ここでは僕の考える理由を挙げてみます。

・見せると小言を言われる、または、責められる
・できていない自分を見せることが恥ずかしい

大抵はこの2点だと思います。

責められることが分かっていて見せたい人はいません!!
でももし、理由が「責められるから」であれば、見せてもらうことは簡単です!「責めないようにする!」だけですからね!
責めないようにし続ければ、見せることに抵抗はなくなるでしょう。

さらに、テストを見せたときに、できているところを認められれば、自分から見せに来るようになる可能性が高いです!

できていないところを責めるのではなく、「できているところを認める・褒める」ことを習慣にしたいですね!


また、見せるのが恥ずかしいという場合も、できているところを伝えることで自信を持たせていきましょう!

今の教育の制度では、自分の良いところを見つけることは、非常に難しいです。弱点の克服が第一で、弱点ばかりに目が行き、自己肯定感は下がる一方です。
だからこそ、まずは一番身近にいる保護者の方が、子どもの「できているところ」を伝えてあげて、自信をもたせてあげてほしいです!


とにかく、どんな理由であれ、『子どもがテストを見せてくれない』ときの対処法は、『認めること・褒めること』です!


「できていること」が分かれば、「できていないこと」が見えてくるようになる効果も出てきますので、一石二鳥です!



テストを見せてもらう理由は??

そもそも、テストを見せてもらう理由はなんでしょうか??

文句を言って、自分がスッキリしたいから?できないことを指摘してマウントを取りたいから?

違いますよね!?子どもの将来を考えて、「できないことをできるようにするため」ですよね??

でも、残念ながら、できないところをあげつらっても、子どもはできるようにはなりません!

大抵は自我が芽生えて、反抗的になる時期でもあります。
「できていないこと」だけを指摘しても、本人はより聞き入れなくなるだけでしょう!

童話の「北風と太陽」を思い出してください!コートを脱がすために北風と太陽は、それぞれ何をしましたか??

「できていないことをできるようにする」ために、「できていること」を伝えてあげましょう!
本人が自覚していない「できるところ=強み」を、自覚させてあげましょう!

勉強だけでなく、日常のあらゆる場面でこれを続ければ、積み木が土台からしっかり積み上がり、時代の変化に負けないように成長できます!

人は、『心配』されるよりも『信頼』される方が、ずっと成長します!そして、『信頼』された分だけ大きく育ちます!

独り立ちできるように目いっぱい信頼してあげましょう!!(๑•̀ㅂ•́)و✧


※最後に…
「扶養されている子どもが、保護者にテストを見せるのは義務だ!」と思う方もおられるかもしれませんが、半分正解、半分間違いです。臣下や国民になんでも命令できる王様が、傲慢な態度で命令ばかりしていたらどうなるでしょう…??
確かに義務かもしれませんが、王様にだって臣下や国民と良好な関係を築けるようにする義務があるのではないでしょうか??良い関係が持続するよう互いを尊重し合うことが大切ですね。

カーペディエム