見出し画像

ユーザーの入力負担を軽減させよーEFOの機能②ー

前回の記事で、EFOの「カラーリング」と「吹き出し」という機能についてご紹介しました。

今回は、「ナビゲーション・ウィンドウ」と「郵便番号検索」の機能についてご紹介します!

1.ナビゲーション・ウィンドウで入力終了までの項目数を示す

ゴールが見えないと不安になる

人間の心理とは不思議なもので、やってみれば「僅かなステップ」でもゴールが見えないと進む気持ちも維持できないものです。

待ち時間や進行のストレスを軽減するには、進行状況を表示するのが最も効果的です。
アプリケーションやOSなどをインストールするときによく見る「不正確な進行バー」が未だに使用されるのも、何も見えないよりはストレス軽減に役に立っているからだそうです。
フォーム入力でも一緒です。特に長尺であったり、数ページにわたるフォームであれば、なおのこと。
EFOツールのフォームアシストを例に挙げると、ナビゲーション・ウィンドウ(進行ウィンドウ)には3つの情報提供機能があります。

・必須入力項目の総項目数
・現在入力完了している項目数
・入力完了

画像1

総項目数を出すのがポイント

仮に9項目入力が必要だったとしましょう。

1.名前
2.フリガナ
3.郵便番号
4.届け先住所
5.電話番号
6.メールアドレス
7.クレジットカード番号
8.クレジットカード名義人
9.クレジットカードの有効期限

この、わずか9項目が完了できない。それが入力する側のユーザー心理です。
が、フォームアシストの場合、名前を入れるとフリガナが補完され、郵便番号を入力すると届け先アドレスが補完されます(この機能については、後程記述します)。
上記のような並び順だった場合、その時点で4つが終了。残り5つ。電話番号を入れれば半分以上を入力したことになります。
その結果、項目数は大きく減り、ナビゲーション・ウィンドウには、もう少しで完了できることが表示されます。
こうした進行状況の変化に関する効果は大きく、残りの項目を入力するモチベーションも維持されます。


2.郵便番号→住所自動入力機能で入力負担の軽減

あって当たり前?郵便番号→住所自動入力

ほとんどのサイトに、郵便番号を入力すると該当する住所が自動入力される機能が備わっています。
ただし、サイトによって機能は若干違います。

1.全ての郵便番号を入力後、ボタンを押すと該当フィールドに反映される
1-1.2つ以上の町番が該当した場合、候補を出して選択させる

EFO_住所

1-2.2つ以上の町番が該当した場合、共通部分までが該当フィールドに反映される

EFO_住所2

2.一部の郵便番号を入力すると推測候補が出る。

EFO_住所3

最も使いづらいのは、郵便番号が「完全一致であり」「1-2.2つ以上の町番が該当した場合、共通部分までが該当フィールドに反映される」パターン。
郵便番号を完全に記憶していないと入力できないか、誤入力になるので、「引っ越したばかり」や「送り先が知り合い」だったりすると困る場面もありそうです。
郵便番号は意外に控えてなかったりしますからね。

住所候補の表示の仕方も以下のパターンがあります。

1.別ウィンドウにリストを表示する
2.住所入力フィールド内にサジェストリストが出る
3.同一画面にフローティング・ウィンドウが出る

選択のしやすさや、表現の幅から見れば「1.別ウィンドウにリストを表示する」です。ただ、誤操作で、ウィンドウが非アクティブになったりすると、少し面倒な事になります。
また広いPC画面だと、ウィンドウが出た事に気づかなかったりします。キーボードに慣れておらず、入力完了直前までキーボードに視線があると、見逃す傾向にあるようです。
フォームアシストでは、別ウィンドウに出したくないとのニーズもあり、「3.同一画面にフローティング・ウィンドウが出る」方法を採用しています。

事業所の個別郵便番号

郵便番号には、一般的に使われる市区町村を示す郵便番号と、もう1つ「事業所の個別郵便番号」というものがあります。
特に配達の多い企業には、特別な郵便番号が振り当てられ、郵便番号だけで郵便物が届く仕組みです。一般的な用途とは異なり、郵便配達以外の用途では使えません。
事業者名から郵便番号→住所検索へと接続できるので、場合によっては便利になるかもしれませんが、使い方を誤ると、むしろ誤った情報を入力させたり、2度手間になったりするので注意しましょう。
フォームでの利用シーンは少ないかもしれませんが、郵便番号を入れると「住所」と「企業名/事業所名」と「フリガナ」まで入るのは便利と感じる場合もあるかもしれません。

郵便番号は究極のEFO機能の一つ

郵便番号は、究極のEFO機能の1つです。わずかな数字入力で住所の大半が埋まるのですから、こんな便利な機能はありません。
郵便番号データベースは、住所のフリガナも入っており応用範囲も広いので、活用することでユーザーの入力負担は大幅に軽減されます。
フォームに対して何もしていないなら、まずはこの機能を実装するべきでしょうね。(住所入力が必要な場合に限りますが。)
現在、配布先の利用規約を守れば、無料で使用できる郵便番号データは以下の通りです。

● 郵便番号データダウンロード|日本郵便 郵便局
http://www.post.japanpost.jp/zipcode/download.html
● 住所基盤データベース (無料版)|日本基盤データベース
http://www.japan-database.jp/zip_address.html
郵便番号は毎月変更がありますのでアップデートの方法なども考慮して使用しましょう。
ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!


以上、今回はEFOの機能として、「ナビゲーション・ウィンドウ」と「郵便番号検索」の機能をご紹介しました!
その他にもEFOには、
・メールアドレスのドメイン候補を表示する「ドメインサジェスト」
・数値項目にカーソルインした際、自動で「数値」のキーボードを表示する「キーボード最適化」
・誤ってスワイプで離脱することを防ぐ「スワイプロック」
などなど…様々な機能に溢れています!


そんなEFOツールを国内で最初にサービス化した当社ショーケースでは、10年以上の実績の蓄積による独自ノウハウを提供しております!
EFOについてのウェビナーもございますので、ぜひご参加くださいませ★

【CV率13.7ptアップの事例あり! Google Analyticsでは見えないデータドリブンなフォーム改善術】

■お申込みは以下からどうぞ!
2月10日(水)12:00-12:45

2月17日(水)13:00-13:45


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?