多種多様な人がいますだけではコミュニティの魅力は伝わらない

※今回は、多種多様な人がいることを魅力としてあげているコミュニティに対しての話です。全コミュニティに当てはまることではないと思います。また、画一的で尖ったコミュニティもありますが、そういうコミュニティの話でもないです。



いろんな人がいるよ!面白いことやってる人いるよ!〇〇を一緒にやってくれる仲間がいるよ!

コミュニティの宣伝において、こういう謳い文句をよく見るのですが、これでコミュニティの魅力が本当に伝わるのかなぁとよく思うのです。

そういった人がいることは確かにコミュニティの魅力ではあるのですが、少し言葉足りないというか、コミュニティ内での言語に頼りすぎていて、おそらく外部の人間はそれを理解することができない可能性があるのではないでしょうか。

そのため、僕はコミュニティの魅力を伝えることにおいて大事なことは、多種多様な人がいることではなく、「じゃあ、なんでその人たちはこのコミュニティにいるの?」ってところだと思っています。

(だって、多種多様ってことは趣味嗜好が合わない人たちがわざわざ一緒になって同じコミュニティにいるってことでしょう?)



多種多様な人がいることが魅力のコミュニティはこういう風な魅力の伝え方の方がいいのではないでしょうか?

例えば、、、

僕はこのコミュニティの多種多様な人がいるところが好きなんです。なぜかと言うと、多種多様な人がいるから、多様性が身につく。また、カオスであると面白いし、クリエイティブであるからです。
僕はもともとイベントやプロジェクトなどを企画をしていた。しかし、上手くいかないことや自分らしい企画ってのが分からずモヤモヤしていた。
このコミュニティは多種多様だからこそ、様々なことを学ぶことができる。もっと言えば、他人の個性や人の多様性について考え始めた。何であの人はあんなにも個性あるものを作れるんだろう?、あの人の強みはここだよな、、。そういうことを考えていると、自分の強みは何なのか?、自分の個性は何なのか?、自分が他の人に絶対に勝てる部分は何なのか?ということについても考え始めた。すると、自分らしいプロジェクトを立ち上げることが出来るようになった。そんな自分を見つめなおし、自分の強みを自らさがすことができるのがこのコミュニティです。
私は、こういうことをやっているんだけど、実はこのコミュニティでこういうことがあったのがきっかけなんです。今はこういうこともしています。具体的に話すと〜。
それで、このコミュニティではそんなことからあんなことまで色んな情報が入って来ます。情報が多いので、自ら私がチャンスを選択することもできるし、多くの成長できる機会も与えてくれます。そういうような多種多様な人がいるからこそ、多種多様な情報が入ってくることはこのコミュニティの強みだと思います。
僕は、彼女とは少し違うのですが、このコミュニティの△△さんって人がきっかけで、どこどこっていうところに行きました。それで、どこどこに凄く興味が湧いて、今はそこについて勉強しています。詳しい話をすると〜。
そんなわけで、今こういうことやっているのは、ここで出会った人がきっかけなんですよね。僕の場合は△△さんがきっかけでしたが、友達の□□は、他の人に影響されてどこどこに行ってました。そんな人に出会えるのがこのコミュニティの魅力です。
私は、あんまりこのコミュニティで活動してなくて、他のところで活動することが多いです。けれど、なぜコミュニティに所属しているのかというと、たまにイベントや企画のチャンスが回って来たり、分野ややっていることは違うけどライバルや仲間がいるからです。
いつもはこんなことやってます。簡単にいうと〜。
でも、さっき言った通り、これはひとりでやることが多くて。このコミュニティで何かやってるかというと、特に何もやってないです、、、。けど、何かをするしてもライバルや仲間がいることは支えになるし、意見を言い合えたりすることは、一人ではできないのでこういうコミュニティに所属していることは凄くためになってます。


この例えをまとめると

多種多様な人がいるから、自己分析力が上がること(自分が勝ち残る方法を探す)、多様な情報が入ってくること、応援してくれる人や挑戦する人がたくさんいるというプラットフォームであること。また、同じようなテーマに立ち向かうライバルや仲間に出会えること、チャンスや成長の場が用意されていること、など。

これは例えなのでこれ通りになることはないですが、多種多様な人がいること自体ではなく、コミュニティの価値や価値観を伝えないといけないと思います。

(価値を伝える時には、自分というフィルターを通すので価値観となります)



まとめ

事実を並べるだけでは、多種多様な人がいることの魅力を伝えられていません。たぶん。

このコミュニティはこういうことをしているという事実だけでは、ただのプロフィールに過ぎません。
それに至った経緯や想い、価値観がその人たち本人がこのコミュニティにいる理由なのですから、それを伝えることが重要なのではないでしょうか。

多種多様な人がいるのだからこそ、私はこのコミュニティの価値はこうだと思う!、いや僕はこうだと思う!ということを伝えることが大事だと僕は考えます。
おわり。





おまけ

エントランスとメイクセンスって、組織形態は割と似てると思うけど、なんか両方とも多種多様な人がいるよー、おもろい人がいるよーっていうあんまり響かないことを言い過ぎてる気がします。サニーもいうし、他のサークルや社会人コミュニティ、企業だってよく言う。

多種多様な人がいるからエントランス来なよ!、おもろい人がいるからメイクセンス来なよ!って言われても、いや、他のコミュニティでも多種多様でおもろい人いっぱいいるところあるし、、、なんでわざわざそんなコミュニティ行かなあかんねん、、、、って。

他とはなにが違うの?なんでエントランスじゃなきゃいけないの?メイクセンスじゃなくても芸地デで十分じゃん?なんでそこじゃなきゃいけないの?

個ではなく、コミュニティのアイデンティティ的なものをもっと発信しないとなぁと思います。
コミュニティのアイデンティティは、おそらく人によって(ほとんどが一緒だとしても)少しずつ捉え方が違っていて、一人ひとり価値観として持っていると思います。多種多様な人がいるコミュニティならなおさらです。

だからこそ、「じゃあ、なんでその人たちはこのコミュニティにいるの?」ということについて考え、発信することが重要だと思います。

それが相手にとって、あ、このコミュニティってそんな人たちがいて、そんなことやあんなことが出来る面白くて多種多様な人がいるコミュニティなんだな、という(多種多様な人がいる)コミュニティの魅力の理解につながるのではないでしょうか。



あれ、そういえば俺この記事でも価値観伝えるの大事って言ってた。


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