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古本まつり〜三省堂書店 池袋本店

古本屋はなんとなく好きだし、Twitter(現X)でも古本屋さんたちのアカウントをけっこうな数フォローして楽しませてもらっているんだけど、イベントとかには(気になりつつも)足を運んだことはなかった。

そして今日、先日の練馬区立美術館と同じく、デビューをはたした。

三省堂書店 池袋本店
古本まつり

キャッチコピーは

古本まつり 2023年8月📚
常連店も新規店も
群雄割拠、古本の夏

三省堂書店池袋本店特設サイトより

当イベントの詳細はこちら
(池袋西武の無印良品二階の催事場でやってます)

デビュー戦ということで、それほど力んで足を運んだわけでもなく、千円以下なら、なにか買ってもいいかなくらいで。

とはいえ、最近よく読んで、気になっている人文学系だったり、アート関係のものがあれば是非にと思いつつ。

とくにアート関係、美術書(海外からの)はAmazonでも買えるけど、届くのに時間がかかるし、状態が受け取るまでわからないっていうリスクがあるから、実際に現場で触れられるのはありがたい。

ジャンルも多岐にわたって充実していて、なかなか楽しめた。

署名本、和本、美術書、文学、人文書、美術書、写真集、児童書、雑誌、紙もの、映画パンフレット・チラシ・ポスター、レコードなど約10万点を取り揃えます。

今回は常連店はもちろん、新規店も4店が出店し計18店舗が勢ぞろい!

群雄割拠、古本の夏、是非お楽しみください。

三省堂書店池袋本店特設サイト

『芸術新潮』のバックナンバーを二冊購入。

『芸術新潮』への興味、関心も、最近愛聴しているポッドキャスト番組『アートテラー・とに~のそろそろ美術の話を...』でもぞもぞと活性化していたので。(編集長がゲストの回もあって、これまたおもしろい)

芸術新潮
特集「おとなのためのディック・ブルーナ入門」
芸術新潮
特集「おそるべし!川端康成コレクション」

ディック・ブルーナのほうは当時買って読んでたので、再購入。

いまの感覚だと、また刺さるものも度合いも違っていて新鮮。

そんな体験が300円。

川端康成のほうは、意外にも彼がアート関係においてかなりディープでエッジの効いたコレクションを保持していたってことを知る。

これひとつとっても、このイベントに行った価値はあった。(草間彌生の作品で「え?こんな作風のものもあったの?」ってなものも見つけたり)

草間彌生
《不知火》
草間彌生
《雑草》

最近、あらためてというか、この年齢になったからというか、古典文学に意識を向けるようにしていて(芥川龍之介や森鴎外あたりからあたっている)、そのなかには当然、川端康成もはいるわけだけれども、これまでは『伊豆の踊子』で有名な作家、でも「ポン中(覚醒剤中毒)」くらいにしかおもってなくて。

でも、まてよ。

どうやらそんなんで済ませてはいられないようだ、と。

そのあたり(そんなんで済ませておくものではない)も、なにかしら回答と、その先を示してくれる気配のあるものを300円で購入できて、よかったよかった。

本、読書にかぎらないけれど、意識的に「ランダムネス」を自分に放り込むことはやっぱり大事だなとかみしめる。


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